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[Weekly BIZ]ウォン安維持のために、サービス・建設業の回復が遅れている 【朝鮮日報 biz.chosun.com】
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イム・デソプ ゴールドマンサックス資産運用共同代表
ウォンは円に対して60%低評価されているため輸出製造業は活況だが、内需回復が不振
金利引き上げされれば内需景気に悪影響及ぼす
2011年8月の始まりは、昨年8月と同じく暗鬱だった。米国を中心にした先進国の景気鈍化、ヨーロッパ地域の財政
危機、信用評価会社S&Pの米国信用等級下方修正…。投資家らの心理的恐怖は絶頂に達した。世界金融界の雰囲
気があまりにも悲観的なため、金融市場が開かれること自体が恐ろしいほどだった。
ウォン為替レートも動揺を見せた。今年2分期に入って1ドル1050ウォン台までウォン高が進んだ為替レートは、わずか
数日で1100ウォン水準まで値下がりした。輸出比率が高く為替レートに直接影響を受ける韓国企業は、今回の混乱が
長期的に韓国ウォン価値にどんな影響を及ぼすのか神経を尖らせている。
◆成長市場で資金流入再現されること
ウォンの動きは概して景気循環的なので、景気上昇局面では強気を見せて景気下降局面では劣勢を見せる傾向が
ある。最近先進国の景気展望が不透明になり、米国とヨーロッパの国家債務に対する不安が拡大して、資金が金や
債権など安全資産に集まっている。反面、今も代表的危険資産に分類される韓国などの成長経済圏株式市場では、
資金が流出した。その結果、ウォン為替レートは短期的に急騰した。しかし成長経済圏の基礎体力を考慮すると、この
ような資本流出現象は一時的な現象に近い。
デフレーションの脅威に対応して、米国をはじめとする先進国は積極的な量的緩和政策(中央銀行が債権を買い入れ
て資金を市中に出す措置)を実施してきた。これにより全世界にあふれ出た資金が成長市場へ集まっている。
こうした背景で見る時、短期的な変動はあるだろうが成長経済圏へ資金が流入する現象は、今後相当期間続く可能
性が高い。成長市場の経済成長の勢い、堅実なマクロ経済政策、金融開放、金融制度改善もこういう流れを後押しする
だろう。
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