11/08/20 01:38:22.19 teIptYYo
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「放射線」を学ぶ 基礎知識の習得で偏見なくせ(8月20日付・読売社説)
放射線は大量に受けると人体に悪影響が及ぶ。危険な印象もあるが、使いようによっては、レントゲンやがん
治療など役に立っている例もある。宇宙や大地などからの放射線もあり、人は日常的にある程度の放射線を浴
びている。
こうした知識は、福島県民や福島からの避難者に対する偏見を解消し、過度な不安による風評被害を防ぐこと
につながろう。
放射性物質が放射線を出す能力の強さを示す「ベクレル」、放射線を浴びた際の人体への影響を表す「シーベ
ルト」といった単位の意味を教え、日々のニュースを理解する力を育むことも大切だ。事故の教訓を踏まえ、
避難時の留意点や放射線からの身の守り方を具体的に指導しながら、原発の安全確保の重要性について考えさ
せる機会も作ってもらいたい。
ただ、多くの教師は放射線の授業をした経験がない。教師対象の講習会には参加希望者が殺到している。文部
科学省は教育委員会や大学と協力し、研修の場をできるだけ多く設ける必要がある。
文科省は現在、放射線教育の副読本を作成しており、来月にも全国の小中高校に配布する予定だ。指導を助け
る教材の開発にも継続的に取り組んでほしい。(2011年8月20日01時29分 読売新聞)