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暖かい食事一食が、切実な永登浦（ヨンドンポ）駅周辺のホームレス達
ニューシス|ソン・デソン|入力2010.10.03 07:48 |修正2010.10.03 11:03 |
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【ソウル=ニューシス】アン・ホギュン記者=本格的に天気が寒くなった1日の明け方、永登浦駅の待合室は寒さを避けて寝床を
探した、100人余りのホームレスで込み合っていた。
待合室の両側の片隅で彼らは、新聞紙や古い毛布を覆ったまま背を丸くして寝ていた。何人かのホームレスは、マッコリや
焼酎をつまみもなく、紙コップで飲み冷えた身体を温めていた。
永登浦駅の待合室、近隣の公園、地下道などで野宿をする人は、一日400～500人と推算されている。
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最近の様に気温が下がり寒くなれば、少しでも暖かい場所を占めるために、駅で少なくない神経戦が広がったりもする。6時頃
になり出勤を急ぐ人々が駅の中を満たし始めると、すぐにホームレスは住みかを渡すのを残念そうに、一つ一つ荷をまとめ始めた。
目がまだ覚めていない顔には、疲れがにじみ出ていた。 明け方の寒気にからだを震わせて、彼らはどこかに向かった。
ホームレス達の足取りは、永登浦市場方面の派出所をすぎて近隣の安宿へ向かった。 500世帯余りが大小集まった安宿の
間にある無料給食所が、ホームレス達の目的地であった。
広野教会が1992年に、当初は都市貧民たちのために始めた無料給食所には、今は一日1000人余りのホームレスがやって
来る。 無料給食所の炊事場では、三人の男性が大きな鍋でスープを煮て、ご飯を炊き、魚を焼いていた。
6時30分頃からホームレスと周辺の安宿の住民のための無料給食が始まった。 メニューはかまぼこモヤシスープ、タチウオ
の焼き魚、海苔、キムチ、大根の千切りであった。 給食所に用意された15個のテーブルは空席がなかった。 外で順番を待つ
ホームレスの列は終わりが見えなかった。
食堂の中はすぐに賑やかになった。 暖かい汁とご飯で腹を満たした、寒さに震えていたホームレスの顔にも微笑が浮かんだ。
冗談を言って笑い出したり、寒くなればどう過ごすのか意見を交換することもあった。
（1/3）続きます。