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4600億投じる重イオン加速器事業、概念設計だけすませたまま8ヶ月漂流 【韓国日報】
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1993年に稼動を始めた中国現代物理研究所重イオン加速器(HIRFL)の重イオン保存設備。ここで光速まで加速した
重イオンを保存する。しかし研究施設をまともにそろえられなかったため、この加速器を利用した研究はほとんどなさ
れないでいる。
政府が、国際科学ビジネスベルト(科学ベルト)へ4,600億ウォンをかけて設置することにした重イオン加速器(KoRIA)
事業が、初期段階の概念設計家終わった今年1月から8ヶ月間足踏みを続けている。
このままでは施設だけを作っておいて、20年近く立派な研究成果を出せずにいる中国現代物理研究所重イオン加速
器(HIRFL)の前てつを踏むのではないかという憂慮が科学界から出ている。しかし主務部署の教育科学技術部は、国外
専門家で構成された国際諮問委員会の日程が遅れていて、仕方がないという困窮する説明だけ繰り返している。
重イオン加速器は科学ベルトの核心だ。核物理、生命科学など多様な研究に使われる大型装備で、加速器本体だけ
でなく、加速器に付いた別途の研究施設が多数必要だ。実際にKoRIA概念設計には加速器本体の他に、研究施設7種
を設置するとされている。
加速器本体の概念設計は昨年11月に、研究施設概念設計は今年1月に終わった。しかし8ヶ月以上次の段階の詳細
設計に進めなくなっている。5月に一部から加速器設計の盗作疑惑が提起されたことから、教科部が7月に一歩遅れて
国際諮問委を構成し、加速器建設の妥当性を評価するとしたためだ。このために研究施設の詳細設計はもちろん、加速
器運営人材養成に関する議論など、すべての過程が事実上中断された状態だ。
研究施設概念設計に参加したある教授は、"研究施設と人材養成まで手離してしまった状況を理解することはできない"
として、"現場の多くの科学者が、KoRIAが中国HIRFLの前てつを踏まないだろうか憂慮している"と話した。中国蘭州
現代物理研究所のHIRFLは、建設当時は宇宙の誕生と変化、癌治療など研究に大きく寄与すると期待を集めた。しかし
加速器建設だけに依存するあまり、研究施設をまともにそろえられず、今は実験がほとんどなされないでいるとこの教授
は伝えた。
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