10/08/08 19:40:31
【ウズベキスタン大統領と会談】8月8日 19時24分
ウズベキスタンを訪問している岡田外務大臣はカリモフ大統領と会談し、
ウランなどの資源が豊富なウズベキスタンとの経済関係の強化に向け、
今後、両国がいっそう協力していくことを確認しました。
岡田外務大臣は、資源が豊富な中央アジア各国との関係強化を図るため
ウズベキスタンを訪れており、日本時間の8日夕方、カリモフ大統領と
およそ1時間半にわたって会談しました。
ウズベキスタンはウランや石油、それにレアメタルなどの資源を豊富に
埋蔵しているほか、人口がおよそ2750万人と中央アジアで最も多く、
今後、市場としての発展も期待されています。
このため会談では、日本とウズベキスタンとの経済関係の強化に向け、
今後、両国がいっそう協力していくことを確認しました。
また、岡田外務大臣は、中央アジアは地政学的にきわめて重要だとして、
隣接するアフガニスタンの安定に向け、雇用の創出などで引き続き
日本として支援していく方針を伝えました。
さらに会談で、岡田外務大臣はカリモフ大統領に早期の日本訪問を
要請したのに対し、カリモフ大統領は来年の早い時期をめどに
日本を訪れる意向を示しました。
◎URLリンク(www3.nhk.or.jp)
【中央アジアとの協力強化確認】8月8日 6時29分
ウズベキスタンを訪れている岡田外務大臣は、中央アジア5か国の外相と、
日本との経済関係の強化や地域の安定などをめぐって意見を交わし、
投資環境の整備やテロ対策などで、いっそう協力していくことを確認しました。
日本と中央アジア5か国の外相との会合は、▽ウズベキスタン、▽カザフスタン、
▽キルギス、▽タジキスタン、▽トルクメニスタンの5か国の安定を図ろうと、
日本が呼びかけて設けられたもので、日本時間の7日夜、ウズベキスタンの首都、
タシケントで、3回目となる会合が開かれました。
この中では、日本と中央アジアの経済関係を強化するため、投資や貿易の
拡大に向けて、日本から進出した企業が現地で円滑に活動できるような
環境整備のほか、鉄道や幹線道路といったインフラの整備、それに、隣接する
アフガニスタンなどからのテロリストの出入りを防ぐための出入国管理の
強化などで、いっそう協力していくことを確認しました。また、この会合を
定期的に開くことでも合意し、次回の会合は、2年後をめどに日本で開く
ことになりました。
会合のあと岡田外務大臣は、記者団に対し、「日本の企業にもっと投資して
ほしいという声は強い。日本からみれば、資源やエネルギーの供給国としても
中央アジアは非常に重要であり、しっかりした関係をつくっていきたい」と
述べました。
今回、4年ぶりに会合が開かれた背景には、ウランや石油など、中央アジアの
豊富な資源をめぐって、中国や欧米各国が関係強化を図り、影響力を強めている
ことがあります。特にウランは、原子力発電所の建設が世界的に増えるなかで、
獲得競争が激しくなっており、日本としても、今回の会合をきっかけに、今後、
中央アジアでの存在感を高めたい考えです。
◎URLリンク(www3.nhk.or.jp)