11/05/15 09:36:43.37 +72b8ZMv
>>421 つづきです
統計庁が2009年基準として、経済協力開発機構(OECD)会員27ヶ国を比較した資料によれば、我が国はベルギー
(214.0%)、オランダ(143.2%)、アイルランド(109.0%)、ルクセンブルグ(98.0%)に続いて、7番目に貿易依存度が高かった。
◇輸出が成長の主力でも、内需拡大切実
輸出急増から始まった貿易依存度高空行進は、経済成長率を高める側に作用するという点で外見上は肯定的だ。
しかし内需が後押しされないまま輸出だけ増える場合、成長の恩恵を国民が享受することができないという点が問題
だ。経済規模が大きくなっても国民の生活水準はそれに比例して向上できなければ、輸出と内需の乖離が発生する
ということだ。
韓国銀行が先月発表した、1分期経済成長率指標が代表的だ。昨年同期対比で4.2%成長率の項目別寄与度を見る
と、純輸出が3.1%ポイント、内需が1.1%ポイントで貿易による成長分がはるかに大きい。純輸出寄与度が内需より高く
現れたのは、2009年3分期以後6分期ぶりだ。
しかし、実質購買力を見せる国内総所得(GDI)は前分期より0.6%減って、世界金融危機直後の2008年4分期以降、
9分期ぶりに減少した。経済が成長しても所得はかえって減ったという意味だ。これは企業が輸出で稼いだ所得が、
国民のポケットの中に全て入らないうえに、石油価格急騰などにより交易条件が悪化して、物価まで大幅に上がった
結果であった。
専門家は、高い貿易依存度自体を問題視することは難しいと指摘しながらも、内需振興のための企業の投資活動
の活発化や、サービス産業先進化のような制度的整備が切実だと口をそろえた。LG経済研究院イ・グンテ研究委員は
"企業が輸出を通じて金を儲けたが、内需拡大に正しく引き継がれないでいる"として、"世界金融危機以後、経営の
不確実性が大きくなって、企業が投資に消極的なことも内需が振るわない要因"と分析した。彼は"企業の投資を誘引
するために、高付加価値産業を育成しなければならない"として、"雇用創出効果が大きいサービス産業の規制を緩和
することも、内需振興に必要な所得増大につなげることができる"と話した。
財政部関係者は、"内需拡大のためには教育、医療などサービス産業先進化が切実だ"として、"しかし政府が各種
進入障壁を低くして規制をなくそうとしても、利益団体の反対が激しくて容易ではない"と吐露した。
(2/2) 以上です