09/12/22 19:39:55 +xbDRPVk
今日は「ヨルボク(劣爆=劣等感爆発の略)」した話をちょっと書きます。
地域社会で開催した外国人のための小さなセミナーに遊びで参加した。各言語圏別に通訳も付け
てやはりスウェーデンらしくきちんと解説していくセミナーがおもしろくて有益だった。私は韓国語が
母国語だが「英語」グループに入っていた。実際、私たちのグループは英語を母国語とする人より
は「英語ができる」スウェーデン在住の少数言語グループだった。それで私たちのグループには
私(韓国人)、日本人、ポーランド人、フィリピン人などがおり、セルビア語、ルーマニア語、タイ語、
ベトナム語等にはそれぞれ通訳がついた。スウェーデンは韓国人が多くないので私が予め登録し
ていたにもかかわらず、当然、韓国語通訳は付かなかった。
私のヨルボクの発端はベトナム通訳が遅れたことで始まった。参加したベトナム女性は英語も、ス
ウェーデン語も全くできず、ベトナム語だけしか分からなかった。セミナーは始まったがベトナム通
訳が遅れると、その女性は内容を全く理解できずに腹を立て、誰も理解できないベトナム語で不
満をはき出した。私はこれと言った関心もなく、遠くに座っていたが、腹を立てたベトナム女性のそ
ばにいたルーマニア語通訳がスウェーデン語で言った。「あの女性、英語が全くできないの?あ、
韓国人か?ARE YOU KOREAN?」
Koreanという言葉が私の耳をとらえた。そして私のそばにいた英語グループの人々と目が合った。
私は笑って「韓国人はここにいるのに、なんであっちで探すの?」と受け流し、何人かの人が私に
笑いかけて受け流した。ところが、セミナーの間、ずっと考えれば考えるほど気分が悪かった。単
純に顔付きが似ていて韓国人と誤解したのもあるが、あたかも英語ができないから韓国人だと考
えた気がした。そうだ、もう少し正直に言えば英語問題もあったが、腹が立つと誰も聞き取れな
い母国語で騒ぐ「糞(トン)」マナーの女性を韓国人と誤解したことに対して気分が悪かった。
だが私はすぐに、「待って。もしかしたら私の韓国人としての自尊心が不足して感じた‘ヨルボク’
かもしれない。」と考えて思い直した。しかし、まもなく二番目のヨルボクがさく烈した。