10/05/18 15:03:05 QO8dBZxr
日本ほどサムスン(Samsung)のことを不当に低く見ている国は世界に無く,そのような
おごった考えが競争力を失った日本を客観的に見つめる妨げとなり,結果的に日本を
ダメにしているのである。サムスンはすべての事業を常に世界市場で展開している
言葉通りのグローバル・カンパニーである。サムスンのビジネス・モデルは日本企業
にとって大いに参考になるものであり,そこから学ぶべきものは多い。
筆者がサムスンに入って感心したことの一つは,新入社員の水準の高さである。日本
だったら上位10%くらいの水準がサムスンの社員の平均値ではなかろうか。ちなみに,
サムスンの入社試験を受けるためにはTOEIC 730点以上が必須である。サムスンで
課長に昇格するためには外国語を2カ国語以上話せなければならない。サムスンが
社員に推奨する語学水準の目標値はTOEIC 870点以上,第二外国語は例えば日本語検定
2級以上(1級だと通訳が可能で,3級を持っている人はため口で冗談が通じる水準)
と非常に高い。そのため,昼休みに語学の勉強をしている社員も多い。
国際学会で発表する場合も,Q&Aで流暢な英語で堂々と議論している姿はすばらしいと
思う。逆に,日本の発表者がQ&Aで話についていけずまごついている姿は,同じ日本人
として非常に恥ずかしい。ちなみに,国際ランキングで日本人の英語力は韓国や中国
に大幅に劣っており,アジア最低準位を独走しているそうである。
Samsung as No.1 ~世界最強のトップダウン・マネジメント・カンパニー
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