10/07/14 17:21:10
トヨタ自動車が来年末にも発売するコンパクトハイブリッド車(HV)の燃費が、
「プリウス」(1リットルあたり38キロ)を抜いて量販ガソリン車で世界最高
となる見通しであることが13日、わかった。プリウスの上級モデルより10%以上
優れており、1リットルあたり約43キロとなる計算だ。
ホンダも今秋に「フィット」のHVを発売する計画で、小型車の燃費競争が激しさを
増している。
トヨタの新型HVは、コンパクト車「ヴィッツ」の車台を活用したHV専用車。
ハッチバック型で、エンジン排気量は1.5リットルとプリウス(1.8リットル)
より一回り小さい。搭載する電池はプリウスと同じ「ニッケル水素電池」だが、
車体の軽量化などで低燃費を実現した。価格は150万円程度を目指している。
一方、ホンダのフィットHVは燃費が1リットルあたり30キロ程度になる見通しだ。
今でもフィットは月1万台以上を販売する人気車種。追加されるHVは価格を同社の
HV「インサイト」(189万円から)より数十万円下げてお値打ち感を出すとみられる。
ホンダは昨年2月に2代目インサイトを発売し、プリウスが独占してきたHV市場を
活性化した。今度は小型HVで両社が競合することで、市場のすそ野が広がることになる。
ガソリン車でも、トヨタは12月発売予定の新型「ヴィッツ」で、日産の新型「マーチ」
(1リットルあたり26キロ)と、同程度の燃費を達成した模様だ。景気低迷や環境意識
の高まりで、客の燃費志向は強まっており、今後も低燃費化の競争は激しくなりそうだ。
●トヨタが開発中のコンパクトHVのコンセプトカー
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◎トヨタ自動車(7203) URLリンク(www.toyota.co.jp)
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