11/03/22 15:17:25.80 G6saSQ5x
>>736
>元茄子産科務め10年の経験者から言わせてもらうとそもそも染色体異常児の
>出生って現場の混乱やものすごい負担になるほど多くないよ。
数が少ないというのは当たり前ですよね。
NICUって「新生児」集中治療室のことですよ。
本来は新生児のうちに、つまり数週間で回復していく子たちが入る設備です。
重度障害児の長期療養のための施設ではありません。
だから、数ヶ月以上入院する子を受け入れるのは
システム的にもかなりイレギュラーな運用なのです。
早産児が多いのも当たり前でしょう。先天異常のない
早産児は予後が良く、多くはちゃんと退院していきます。
では、負担についてはどうでしょうか?
現場にいたというのに、2、3人くらいなら問題ない
といっていますが、長期入院者が1人いるだけでも大変なことですよ。
大都市圏で、最も大きいとされるような総合周産期センターでもNICUは20床前後。
地方やそのほかの病院に併設されるのは5床前後というところがざら。
それが3か月入院する子が一人いるだけで、2週間で退院していく子が
6人受け入れ不能になります。そんな子が1年に4人いれば、26人も受け入れ不能。
5床しかないNICUのところは、20%機能低下の状態でNICUを運用して
いかなければなりません。
NICUを急遽必要とする人にとっては死活問題ですよね。
だから、よくわかっている人は、NICUの長期入院を非常に懸念しています。
ま、>>736はすでに現場を離れたのは、幸いですね。
こんな認識でいられたら、NICUをとりまく現場でがんばっている人がかわいそうです。