11/05/14 07:14:28.14 Eqs9DIaA
>>358 つづきです
科学ベルトは大きく、拠点地区と機能地区で構成される。拠点地区には重イオン加速器と長期研究を主にする、
基礎科学研究院が入る。機能地区には拠点地区と連係して、応用・開発研究と事業化を遂行する国内外研究所と
企業が入る。大徳研究団地と全国の大学、研究所と研究ネットワークも構築される。言葉どおり、科学とビジネスが
一つの帯(ベルト・belt)のように連結される。科学者らは、韓国科学が'先進国追撃型'から'主導型'に変わる転機が
作られたと見ている。
◆'韓国元素'を作る重イオン加速器
全国的研究網の中心には、科学ベルトの重イオン加速器がある。加速器は物体の速度を高める装置だ。科学ベルト
に設置される重イオン加速器'KoRIA (Korea Rare Isotope Acce lerator)'は、原子を加速して他の物質に衝突させる。
重イオンが衝突すれば原子構造が変わる。自然状態で存在しない新しい物質が作られる。科学界ではいわゆる
'韓国元素'を発見すればノーベル賞も可能だと見る。
産業波及効果も大きい。新しい元素は新素材開発につながる。半導体やディスプレーから、鉄鋼、機械、自動車
産業まで新素材の恩恵を得ることができる。DNAと蛋白質分析にも使われて、癌細胞を攻撃する重イオンを捜し
出せば、癌治療にも画期的転機になることができる。したがって先端新素材を探す素材企業、新薬開発をする製薬
会社などBT(生命工学)企業が、科学ベルトに集まると展望される。
韓国科学技術企画評価院(KISTEP)は、科学ベルトが2010年から2029年まで全国へ、235兆9000億ウォンの生産
誘発効果を出すと予想した。
◆外国人居住ための施設も用意
重イオン加速器が完工すれば、500人の研究員が仕事をすることになる。ここに科学ベルトの基礎科学研究員と、
海外から来る研究員まで合わせると、数千人の研究員が加速器を利用する展望だ。政府は外国人研究者と企業の
誘致のために、科学ベルト内に外国人のための学校と病院、文化施設も作ることにした。基礎科学院近隣には先端
ビジネスセンターを造成、国内外研究所と企業を誘致する計画だ。
(2/3) つづきます