11/11/28 16:47:10.89
キラーと呼ばれた男 オーストラリア人エースパイロットの栄光と挫折
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銀行員からスーパーエースになったコールドウェルについての空戦記、というより伝記ですね。
女性が書いて女性が翻訳、しかも訳者は軍事本は初めてという事で
専門用語は大丈夫かと思ったのですが
久しぶりに「50口径12.7mm機関銃」に出会た。この本の翻訳は自然かつ緻密です。
内容は本人が書いたわけではなく記録、証言からの記述になります。
随所に語録が出てきますのでなかなか読める本です。
当時から相当な有名人だったようで、本人不在でも周辺事情は詳しいです。
アフリカではBf109と戦い、オーストラリアでは零戦と戦い、
ガンカメラでは白煙を出す百式司偵が・・・
膨大な資料を駆使して書かれた本なのは、
何十ページにも及ぶ参考資料欄からもわかるのですが、
日本側記録はあっさりスルーされています。
本人が書いてないのはマイナスにならずむしろ客観的視点になっていて好印象でした。
まだ前半までしか読んでいませんが。