11/09/27 10:07:18.65 MPJGEdXP
>>330
横レスするけど「旅行者も主権者としてもいいが、実際上技術的な問題があるから除外」というのは、
確かに主権概念から逸脱した考え方だが、旅行者であっても在地では被治者として扱われるというのは
確かに正しいよ。日本人だって外国に行って犯罪を犯せば在地の法で裁かれるからね。日本でも
在日外国人が日本の法を犯せば裁かれるでしょ。
それから、サンフランシスコ講和条約で決められたことについては、朝鮮半島の統治権を失ったことに
伴って、朝鮮人らの日本国籍が剥奪されたという決定以外の問題として(少なくとも国籍問題については)、
内地の朝鮮人らの扱いについても同様に扱ったということであって、具体的に生活実態のある
内地朝鮮人に対しては何らの措置も講じなかったというのが実情だよ。朝鮮戦争が始まるまでは
内地の朝鮮人らの国籍は宙に浮いたままになっていたし、韓国がアメリカの占領から独立してからは、
韓国籍は認められたが北朝鮮に対しては国籍がないまま朝鮮籍という曖昧なカタチで維持されてきた。
その内の朝鮮籍というのも、北朝鮮籍というのではなく当時は軍政で独裁食が強かった韓国籍を選択することを
望まなかった在日朝鮮人も少なくなかったから。
こうした日本の都合やアメリカを含む大国の都合に翻弄された在日の人々を、人権上どうやって扱いかは
時間が経つにつれて複雑な状況になってしまって現在に至っているという前提で考えるべきであって、
短絡的に捉えると物事の本質を見失うと思うけどね。