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事故で両腕を失い、１年前に世界で初めて両腕移植手術を受けたカール・メルクさん（５５）は２２日、
当地の病院で記者会見し、「少しずつ腕が動くようになっている」と喜びを語った。
今では、補助器具を使って自分で食事したり、自転車にも乗ることができるようになったという。
独南部で農業に従事していたメルクさんは２００２年、農機に腕を巻き込まれ、両腕をひじの上部あたりから失った。
昨年７月、１５時間にも及ぶ大手術の末、他人から両腕を移植。
その後、神経回復のため週６日、１日数時間に及ぶリハビリや電気療法などを続けていた。
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