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国会「開店休業状態」 野党側、週明けの予算委質疑を通じ再延長を求める構え
国会は、16日に会期を14日間延長したものの、野田首相のアメリカ訪問もあり、今週は衆参の本会議や
委員会が開かれない「開店休業状態」が続き、野党側が今の国会の再延長を求める構えを見せている。
一川防衛相は23日、東京都内の陸上自衛隊の練馬駐屯地を視察した。
「安全保障は素人」発言で野党が批判を強める中、防弾服を着用した際には、今の心境が思わず口に出
る場面もあった。
隊員が「ここに補強してあるんです。鉄板で」と説明すると、一川防衛相は「国会審議でも(追及を)
こうやって止めればいい」と話した。
野党側は、野田首相がアメリカ訪問をしている間も衆参両院の委員会を開き、閣僚の所信表明と質疑を
行うよう求めてきたが、民主党は結局、委員会の開催に応じなかった。
平野国対委員長が「閣僚の状態がまだ不完全」と指摘したように、新任の閣僚の答弁に不安があること
が背景にあるとみられている。
みんなの党の渡辺喜美代表は「何で、今国会だけやらないんだと。こういうことを画策しているのは誰
なんだ。トレーニング期間が必要だなどと、堂々と言う国対委員長が与党の委員長にいるわけですから、
本当にふざけた話。国会をばかにするってことは、国民をばかにした話につながる。われわれは許しま
せん。徹底して追及していく」と述べた。
自民党の町村信孝元官房長官は「国会休みですよね。会期中に何の委員会もやらないなんてことは、
あっていいのか。誰かが税金泥棒と言ったそうですが、返す答えがないですね」と述べた。
野党側は、週明けの予算委員会での質疑を通じて、野田首相や各閣僚の資質を厳しく追及する方針で、
今の臨時国会の再延長を求めることも辞さない構え。
URLﾘﾝｸ(www.fnn-news.com)
一川防衛相は防弾服を着用して国会審議に臨むそうです