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[31日 ロイター] スタンフォード・C・バーンスタインは、カナダのリサーチ・イン・モーション
(RIM)について、同社製スマートフォン(多機能型携帯)「ブラックベリー」の法人顧客離れが
近く進む可能性があり、著しい脅威にされされているとの見方を示した。
また同社の目標株価(トロント市場上場株)を58.46カナダドルから42.52カナダドルに
引き下げた。
米アップルの「iPhone(アイフォーン)」やグーグルの携帯電話向け基本ソフト(OS)
「アンドロイド」搭載のスマートフォンなどライバル勢台頭による競争激化に加え、
インドなど一部の国々が安全保障上の懸念を理由にブラックベリーの使用規制に動いていることを受け、
同社株は最近大きく圧迫されている。
バーンスタインが7月に英米企業200社を対象に行った携帯電子メール製品に関する調査によると、
74%がブラックベリー以外の代替プラットフォームをすでに採用していると回答した。
バーンスタインのアナリスト、ピエール・フェラグ氏はこれらの企業は今後もブラックベリー以外の
スマートフォンを積極的に採用する見通しだとして「RIMの業績を一段と圧迫する」との見方を示した。
また調査では、ブラックベリーのみを使用している企業の約3分の1が将来、他のスマートフォンの
使用を認める「可能性が高い」と回答した。
バーンスタインによると、大企業向けの携帯メール市場はすでに飽和状態にあり、コストを重要視する
中小企業向け市場では、機密性の高さや信頼性を売りとし、他社に比べ割高なRIMは苦戦を
強いられる可能性が高いという。
バーンスタインのリポートを受け、31日の米ナスダック市場で、RIM株は6%急落。
トロント市場上場株は2.67カナダドル安の45.70カナダドルで引けた。
ソースは
URLリンク(jp.reuters.com)
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