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【韓国の海外建設受注、年初来半減】
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韓国の海外建設受注額が年初来、昨年の半分にまで急減し、年間目標値(700億ドル=約5兆7000億円)の達成に黄信号がともった。
海外建設協会は10日、年初から5月10日までの韓国の建設会社による海外建設受注額が166億
ドル(約1兆3400億円)にとどまり、前年同期(323億ドル=約2億6100万円)の51%にとどまって
いることを明らかにした。工事件数も165件で、約30件減少した。
同協会によると、昨年の受注にはアラブ首長国連邦(UAE)での186億ドル(約1兆5000億円)の
原発工事が含まれていたこともあるが、最近の受注実績が期待以下にとどまっているのは事実だとしている。
2月と3月の受注額は、それぞれ50億ドル(約4000億円)を超えたが、4月には38億ドル(約3100億円)に
減少し、5月は10日までに5億7000万ドル(約460億円)と低調だ。
地域別に見ると、韓国の建設受注が集中する中東が昨年の239億ドル(約1兆9000億円)から119億
ドル(約1兆円)に減少。このうち、昨年199億ドル(約1兆6000億円)を受注したUAEは、大型案件の
発注が減少したことで、受注額がわずか10億ドル(約810億円)にまで減少した。クウェートでも
昨年の12億ドル(約970億円)から8億ドル(約650億円)に減少した。一方、サウジアラビアでは昨年の
6倍の80億ドル(約6500億円)を受注し、カタールでも昨年の2倍以上の9億ドル(約730億円)を受注し、主力市場へと浮上した。
アジア市場も不調で、昨年の65億ドル(約5300億円)から今年は半分以下の30億ドル(約2400億円)を
どうにか上回った水準だ。昨年10億ドルを超える受注があったインドとトルクメニスタンは2億ドル
(約160億円)を下回り、シンガポールでも昨年より4億ドル(約320億円)以上受注が減少した。アフリカのみ受注がやや増えた。
企業別の受注額は、サムスンエンジニアリングの38億ドル(約3100億円)が最高で、SK建設の28億
ドル(約2300億円)、大宇建設の16億ドル(約1300億円)、ハンファ建設の12億ドル(約1000億円)、
現代重工業の10億ドル(約800億円)が続いた。SK建設とハンファ建設の躍進が目立つ一方、現代
重工業、斗山重工業、現代エンジニアリングは昨年の実績を大きく下回った。
海外建設協会の関係者は「エジプトの民主化デモ、リビア内戦の余波で中東での工事発注が昨年を
下回っている状況だ。リビア情勢が安定しなければ、今年の受注目標達成が難しくなる可能性がある」と指摘した。
ただし、国土海洋部(省に相当)は、海外建設受注の低迷が一時的現象にとどまるとみている。同部の
クォン・ヒョクジン課長は「原油価格が1バレル当たり100ドル台を維持しており、中東のオイルマネーは
豊富だ。サウジアラビア、カタール、UAEなどを集中的に攻略すれば、年間700億ドルの達成は可能だ」と述べた。
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昨年初めて700億ドルを突破した海外建設受注額が年初来減少している。リビアの内戦などで中東
地域での受注が減少していることが主因。写真は、大林産業がイランのサウスパース地域に建設した大型ガスプラント。
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