11/05/05 14:36:54.41 fxfpzGq6
>>675
もっとよく読みなよ 戦数が否定される根拠
藤田久一
戦争法、人道法の諸規定は -中略- 予め軍事必要を考慮に入れたうえ作成されている。
筒井若水
もともと、戦時国際法は、 -中略- 最初から必要事由が組み込まれていると見れば、とりたててこれを認めるまでもない。
これらからわかるとおり、戦争法が軍事的必要を充分に考慮していることが、戦数否定の大前提となっている。
戦争法が一方で軍事的必要を充分に考慮しているからこそ、もう一方の人道法のユス・コーゲンス的色彩は実効性(君の言葉でいえば、戦数否定論は正当性)を持つわけで
ユス・コーゲンス的色彩だから戦数が否定されるとは誰も言っていない。
問題の本質は、1937年時点において、【戦争法が軍事的必要を充分に考慮していたかどうか】であり
ジュネーブ条約が第二次世界大戦後に規定され、戦争法が大幅に改善・補完されたことからも、
1937年当時、戦争法がすべての軍事的必要性を網羅していなかったことは明白だ。
オッペンハイムや遠藤源六などの当時の戦数否定論者が、戦数を完全に否定しきれなかったのもそのためだ
田岡説の「個々の戦争法規の解釈によって軍事的必要の許容を判断する説」も、当時はジュネーブ条約がなかったのだから妥当性がないとは言えないだろう。