10/08/29 12:46:36
口蹄疫の終息宣言が出た宮崎県で29日、4月の発生確認以降、
開催中止となっていた家畜の競りが再開した。
県内に8カ所ある家畜市場のうち、最初に再開することになったのは
JA高千穂地区が開設する高千穂家畜市場(高千穂町)。
29、30日の2日間で高千穂、日之影、五ケ瀬3町の農家が子牛計約970頭を
出荷予定で、残り7カ所も9月にかけて順次再開される。
牛1頭を出荷した高千穂町の繁殖農家藤野幸次さん(45)は「ホッとした」
と笑顔。同町の荒金澄雄さん(71)も「出荷できてうれしい。競りがなかった
3カ月間で余分に掛かったエサ代を回収できる値が付けばいい」と語った。
JA高千穂地区によると、購買客の不安解消のため、出荷農家と買い付けに
来る人の駐車場を分けたり、車や人、家畜の消毒を徹底したりする対策を取った。
出荷されるのは5月の競りに出される予定だった子牛で、通常の出荷時期を
3カ月ほど過ぎているという。
県内では7月27日に家畜の移動、搬出制限区域がすべて解除。県はその後、
県内約95万頭の牛、豚すべてに異常がないことを目視検査などで確認し、
農場のふん尿堆肥化処理終了を受け、今月27日に終息宣言を出した。〔共同〕
◎ソース
URLリンク(www.nikkei.com)