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【ロンドン=木村正人】欧州単一通貨ユーロ圏の“優等生”ドイツとオランダが、
債務危機の発源地ギリシャに「財政規律を守れないならユーロ圏から離脱する
選択肢もある」と“最後通告”を突きつけた。
ギリシャでは景気後退入りの懸念が強まり、ドイツなどが求める財政赤字削減の
目標達成は困難。ユーロの先行きはますます見通せなくなってきた。
ギリシャは今年の財政赤字を国内総生産(GDP)の7・6%に抑える目標を掲げて
いたが、8・2%に修正した。しかし、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)は
8・8%に膨らむと指摘、ギリシャ政府との協議を中断した。
今月中にはギリシャにユーロ圏やIMFから80億ユーロ(約8600億円)の融資が
行われる予定だが、ドイツのショイブレ財務相は8日、「ギリシャが合意事項を実施
しない限り融資は行わない。
通貨同盟にとどまるか否かは、ギリシャ次第だ」と同国のパパンドレウ政権に圧力をかけた。
オランダのルッテ首相も7日、「EUの財政規律を守れない加盟国はユーロ圏からの
離脱を選択する権利がある」と、財政規律の強化を求めた。
ギリシャがユーロを離脱すれば債務危機がスペインやイタリアに拡大、欧州の金融
システムが揺らぐ最悪の事態を招きかねない。
このため、パパンドレウ首相は緊縮策の強化を約束しているが、ギリシャ国民の反発を
招いて早期解散に追い込まれる恐れもある。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
ドイツ、オランダの堪忍袋の緒がキレたもより。