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レッカー車をレッカーしなさい 【朝鮮日報】
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事故車処理に向かう途中で事故を起こす
中央線を突破して逆走し、前の車をあっという間に追い越すなど曲芸運転を日常行う。道路の上でよく見ることが
できるレッカー車の姿だ。'路上の無法者'と呼ばれるレッカー車の不法行為が'進化'している。現場に一はやく到着
するために不法にエンジンを改造して、飲酒事故を起こした運転者を脅迫してお金を恐喝する。皮肉なことに事故
車を牽引するはずのレッカー車による事故も急増している。
先月初め、会社員キム某(28)氏はソウル汝矣島（ヨイド）周辺で一晩中酒を飲んだ後、購入したばかりのスポーツ
カーのハンドルを握った。キム氏は結局汝矣島近くの道路の花壇に突っ込んだ。酒に酔って右往左往している間に
現場に到着したレッカー車ドライバーは"黙って来い"と、永登浦（ヨンドンポ）のレッカー車の車庫までキム氏を導いた。
車庫でレッカー車ドライバーはキム氏に、"飲酒運転事実に目をつぶる"として、"最近の相場は300万ウォンだから、
引き出してきなさい"と話した。キム氏は"レッカー車ドライバーが'飲酒運転事実を保険会社に届ければ、保険料も
受け取れないから、よく考えてみなさい'と話した"として、"結局近くのキャッシュディスペンサーでお金を引き出して
支払った"。 事件の翌日、レッカー車ドライバーはキム氏に電話をかけて、"うっかりしてレッカー代を受け取っていな
かった"として、"100万ウォンを入金するように"と要求した。
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▲2009年、忠北（チュンブク）清州市（チョンジュシ）でレッカー車どうしが追突して近くの店舗に突っ込む事故を起こし、
また他の牽引車によって牽引されている様子。
一部のレッカー車ドライバーは曲芸運転だけでなく、現場にはやく到着するために不法にエンジンを改造したりも
している。10年以上レッカー車を走らせているチョン某(52)氏は、"最近は若いドライバーでチューニングが一般的"
としながら、"エンジン自体を改造して道路上で暴走族のように車を運転する"と話す。レッカー車は納品時は最大
時速160kmに速度を制限してある。しかし一部のレッカー車は時速200kmまで走れるようにエンジンを改造している
ということだ。チョン氏は"競争が激しいことは事実だが、一部のドライバーの不法行為で一般の人たちがレッカー車
ドライバー全てをあたかも犯罪者であるように見る現実が残念だ"とした。
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