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私(管直人)は国会議員に初当選した1980年の暮れ、多くの市民団体を視察しに、
アメリカに出かけました。
その一環で、何十種類もの風力発電が試験運転されているウィンド・テスト・センター
(デンバー郊外)を訪れました。
「発電された電気はどうするのですか」と聞くと、
「送電線に逆送されて、電力会社に売っている」という返事。
それなら、自家消費しないときの発電も、有効に活用できます。
そこで、帰国して早速、日本でも同じことができないかと取り組みましたが、
電力会社による買い取りを制限する「電気事業法」の壁にぶつかってしまいました。
---私が初当選して、30年余。
この間、風力や太陽光発電は、電力会社からは邪魔者扱いされ、その結果として、
せっかく優れた技術を持ちながら本格的な開発ができず、
ヨーロッパ諸国に比べて大きく立ち遅れてしまいました。
今回の原発事故を契機に、エネルギー基本計画を白紙から見直し、
風力や太陽光発電などの自然エネルギーを、《次の時代》の基幹的エネルギーとして
育てることにしたいのです。
その為の大きなステップとなるのが、
「自然エネルギーによって発電した電気を固定価格で買い取る」という制度です。
これが出来れば、新人議員の時に私がぶつかった法の壁は、突破できます。
そこで、固定価格買い取り制度の法案を、閣議決定にまで漕ぎ着けました。
今年の3月11日のことです。しかし、その当日に、大震災は起こりました。
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