10/08/29 22:21:31
米アップルの多機能携帯電話「アイフォーン(iPhone)」向けのアプリケーションは、
20万個を超え、日々増加している。その中には、中学生がつくったヒット商品も
見られる。
無料で配信して広告収入を得ている中学生や、有料アプリで稼いだお金でグランド
ピアノを買ったという15歳。日本で、海外で、「カリスマ中高生」のアプリ開発者が
活躍している。
■広告を導入、収入を全額ユニセフに寄付
性別を選び、身長と体重を入力すると、理想の体重と必要摂取カロリーの数値が
表示される「健康計算機」。シンプルなつくりだが、無料アプリのダウンロードで
一時は3位にランクインし、「メディカル」部門で2010年3月に1位に輝いた。
ダウンロードされた回数は、既に18万回を突破したという。
アプリを制作したのは、神戸市に住むTehu君。名門・灘中学に通う現役中学生だ。
将来は米スタンフォード大学へ進学し、プログラマーになるのが夢。マイブーム
すらも「アイフォーンのアプリ開発」とブログに綴るほど、プログラム好きのようだ。
「健康計算機」は無料アプリで配信しているため、収入はゼロ。無料にした理由を
本人に聞くと、「有料にしてもよいクオリティーのものができていない」と話す。
一方Tehu君は、このアプリに広告を導入し、その収入を全額ユニセフに寄付している。
10年4月には、広告収入およそ2万円を寄付したとブログで公表した。8月時点では、
金額はさらに増えているとTehu君。広告収入を「お小遣い」にしてもよさそうだが、
「自分では使い道がありませんし、溜め込むくらいなら寄付したほうが人の役に
立てると思って」と打ち明けた。
「アプリ長者」とはいかないが、中学生のアプリ開発者として、テレビや雑誌と
複数のメディアに取り上げられているTehu君。アイフォーンやネット関連のイベント
に積極的に参加し、プレゼンも行うようだ。ブログには「取材申し込みはメールで
お願いします」との欄まである。将来のビジョンを聞くと、「米国で、時代のニーズに
合った企業をつくりたい」と明快だ。中学生とは思えないバイタリティーのTehu君に
対して、2ちゃんねるでは揶揄する声もあるが、
「正直うらやましいなぁ・・・」
「こういうやつこそ日本を動かしてもらいたい」
「俺もWindows Mobileで開発したいんだがどうやるの?教えて!」
と、その行動力に感心する書き込みも見られた。
■「どれだけ目立つかが勝負」
海外にも、アイフォーンアプリで収入を得る中高生がいる。米カリフォルニア州の
ピアース・フリーマン君は14歳。独自でプログラムを学び、 10年7月に最初の
アプリを99セントでリリースした。米誌「フォーブス」にも取り上げられたほどだ。
中東・クウェートのアブドゥラマン・アルザンキ君も 14歳で、無料、有料と複数の
ゲームアプリを配信している。
※続く
◎ソース URLリンク(www.j-cast.com)