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昨年派生商品市場不公正取り引き144%急増
ELW活発せい…内部者取り引きは悪材料情報主に活用
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(ソウル=聯合ニュース)ソン・ヘジン記者=株式や債券、通貨などの価格変動にともなう危険を防止したり最小化しようと
開発された派生商品が金融犯罪手段で悪用される事例が急増している。
12日韓国取引所市場監視委員会(市監委）が昨年発生した不公正取り引き疑惑を集計した結果、派生商品の不公正取り引き
が2009年27件から2010年66件に144.4%増加した。
取引所関係者は"株式や株価指数など基礎資産をあらかじめ決まった価格で売買する権利を現わす株式ワラント証券(ELW)
市場が活性化して参加者が多くなりながら相場調整をしようとする試みが増えた"と話した。
不公正取り引きには相場操縦で大量の虚数言い値を出したり、あらかじめ買収した後共謀者どうし偽装して取り引きが活発
なように装う手法が主に使われた。 バッタ型短打性売買で株価を浮かす事例もあった。
全体不公正取り引き疑惑は2009年333件で2010年338件に増加した。 有価証券では44件減ったがコスダック市場と派生商品
市場では各々10件、39件増えた。
昨年基準不公正取り引き中には相場調整が140件で最も多かった。 相場調整は有価証券市場で15件、コスダック市場で61件、
派生商品市場で64件できた。 種目別平均不当利益額は12億ウォンだった。
未公開重要情報を活用した内部者取り引き疑惑種目は86件だった。 最大株主が個人や持分率が20%未満の種目で主に発生し
たし好材料性ニュースよりは減資実績、経営権変動、横領背任、監査意見拒絶など悪材料性情報を活用した場合が多かった。
アナリスト名義を盗用して虚偽事実を流布したり私債業者など専門化された組織を動員する不正取り引きは12件で前年より
11件増加した。
市監委は"限界企業で不公正取り引きが頻繁で不公正取り引き手法が知能化、高度化されているので投資家は支配構造、
営業および財務状態、公示などを綿密に分析して慎重に投資しなければならない"と話した。