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産経新聞社長の住田良能は「蒋介石秘録」の執筆メンバーのひとりだったが
南京大虐殺否定派の一部は、この事実をもって記述の取り消しを要求している。
たしかに「蒋介石秘録」が彼らにとって迷惑千万なものだというのは理解できる。
しかし当時の時代状況を全然認識していない。
サンケイが「蒋介石秘録」の掲載に踏み切ったのは、当時の社長鹿内信隆の
決断によるもの。彼はまさに反共の闘士で、その点で蒋介石と同志関係に
あったと言ってもいい。現にこの掲載に対し中国は強くサンケイを非難していた。
また日本でも左翼勢力が伸長しており、保守勢力の危機感は強かった。
サンケイは反共を主目的とする「正論」路線を打ち出すことにより
発行部数や影響力の増大を図っており、「蒋介石秘録」をその手段に用いた。
また日本で蒋介石シンパが非常に多かったことも無視できない。(つづく)