11/10/28 20:10:56.40
>>591
つ「世界の航空エンジン〈1〉レシプロ編」ビル・ガンストン、グランプリ出版
593:名無し三等兵
11/10/28 20:48:18.76
>>579
図解 エアパワー最前線 上下 航空戦術のすべて
持っているけど読んでいない
トムクランシーの戦闘航空団解剖
古書だと安価で入手可能性
594:名無し三等兵
11/10/28 21:20:51.71
>>589>>593
ありがとうございます。
「現代の航空戦」と「エアパワー最前線」を購入しました。
また感想書きますね。
595:名無し三等兵
11/10/29 19:44:14.05
>>592 ありがとうございます。
既に絶版みたいなので、図書館で探して読んでみます。
596:名無し三等兵
11/10/29 19:49:37.17
静かだなぁ
未だ神保町戦線から戻ってないのかな?
それとも戦利品で胸壁の構築中?
今年も参戦出来なかったorz
597:名無し三等兵
11/10/29 20:02:15.96
「戦利品を読破中」だけはありえないな
598:名無し三等兵
11/10/29 20:13:29.82
東京じゃなくて京都の古本まつり行ってきたけどなんか疲れた
「光人社よもやま物語シリーズ」一巻欠で91冊四万であったけど買う人いるのかな?
599:名無し三等兵
11/10/29 20:48:12.14
よもやまはどれも良作なので改題すれば売れるのもあると思う。
今の普通のひとって「よもやま」って使わないし知らないだろ。
600:名無し三等兵
11/10/29 20:49:39.85
>>566
Imperial Japanese Navy Battleships 1941-45 (New Vanguard)だが、今届いた、パラ見したが、透視図は大和の中央部と
艦首部が透視図になって見開きが1枚だけ。
しかしこの本$17.95だったのが1300円ほどで買えたわけだから、円高だよな。
601:名無し三等兵
11/10/29 20:59:36.18
今年も大日本絵画のブースで主婦に混じってくる仕事が始まるお・・・
602:名無し三等兵
11/10/29 21:09:22.73
>>596
昨日帰りにさっと見たけど、外のワゴンには戦記系が色々あったよ。
個人的には目標の本を定めて行ったので、あーこんなもんか、だったけど。
603:名無し三等兵
11/10/29 21:23:02.13
神保町報告。16時現在だが、八木書店前のワゴンで海軍砲術史7k、海軍施設系技術官の記録4,5k、日本の戦車上下5kがあった。ネット価格よりも安いので欲しい人がいれば行くべし。
604:名無しの愉しみ
11/10/29 22:04:30.99
>>598
やっべ、それ見てたら多少のダブリなんぞ気にせず
即買いしてたわ。
605:名無し三等兵
11/10/29 22:27:12.14
今回の古本祭りの戦果
「遥かなる橋」上下3000円
「ウインゲート空挺団」2000円
「ベスト&ブライテスト」上中下2500円
「ナポレオン戦争全史」1200円
「ナポレオン戦争従軍記」525円
「ナポレオンの亡霊」800円
「マジノ線物語」200円也
……ちょいとばかし羽目を外しすぎたぜ……(トオイメ
606:名無し三等兵
11/10/29 22:29:01.40
お客さんナポレオン好きだねー!
607:名無し三等兵
11/10/29 22:47:59.25
マジノ線200円はすごく良い買い物だw
10倍でも良い買い物。
608:名無し三等兵
11/10/29 22:50:14.38
古本なんかみんな電子書籍になったらええねん
609:名無し三等兵
11/10/29 22:52:29.31
この前読売も「電子書籍は日本では流行らない」って論調の提灯記事出してたし
利権問題で難しいだろうね。
610:名無し三等兵
11/10/29 22:54:00.73
そういやソ連のマルクス・レーニン研究所?の編纂した「第二次世界大戦史」
全巻セット12000円が、いつの間にか売れてたなあ
買う気はなかったけど、あれ資料としての出来はどうなんだろ
611:名無し三等兵
11/10/29 23:02:01.50
>>601
今年も「アドルフ・ガーランド」が置いてあったぜ……あれって売れてないの?
他のに比べてカバーが傷んでるのをあちこちの本屋(新書店中古書店問わず)見かけるんだが
612:名無し三等兵
11/10/29 23:45:03.19
>>605
なんだなんだ
たかが1万円程度で羽目を外したなどとおこがましいわwww
613:名無し三等兵
11/10/30 00:32:41.82
>>609
既にほとんどの文字情報はネットを通して読むようになったし、
いつオール電子書籍化されても構わないんだけど、電子書籍の難点は後でいくらでも修正できること。
発行したら関係者からクレーム付いて中身変更ってのを頻繁にされると困るな。
2chでスレ立つ度に中身がころころ変るような書籍になってしまうかも。
614:名無し三等兵
11/10/30 01:20:15.00
もし全部電子化したら積読家はどうなってしまうん?
615:名無し三等兵
11/10/30 01:38:14.45
>614
いつでも入手できることになったら絶版を心配することもなくなるワケだ。
そこでこれまで積み上げた本の読み方にかかるわけだが、さほど面白くも
なければさして重要でもなかった本ばかりであることに気づいて、新たな
るコレクションの対象を探すワケだ。
∴ 積読家の大部分はただのコレクター
616:名無し三等兵
11/10/30 01:43:29.62
>>615
コレクターですらなくて単なる消費マニアでしかない場合が多いぞ
コレクターだと系統とか意義とか本質的にどうでもいい部分にこだわるようになるしな
617:名無し三等兵
11/10/30 01:46:41.85
お金ないし田舎もんやから
積む楽しみなんかのうなってもかましまへん
618:名無し三等兵
11/10/30 02:44:04.36
電子書籍が勝てないのは、「本を手に取ってる満足感」だと思う。
でも電子書籍が普及していくと、そういった感覚を知らない人も増えていくんだろうな
619:名無し三等兵
11/10/30 08:47:51.73
神保町とかは電子書籍の波とは無縁だと思う、あの膨大な、それこそ百年単位で昔の古書とかを
全部電子書籍化するって暇人がいないかぎり
620:名無し三等兵
11/10/30 09:51:06.07
>>619
電子書籍化で雇用創出
本気出したら数ヶ月の間だけ完全雇用が実現できるだろ
621:名無し三等兵
11/10/30 10:00:26.51
紙が贅沢品になったりしたら、ペーパーメディアは否応なしに電子化するんじゃないか
622:名無し三等兵
11/10/30 11:09:59.16
電子媒体だと紙の媒体より後世に残りにくいような気がする。
623:名無し三等兵
11/10/30 11:24:23.00
紙媒体のほうが読みやすい
検索機能とか付くならいいけどつかないなら欲しい情報の検索も紙媒体のほうが早い
624:名無し三等兵
11/10/30 11:29:04.89
>電子書籍が勝てないのは、「本を手に取ってる満足感」だと思う。
だからこそ電子書籍が画集や写真集も駆逐しているてな話は聞かないのだが
軍事、特に20世紀以降を扱った書籍は戦場の情景、軍装、銃器のデティール
や部隊のマーキング等、洋の東西問わず良き写真集であることも求められている
と思うんだよね。
625:名無し三等兵
11/10/30 12:56:49.82
本やら雑誌やらを単なる情報媒体として捉えるかどうかだよな。
>>622
政府関係のものはさっさと電子化すべきだと思う。
段ボール入れて倉庫に積んだままだから探せないとか、
あまつさえ未整理のまま場所開けのために捨てちゃったからもうないとか聞く。
626:名無し三等兵
11/10/30 13:14:13.17
学術論文は電子化するのが当然になったし。
627:岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM
11/10/30 13:15:22.94
それは業務遂行のために作成した内部文書の話でしょう。
「政府刊行物」なら発行時に国会図書館に納本しているか整理する際に公文書館に渡している筈です。
運輸、防衛分野はかなり文書を残す方だと聞いてます。
実は、国会図書館が2010年から一気に進めだしたデジタル化、
これでかなりの政府刊行物がデジタル化されていまして、
館内での閲覧は可能になっていますね。
私が軍事関係で見た物は戦前の軍事雑誌とか
対テロ戦争絡みで作成した政府のレポート(PDF)とか。
現状は館内の限られた端末でしか見れないけど、
来年1月のシステム更新で、原則全ての端末で見ることが出来、
来館不要で見れるものも増えるらしいです。
628:岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM
11/10/30 13:18:25.58
>>626
実はそれも全部できてるかと言えばそうではない、というのを見たことはあります。下記のレポートで。
時実象一「日本発行の科学技術雑誌の調査(1)」『情報管理』2008年11月
時実象一「日本発行の科学技術雑誌の調査(2)」『情報管理』2008年12月
ま、3年経ってどれだけ進展したか、と言うことでしょう。
629:名無し三等兵
11/10/30 14:06:48.05
仕事の内容;
国立国会図書館内に於いて、図書関係データの入力作業 入力チェック作業
学歴;
不問
採用人数:
30人
必要な経験等;
データ入力
必要な免許・資格;
司書資格は特に必要はありません(あれば尚可)
求人条件にかかる特記事項;
週5日勤務、又は週2~3日勤務も可 データ入力の速い方
通勤手当;
実費支給 上限あり 日額250円
従業員数;
企業全体10人
受理日;
平成23年10月28日
630:名無し三等兵
11/10/30 15:27:26.08
>>623
昨今は印刷版はモノクロ、電子書籍版はフルカラーという本があってだな。
だがそれでは紙の本の読者が不公平なので電子書籍版では一部記事を削除して、
コンプリートする為には紙と電子書籍両方を買うようにしてあるのだ。
そういう事をされると買う側は非常に困るんだー
631:名無し三等兵
11/10/30 16:45:32.30
記録媒体が竹から紙に変わる時もこんな争いがあったのかな。
紙なんかすぐ破れちゃうじゃん、とか
竹にちまちま文字を削ったり、竹の重さを感じながら読む方が味があっていいんだよ、とか
結局は慣れの問題に過ぎないような気がするな。
632:名無し三等兵
11/10/30 18:06:32.63
神より不便なところもあるけど画像じゃなく3dモデルや動画も使えるようになるんだよね
633:名無し三等兵
11/10/30 18:28:59.31
従来の写真も全てフルサイズにできるし。
良い事もあるんだが、軍事カテが電子書籍に移行するのは一番最後になる予感。
写真集はデジタルリマスター版という事にすれば商売できると思うんだけどな。
634:名無しの愉しみ
11/10/30 18:56:52.94
そして
VHSテープ→レーザーディスク→DVD→ブルーレイ
…と、新たな機種変更ごとに同じものを買わせられ続けるんですね。
635:名無し三等兵
11/10/30 19:42:12.41
画像ファイル形式もコロコロ変わります、仕様です。
636:名無し三等兵
11/10/30 19:51:18.36
文字の媒体についてなら、読めりゃいいんだから、
融通の効きやすい形式にすればよいのとちゃいますの?
637:名無し三等兵
11/10/30 20:17:10.13
神田古書市の土日は天気が崩れるのジンクス、今年も破れずダナ。
逆に春の小古書市は天気イイ
638:名無し三等兵
11/10/30 21:32:21.37
神保町、カレーフェスティバルはよかった
639:名無し三等兵
11/10/30 21:39:36.92
>>637
>逆に春の小古書市は天気イイ
秋のしか存在を知らなかった・・・。
640:637
11/10/30 22:12:58.80
>639
正しく紹介しておこうと検索したが出てこないw
とにかく3月の末頃ある程度の露店が並びます。
641:名無し三等兵
11/10/30 22:22:39.86
中通りでやる、大日本絵画とかあちこちの出版社の出店みたいなのは、土日しかやらないんだっけ?<神保町古本祭り
642:名無しの愉しみ
11/10/30 22:29:30.70
本日参戦予定だったが、
その前に大刀剣市に出かけたら、
諭吉37枚が消えたので、戦わずに撤退を余儀なくされた。。。
643:名無し三等兵
11/10/30 22:29:43.46
「われレイテに死せず」
評判通りの良い本だった。
程よい没入感と、スピーディーな展開、主人公補正がかかったかのような名人射撃。
当時の人でなければ書けない三八式ガンアクション戦記だ。
頼りになる軍曹に階級章を外す士官、ニセ曹長。
指揮を執らない士官、離合集散、人間模様それぞれ。
ストーリー展開もよく考えられてる本だな、と思ってしまう。
検証スレが欲しい気もする。
途中で出てくる二人の高官は一体誰と誰だったのか。
中継地の島の残留組はその後どうなったのか。
644:名無し三等兵
11/10/30 22:33:15.74
>>641
そうだね。
645:名無し三等兵
11/10/30 22:35:12.15
>>642
37万円か・・・
そんだけ出してどのくらいのランクの刀剣が買えるの?
646:名無しの愉しみ
11/10/30 23:10:29.71
>>645
や、程度の良い火縄短筒だから。かわいい。
久しぶりに書評
南北戦争の遺産 ロバート・ペン・ウォレン 本の友社
南部連合に従軍した祖父を持つ、アメリカ文学の畑の人が思い入れたっぷりに描いた
南部のノスタルジアを、これでもかと表現している姿は、感情移入物である。
千頭の推移などを述べた資料と違って、精神風土、文化という面から、南部を描き
北部と対立せざるを得なかった、人たちの傲慢と苦悩がそこかしこに…
「敗北して初めて強固な南部が生まれた」
南部贔屓の著者の先入観もあるのだろうけど、敗れてもなお、ピケット将軍が言ったように
「お前たちは、なつかしのヴァージニア出身だってことを忘れるんじゃないぞ…」
北部に敗れたヴァージニアではなく、南部連合として北部と対等に戦った誇りあるヴァージニア。
故郷に誇りを抱く指揮官は、今の世の中どれほどいるというのだろうか。
日本で言えば
「お前たちは、日本国ではなく、懐かしの大日本帝国出身だってことを忘れるんじゃないぞ…」
と、誇りを込めて言う様な感じなのかw
これほど文学的な、精神的な側面から、南北戦争を述べる本もまた珍しいものであった。
647:名無しの愉しみ
11/10/30 23:13:36.04
うわ、読み返してみたら、ひどい悪文…
648:名無し三等兵
11/10/30 23:19:17.20
火縄かぁ。スレチだが燧石式のゲベール銃とか欲しい。稼働する奴。
649:名無し三等兵
11/10/30 23:36:39.17
そういう趣味人もいるんだ、このスレは。
オトローチ・・・
650:名無し三等兵
11/10/30 23:45:14.14
火縄銃でジェーン年鑑は貫通できるんだろうか
651:名無し三等兵
11/10/30 23:46:42.81
>>646
よさげな本なのに絶版かよ、グギギ…
652:名無し三等兵
11/10/31 01:24:56.18
>>646
展示即売できるシロモノなのか短筒
653:名無し三等兵
11/10/31 02:57:00.50
>>652
古式銃は骨董品扱いだからな
書類が付いてりゃ無許可で売買可能
維新前に日本に入った銃でそれが確認できる書類がないと駄目だが
654:名無し三等兵
11/10/31 03:51:00.08
買う側に資格とか必要ないのか・・・
655:名無し三等兵
11/10/31 03:52:19.73
機構殺したりしてなくてもいいのか。
656:名無し三等兵
11/10/31 08:17:28.35
古式銃なんか買わなくても
水道管に柄を付けて黒色火薬と鉛の弾丸入れて
火縄で点火すりゃ良いんだYO
657:名無し三等兵
11/10/31 10:22:33.00
お巡りさんこっちです→>>656
658:名無し三等兵
11/10/31 10:26:33.14
>古式銃
そう言えばかなり以前、池袋西武百貨店の骨董品市で
火縄銃(十匁玉位か?)が50万円で出品されていたな。
当時はそんなに収入が無かったので買えなかったのが惜しい。
659:名無し三等兵
11/10/31 11:00:43.11
>>658
確かに骨董市で見ることがあるな。
以前近畿圏を旅行した際、神社の参道で骨董市が開かれており見たことがある。
ちょっと手に取らせてもらうぐらい頼めばよかったなぁ。
戦国時代あたりに興味を持つと、実際に見て触って歩いて楽しむのもいいもんだよな。
地方の大型書店を見ると、ネットで扱われていないようなその地方のディープな史料が売られていて楽しかったりする。
660:名無し三等兵
11/10/31 11:01:30.57
いわれてみたら家に火縄銃あったわ
手入れしてあったらけっこう値段がするものなんだなあ
661:名無し三等兵
11/10/31 12:49:20.38
地方の古くからある専業農家とか酒屋、味噌・醤油屋、薬屋なんかにも
たまにこういった武具の系統が保管されていたり単に仕舞い込まれて
いたりするな。
うちの田舎にある古民家街にもそういうのを置いてある店があった。
662:名無し三等兵
11/10/31 18:17:14.71
『呉淞クリーク/野戦病院』読了
URLリンク(www.amazon.co.jp)
歩兵第101師団歩兵第101連隊の一員(伍長)として上海攻略戦に参加して負傷、内地に送還された著者による戦記文学の復刊。
本書には攻略戦の最中を描いた「呉淞クリーク」と、負傷して入院、本土に帰還するまでの「野戦病院」が収録されている。
末尾には半藤氏の解説が付属。
基本的に1兵士の視点から見聞きしたことや感じたことを綴っていく形をとっており、好戦的な感じや戦意高揚的な描写が無いわけではないが、
主人公は戦場にあって「我」を忘れないよう文庫本を持ち歩き、死について考えたりもするし、
こと戦場から離れて入院すると故郷や生に対する執着がわき、中国と日本の関係について思いをはせることもある。
また直接的に日本軍が快進撃を続ける描写があるわけでもない。
著者の所属する部隊はクリークを渡河するが堅固に守る中国軍相手に苦戦して主人公は負傷、連隊長を含む多数の戦死者を出した。
最終的に大場鎮の一角が陥落するものの、それを聞く主人公は前線後方の上海の病院に収容されており、感慨の裏で複雑な思いを抱く。
663:662
11/10/31 18:18:25.75
では発禁になったような文学作品とはどこが違うのかといえば、
一方で主人公は戦闘においては必死になるし、軍隊ものによくある目の前にある戦いへの決意・それに向けて一丸となる兵士たちへの無条件の賞賛や祖国愛に関する描写も少なくない。
またあくまで個人的な視点から戦いや戦地・病院の様子などを描いていくことに終始していて、
正面から戦争の意義などを論じるような性格の作品ではないということもあるだろう。
さらに言えば、本作では描かれている期間が短く、また基本的に「戦場」を舞台にしていることもあって、
人間の醜い部分というものが正面から描かれることは無い(それとなく言及されている個所はいくつかある)。
そのような面があるとはいえ、読む人が読めば反戦作品といってもいいレベルの本なのだが、これが少なくとも戦意を落とすものではないと考えられて、
発禁にされることなく出版されたことは、ベネディクトが『菊と刀』で論じられている、当時の日本の戦争映画に関する考察を思い起こさせる。
文学作品としてみると、実直な表現と丁寧な主人公の心情描写は大変いいものだと思う。
著者は池谷信三郎賞を受賞した本作で有名になり、以降戦中に数本の著作を残したが、その影響からか戦後は作品を書くことはほとんどなくなってしまったようだ。
個人的にはとても残念なことだと思う。
664:名無し三等兵
11/10/31 22:38:09.03
>>646 Robert Penn Warrenに興味を持ったなら、この板的な意味で、「すべて王の臣」と、三宅昭良「アメリカン・ファシズム」もお勧めだ。
こないだショーン・ペンの方の"All the King's men"見たんで後の方読んでたら、マジでヒューイ・ロングの側近だったんだなあこの人…驚いた。
665:名無し三等兵
11/10/31 22:43:51.54
>662-3
書評乙!
発禁まではなってないまでも、石川達三「生きている兵隊」などの中央公論初掲載時
の状態を見ますと、伏字だらけで何がナンやらわかりません。
また帝国海軍のほぼ完勝だった第1次ソロモン海戦を描いた丹羽文雄「海戦」初掲載
時も、部隊編成等だけでなく『ナンでこんなところまで?』の伏字が多く驚きます。
『呉淞クリーク/野戦病院』がもし雑誌掲載を経ていたのならば、あるいはかなり伏字
があったのではないかと推察します。機会があれば探して見ます。
666:名無し三等兵
11/11/01 00:19:24.60
吉田利明『戦争と伝書鳩 1870‐1945』ってどう?類書はあまりないから貴重だけど。
667:名無し三等兵
11/11/01 00:31:26.20
長峰さんも、激戦では伝書鳩を重視せよと言われております。
668:名無し三等兵
11/11/01 00:32:45.35
数十年前の古書かと思えば新刊なのか・・・恐らく読む前から決定版確実ですな。
669:名無し三等兵
11/11/01 00:53:39.48
>>666
買う前に軽く読んだけど面白そうだったよ。
あと、前スレに書評があったような気がする。
670:名無し三等兵
11/11/01 02:05:07.30
中身検索してみたが、先に黒岩比佐子「伝書鳩―もう一つのIT」で基礎知識付けといたほうが良さそうだね。えらく中古価格が高騰してるけど。
671:名無し三等兵
11/11/01 04:35:58.32
>>665
いずれも初出は中央公論で、「呉淞クリーク」が1939年2月号、「野戦病院」が同年4月号掲載。
同年7月にこれらの前日譚の短編2編と合わせて単行本『呉淞クリーク』として出版、池谷信三郎賞を受賞してる。
伏字はこの文庫だと「野戦病院」での主人公の故郷が○○になってるくらいかなあ。
これも別に特段書く必要がなかったから書いてないだけにも見える。
上で書いたように基本的に個人レベルで話が進むし、途中で負傷して入院するから部隊編制とかもあまり出てこないっていうのもあるかも。
ただ資料がないんでわからないんだが、大隊長以下の兵士は仮名かもしれない。
あと「生きている兵隊」は伏字にしたのに即日発禁じゃなかったっけ?
672:名無し三等兵
11/11/01 15:02:45.91
初めてここに感想書く
書評とか書き慣れてないけど
「イラク博物館の秘宝を追え」が面白かった。
まさに現代版インディージョーンズ
主人公は予備役大佐だった検察官だか検事だったが911を機に復帰
様々な組織(FBI、税関、煙草取締局等)から集めた兵士からなる対テロ部隊の指揮官をするがイラク博物館から略奪された物の回収(略奪されたものをテロリストが売却しテロ資金源にならないために)を独断で部隊を動かしておこなうことに…
そのためか正規な補給もないため、現地の補給所の責任者に直接交渉し補給したり、イラク各地を許可申請しなくても移動できるため、他の高級将校から疎まれり
本来の任務である対テロ部隊を行わない大佐に不満な部下や軍高官たちとの間に挟まれて苦悩するのが中間管理職みたいな感じだった
一応対テロ部隊を扱ってるけど戦闘シーンは無い。
イラク博物館の幹部はバース党の出身で、博物館では戦後も彼らを使っていたので、誰が信頼できて信頼できないのかなど
それでいて彼らは何かを隠しているのでミステリー小説のような雰囲気だった。
この本にもハレル准将が出てきて、色々な本に登場するせいか俺の頭の中では現代版、辻ーン、フォン・メレンティンみたいなイメージになった。
673:名無し三等兵
11/11/01 15:24:07.30
明日はハレルよ!
674:名無し三等兵
11/11/01 15:44:15.61
ナチスに略奪されたヨーロッパ各地の美術品捜索の任務がアイゼンハワーのとこに持ち込まれたのを見て、
ああ司令官は大変だわ……って思ったな。それでモンティだのチャーチルだのドゴールだのまで相手してれば
キレん方がおかしい
675:名無し三等兵
11/11/01 16:26:00.63
モンティ・パイソンはモン(ト)ゴメリーの親類なのか?
676:名無し三等兵
11/11/01 17:48:03.39
>>675
つ、釣られないぞ…AA略
677:名無し三等兵
11/11/01 17:48:08.44
>675
「モントゴメリーのニシキヘビ」が由来>モンティ・パイソン
もちろん、股間のニシキヘビね。
678:名無し三等兵
11/11/01 19:07:34.83
「こんなの論外だ!」アマゾンの契約書に激怒する出版社員 国内130社に電子書籍化を迫る
URLリンク(news.livedoor.com)
679:名無し三等兵
11/11/01 20:28:38.52
アマゾン電子書籍契約は妥当か無茶か 大手は反発、中小は興味示す?
URLリンク(www.j-cast.com)
680:675
11/11/01 20:44:51.33
>677
知っている人がいてウレシく思います。
あれくらい気骨があるギャグ番組をわが公共放送でもやって欲しいヨネw
681:名無し三等兵
11/11/01 21:00:47.78
モンティのパイソンはそこまでパイソンではなく
年上の未亡人の奥さんに死なれてからは意気消沈しっぱなしだ。
682:名無し三等兵
11/11/01 21:08:51.56
よく知っとんな、お前。見たンか?
683:名無し三等兵
11/11/01 22:18:44.94
コルスン包囲戦の本を探しているんだけど、「チェルカッシィ包囲突破戦」てどうなんでしょ?
アマゾンの書評では翻訳がひどいといわれているようですが
684:名無し三等兵
11/11/01 22:54:29.45
翻訳がひどいって事は、原著は良い出来なのだろう。
原著を読めばいいし、自分で訳す事ができないのなら訳書を買えばいい。
685:名無し三等兵
11/11/01 23:25:11.54
陸軍や陸軍大学校で行われた兵棋演習について書かれた本てある?
Wiki見たら、昭和16年夏の敗戦が参考文献にあったけどこれはどうなの?
686:名無し三等兵
11/11/01 23:43:55.52
>>685
『昭和16年夏の敗戦』には兵棋or机上or図上演習の規則は載ってなかったんじゃなかったかな?
演習の結果、昭和20年には帝国が敗戦することが分かった・・・ってだけで。
下記の本には海軍大学校の兵棋演習のルールを使用した二つの演習(真珠湾とミッドウェイ:
該当部分の筆者は大木毅)の模様が載ってるけど。
URLリンク(www.amazon.co.jp)
687:名無し三等兵
11/11/02 00:15:57.58
>>672
レストランの倅でボクシングやってる人だっけ?
「海兵隊最高!」なノリが全面に漲って楽しい本だよね。
今更だけど「祖父たちの零戦」読了。いや面白いわ。
真珠湾奇襲前の緊張した雰囲気を和らげようと春画の個展を開く話は爆笑した。
昔から日本人ってのはw
戦後編は日本人の従軍記にありがちな「生き延びてしまって戦友にすまない」的な
雰囲気が漂ってて、ルデルの「急降下爆撃」のアッケラカンとした感覚との違いが印象的。
こういう「割り切れない」気持ちってのは、日本に独特なのかなあ。
敗戦→戦後教育っていう社会の変化もあるんだろうけど。
688:名無し三等兵
11/11/02 03:13:32.45
>>687
ドイツはヒトラーが死んじゃったからねえ。
責任をなすりつけることもできるし開き直ることもわりとしやすかったんじゃないかなあ。
でも戦車兵だったカリウスは自伝の日本語版序文で、
「WW2のドイツ軍兵士は強制収容所の看守と一緒だ」という発言を閣僚がするようなドイツの状況に比べて、
日本の状況はうらやましいって書いてるね。
隣の芝は青く見えるもんなんだろうか。
689:名無し三等兵
11/11/02 03:49:18.12
>>683
その翻訳がひどいというアマゾンの評価はあたってるの?
690:683
11/11/02 05:36:23.37
ok
どうもありがとう。自分で見なきゃわからんからな。まずは買ってみることにするよ
691:名無し三等兵
11/11/02 09:14:12.54
>>687
そりゃルーデルが特別なだけだと思うよ。
「急降下爆撃」読んでも同僚や部下はあそこまで突き抜けてない。
割り切れない気持ちが日本に特有なのかは分からないが
戦後教育どうこうは全く関係無い。
軍歌の「戦友」を見ればそれが分かる。
692:名無し三等兵
11/11/02 10:04:26.24
>688
クレフェルトの戦争文化論を読むに、中の人の扱いは日本のほうがマシなのかもしれないなぁ。
すくなくとも、社会党ですら、戦犯関連で旧軍人に擦り寄ろうとしてる時期があったわけだし。
一方のドイツは、ナチを否定しようとしたらプロイセンまで遡って否定する羽目になったでござる、って有様らしいから。
1812年だけは別扱いで。
693:名無し三等兵
11/11/02 10:14:39.81
そらまぁ軍部独裁なんかは第二帝国のルーデンドルフ時代が始まりだしな。
694:名無し三等兵
11/11/02 10:42:43.24
ボロボロの日本軍より
善戦したドイツ軍の方が良いのに
本でもプラモでもドイツと日本じゃ知名度も売れ行きも天と地だぞ
695:名無し三等兵
11/11/02 10:46:51.55
ボロボロという点ではどちらも変わらん。
田宮模型は偉大だな。
696:Lans ◆xHvvunznRc
11/11/02 10:50:43.45
>694
>本でもプラモでもドイツと日本じゃ知名度も売れ行きも天と地だぞ
戦車はそうですが、航空機と艦艇は話が逆転します。
つ【ぜろせん】
つ【やまと】
この2つだけは【たいがーせんしゃ】にも負けません。
697:Lans ◆xHvvunznRc
11/11/02 10:54:23.85
もっと・・・もっとWW2欧州海戦に光(書籍)をっ!
地中海に光(書籍)をっ!
ぐらんどふりーと ばんじゃーい
ほっほぜあふろって ばんじゃーい
698:名無し三等兵
11/11/02 11:08:35.56
>>696
日本軍戦車がマイナー扱いされるのは見た目とスペック以外に
戦後の陸軍の評判が影響してんのかしら飛行機も海軍機の方が人気有る感じだし
海軍さんと国防軍さんはうまくやりましたなぁ(歴史観形成的な意味で)
699:名無し三等兵
11/11/02 12:40:39.04
>>698
海軍さんは終戦に向けた動きも早く始まったしなぁ。
「先制の利」ってヤツかw
陸軍の作戦要務令にも先制の重要性は書いてあるのにw
700:名無し三等兵
11/11/02 13:07:21.08
ドイツの戦争責任ネタだと、中公新書の「<戦争責任>とは何か」が面白いな。
全ての責任をヒトラーにおっかぶせて、それを否定して、市民や国防軍の責任を追及すると
糾弾される現状とか、2001年発行だから今はどうか知らんがそんな現状が書かれてた。
あと、笑ったのがドイツの平和運動家が、日本の平和教育を「先進的」と評して、「ドイツも日本を
見習うべき」って語るくだり。
どこの国もよその国を理想にするんだなー、と思った
701:名無し三等兵
11/11/02 13:30:25.58
ドイツ機甲部隊と日本連合艦隊は
軍オタの入門編だな
702:Lans ◆xHvvunznRc
11/11/02 13:33:25.86
>701
最初に買った軍事本…
つ【壮烈!ドイツ艦隊】サンケイ赤本
703:ゆうかin職場 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 ◆u8WC078ef5ch
11/11/02 13:38:21.71 FIz3sfFp
>>702
ノシ
ジャガーブックスの次くらいがそのシリーズだったかなー・・・(遠い目)
小学4年生か5年生ですでに染まっておった
犯人は松本零士www
704:Lans ◆xHvvunznRc
11/11/02 14:53:27.21
>703
小学校の時は、軍事本ではなく
「ああ戦艦大和」とか「真珠湾攻撃」とかのコミックでしたね。
あのコミックシリーズ、出版社どこだっけ?もう一度読みたいなぁ
705:名無し三等兵
11/11/02 15:19:23.83
せんせー、パンツァーフロントの攻略本は軍事本に含まれますかー?
706:Lans ◆xHvvunznRc
11/11/02 15:27:43.38
>705
それを言うならこうだろ
せんせー、メガドライブ版アドバンスド大戦略の取説は軍事本に含まれますかー?
707:名無し三等兵
11/11/02 15:33:09.61
俺が最初に読んだ軍事関係の本が
潜水艦: その回顧と展望(堀元美)
だった。父の友人からの貰いもの。
小学3年の時だったので最初は何が書いてあるのか半分も判らず、
読み通すのに1年以上かかったよ。
708:名無し三等兵
11/11/02 15:52:23.58
はじめて触れたミリタリーがパンツァーフロントって若造なんだろうか、やっぱり。
いや、年齢じゃないってのは分ってるつもりだけどさ。
パンフロの十月農場が趣味の転回点です。虎戦車に近接戦闘!
709:名無し三等兵
11/11/02 16:03:27.28
勉学は早さではなく何処まで遠く深く広くに到ったかで測るもの
710:名無し三等兵
11/11/02 16:11:34.53
「もう元の場所には戻れない」と思ったときは、
さらに先まで歩くことですな。
711:名無し三等兵
11/11/02 16:17:37.76
「懐かしの本を書評スレ」になってしまったのか
ジャガーバックス『ドイツ機甲軍団』と
少年少女・講談社文庫『図解・世界の戦車』
は最高だぜ!(今でも読み返してます)
712:名無し三等兵
11/11/02 16:23:03.34
俺も馴れ初めを語っちゃうぞ
初めては徳間の中国の思想シリーズの孫子呉子だった
高校生の時に史記三国志にはまってそっからだな
東の孫子西のクラウゼヴィッツっていうことで戦争論読んで
気付けば中国史よりも西洋史兵法よりも軍事学になってた
東洋の中に留まっていればここまで本を積み上げることもなかっただろうに
713:名無し三等兵
11/11/02 16:25:07.57
>>709
別に勉学じゃなくて趣味なんだから
スタートが何処でも到達点がどこでもいいと思うけどな
714:名無し三等兵
11/11/02 16:30:03.05
きっかけは大空のサムライでした。
715:名無し三等兵
11/11/02 16:31:48.15
小山内宏氏はたしかに「軍事評論家は文化人だ」と思わせる気品があったが、
あとに続く世代が「軍ヲタのなれの果てで、まあまあ成功したのが軍事評論家だ」
という正しい認識へワレらを導いたな。
716:名無し三等兵
11/11/02 16:37:35.26
>>690
買う前に序文の所を立ち読みするべき、意味不明で読めないから。
それに読めるところでも間違ってる。
例えばヴィリィ・ハインの前書きに
・「洪水の激流は、我々ではなく自分自身を飲み尽くしていった!」
「チェルカッシィ・ポケット」、このように名付けられた包囲陣に関する精密な研究が
・私は結びの語を、死者と未だ行方不明のすべての者に捧げたい。包囲戦闘中の彼らの犠牲は、悲劇的結末を迎えたのである。
とあるけど、ホントは↓
・「洪水は、我々以外を飲み込んだ!」このように名付けられたチェルカッシイ包囲戦に関する図上研究が
・最後に、包囲戦の間の犠牲的行為が、悲劇的結末を迎えた死者と未だ行方不明者すべてに捧げる。
とか2行以上の英文はほぼ誤訳じゃないのん
717:名無し三等兵
11/11/02 16:41:24.79
>>700
隣の芝生は青く見えるんだな。まあ日独は地理的には全然隣じゃないが。
718:名無し三等兵
11/11/02 16:43:58.05
グイド・クノップの一連のナチス本は新証言や新史料を多く用いてる点は
評価出来るけど、反ナチ抵抗運動に参加しなかった人間をナチスの潜在的な
共犯者、幇助者扱いしているきらいがあるな。
719:名無し三等兵
11/11/02 16:59:06.73
光栄の事典、BNNの大戦略攻略本、ヘッドルームの太平洋の嵐DX攻略本
トイレに常備する分には十分楽しめるとおもふ
俺のウンターデンリンデンを返せ、気象畜生恨畜生は今なお名パラグラフとして頭の中に回っている
720:名無し三等兵
11/11/02 17:22:42.94
>>708
「エネミー戦車をデストロ~イ」な私はあなたよりは先か?
721:Lans ◆xHvvunznRc
11/11/02 17:27:46.70
>708
大丈夫。
上のネタは AD大戦略は「攻略本」ではなく「取り説」自体が軍事本という異常さを示したものですのでw
(逆にAD大戦略の攻略本は普通に攻略本だったり・・・)
722:Lans ◆xHvvunznRc
11/11/02 17:28:53.37
>720
「たーいちょーさ~ん」 byマチルダ
723:名無し三等兵
11/11/02 17:51:35.98
コミック版紺碧の艦隊が俺のミリオタ道の原点でした
神田古本祭り、さすがにそろそろめぼしいものは買い尽くされてるかと思ったら
「神々の黄昏」と「パリは燃えているか」をゲット。
「攻撃高度4000」とか「幻影」とか「最初の礼砲」とかの良書も欲する人の下に収まったようだ
724:名無し三等兵
11/11/02 18:20:49.14
高校の時の彼女に萌え戦をプレゼントされたのが最初の軍事本かも
725:名無し三等兵
11/11/02 18:32:30.26
「壮烈!水雷戦隊」
父親が買ってきたこれで、染まったもんだ。
このシリーズは沢山あることを知って、図書館にリクエストしまくったなあ。
ほとんど揃えてもらったよ。
726:名無し三等兵
11/11/02 18:42:32.53
>>700
オットー・カリウスもそんなこと書いてたな
負けた戦争に対して向き合うってのはどの国も難しいみたいだ
イタリア?あれは本人たち勝ったつもりだから…
727:名無し三等兵
11/11/02 18:46:33.24
イタリアは国内を二分する戦争になったから相当複雑な感情がある
728:名無し三等兵
11/11/02 18:53:23.84
壮烈!水雷戦隊懐かしいね
それで涼月の話を知ったよ
729:名無し三等兵
11/11/02 19:42:12.59
先月出たミンスミート作戦に関する本の評判はどんなもん?
730:名無し三等兵
11/11/02 20:07:01.39
>>729
書名と出版社教えて
731:名無し三等兵
11/11/02 20:08:30.05
「ナチスを欺いた死体」だっけ?
732:名無し三等兵
11/11/02 21:46:51.48
>>723
近くのラーメン屋においてあって、小学生のころにワクワクしながら読んでたわ
733:名無し三等兵
11/11/02 21:59:07.75
>>683
「チェルカッシィ包囲突破戦」
原著:Douglas E.Nash 「Hell's Gate」
この本の原著は海外では評価が真っ二つに分かれているみたい。
「細かい描写が多いので、全体像がつかみにくい」という意見が
「細かい描写やたくさんのエピソードに興味をそそられる」という意見にもなる。
興味の対象が戦術レベルなのか作戦レベルなのかによって変わるんだろうな。ご参考までに、批判的意見の急先鋒はコルスン包囲戦の権威であるジャック・ラディというウォーゲームデザイナーらしいよ。
もしあなたが英語の本に挑戦してみようと思うなら、
Niklas Zetterling & Anders Frankson共著の「The Korsun Pocket」がおすすめです。
734:名無し三等兵
11/11/02 23:30:16.15
>>700
尼でわりと酷評されててワロタ
735:名無し三等兵
11/11/02 23:39:28.12
ただ、ドイツは、「近くの国で虐殺が行われてるのに見て見ぬ振りをしてるのは、ナチスのホロコーストを受け入れるのと同じ」
と、ユーゴに軍派遣したからね。
きちんと過去を反省した振る舞いで立派だよ。
736:名無し三等兵
11/11/03 00:56:53.73
URLリンク(www.amazon.co.jp)
タッポーチョ読んだが、かなり変った経緯で出版された本だな。
著者はアメリカ人なのに先に日本語版が出て、それでいて訳書というわけでもないようだ。
サイパンで包囲された日本人グループが終戦まで戦闘を避けながら
記念品漁りに熱心であまり掃討戦をやりたがらない米兵と戦うという話だが、
男女が狭い範囲で一緒に暮らせば誰と誰がくっついてどうのという話は尽きないようだ。
737:名無し三等兵
11/11/03 01:53:48.48
書評ではなく本棚評だが関連つーことで。家具板行けって話なんだろうけども。
「書凝り」 アイランド株式会社
横幅はアイリスオーヤマのカラーボックスとほぼ同等、奥行きは150mmほど長い。
収納スペースは同じ高さのカラーボックスがあれば、ほぼ同等だと思われるが、左右両側からアクセスできる分、取り出しやすい。
本棚が本体に収納される作りなので、埃や日焼けに強いのが個人的にすごくうれしい。
問題は、本を満載にすると本棚を引っ張り出した際、結構揺れること。付属の固定具or天井突っ張りの追加を推奨したい。
ただ、複数連結すれば突っ張り等が無くても揺れは解決できると思う。
材質は正面の扉以外はカラーボックスとそう変わらない。
開封直後はおが屑が結構中にあったので、掃除機を準備しておいた方がいいと思う。
全体的に見てよい本棚だと思うが、収納量だけ求めるならば別の選択肢を考えた方がいいと思う。
設置スペースが限られて、埃や日焼けを防ぎたいならお勧め。価格を許容するなら、だけども。
質問ある人いれば答えるよー
738:名無し三等兵
11/11/03 06:56:10.50
朝日ですら、最近はドイツ見習え論なんて言わなくなったしな。
ヴァイツゼッカーの例の演説の一節も。
739:名無し三等兵
11/11/03 07:17:07.06
ここ最近はナチスやドイツ軍に関する良書があまり出てないね。
『写真・ポスターに見るナチス宣伝術』は期待はずれだったし。
740:名無し三等兵
11/11/03 07:28:24.28
もう第二次大戦ものは飽和状態だろ
741:名無し三等兵
11/11/03 08:42:40.99
そこでヴィシーフランス関連の奴をですね……
ハヤカワノンフィクションの一連の作品とか再販してくんないかなあ
742:名無し三等兵
11/11/03 08:45:05.70
>>738=>>739は学者オタといって本を読みもしないでいっぱしの学者通を気取るので
日本近代史板で袋叩きに遭い、軍板に逃亡してきた悪質な荒らしですので、
軍板の皆様におかれましては一切相手にされませんようお願い致します。
743:名無し三等兵
11/11/03 09:02:09.33
逃亡兵はお前だろ>>742
こっちに面倒ごとを持ち込むなカス
744:名無し三等兵
11/11/03 09:08:06.01
>>734
そうは見えなかったが。
745:名無し三等兵
11/11/03 09:13:55.29
>>743
黙れよ、学者オタ。
746:名無し三等兵
11/11/03 10:08:20.50
他の板から来てドタバタしないで。
埃が立つから。
747:名無し三等兵
11/11/03 10:23:33.53
>740
数年前に大祖国戦争に関する書類の機密指定が原則として解除になってるんで、
ロシアからは色々面白いものが出てくると思う。
日本に入ってくるのはいつになるのかわからんけども。
748:名無し三等兵
11/11/03 12:44:03.27
>>745
死ねよ、負け犬w
749:名無し三等兵
11/11/03 14:12:02.89
>>747
大日本絵画の独ソ戦車戦シリーズなんかはそういう類だね
750:名無し三等兵
11/11/03 14:45:38.95
>>739
それ、書店でチラ見したけど、写真やポスターが殆ど載ってなかったよね。
>>739もそこら辺を期待して買ったのかな?
751:名無し三等兵
11/11/03 15:51:41.32
京都の古本まつりで朝鮮戦争の陸戦史集ゲット
752:名無し三等兵
11/11/03 16:44:28.73
>>749
>大日本絵画の独ソ戦車戦シリーズ
このシリーズは面白いですね。
ロシアソースは貴重だなあ。
753:名無し三等兵
11/11/03 18:37:37.48
その代わりドイツ軍に関する記述は間違いが少なくないのが欠点だけどな。
754:名無し三等兵
11/11/03 18:42:54.50
>>753
それは他の書籍や雑誌で補えるだろ
独ソ双方の資料を突き合わせた戦史の決定版が出るのは将来の課題として、
とりあえずは、今まで秘密だったソ連側から見た戦史が、普通に手に入ることを喜ぶべき
755:岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM
11/11/03 19:24:44.20
古本祭り、10年ぶり位に行きました。
結局書店で購入したので祭りで買った品は第二次大戦ブックス1冊だけ。
>>707氏(狙って出せない数字ですね)の挙げている『潜水艦:その回顧と展望』も
置いてありました。
それにしても、川重が原潜を建造したらどうなるかを検討したことがあったとはねぇ。
表に出てきているのが1958年のレポートとは言えびっくりだ。
756:名無し三等兵
11/11/03 21:10:06.27
>755
そういう話は色んなところに転がってますからねえ。
どこだったか、あるメーカーのエンジン史的な本に、日本での戦車用ガスタービンエンジンがポシャッた経緯が載ってたり。
まぁ、一言でまとめると「予算が少なすぎる」って話なんですけどね。
757:名無し三等兵
11/11/03 21:14:16.04
>>755
>>>707氏(狙って出せない数字ですね)の挙げている『潜水艦
おっさん乙
758:名無し三等兵
11/11/03 22:12:18.41
しかし「サブマリン707」のサブロックを見て、ガキの頃は
とんでもない未来兵器やと思ってましたが、早々と退役して
しまいましたな。
いやSLCMにリプレースされたと考えるべきかな?
759:名無し三等兵
11/11/03 22:20:46.31
『サブマリン707』といえばマウスキッドだな
760:Lans ◆xHvvunznRc
11/11/03 22:31:16.96
707にはDASHも出てるで~
761:名無し三等兵
11/11/03 22:52:33.09
あの頃はDASHもガキにとっては夢みたいな兵器でしたが、これもソソクサとご退場。
これが原因で米海軍ではノックス級FFが艦齢に満たないままゴッソリ退役したり
売却されることになり、海自でも「たかつき」型2隻と「みねぐも」型3隻の
改造になりましたな。
762:岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM
11/11/04 00:11:46.63
海自のDASHは職人技で維持して稼働率も米軍より良かったので継続と言う向きもあったとか。
どっかで読みましたが失念。
763:名無し三等兵
11/11/04 00:16:53.32
海自にはDASHを一人で六機も墜落させた飛翔士がいて
「幻の撃墜王」と呼ばれてたそうなw
764:名無し三等兵
11/11/04 00:35:29.36
「最後の有人機」もそうだが、あの時代の飛行機はレトロフューチャーっぽさがたまらんな
765:名無し三等兵
11/11/04 17:12:03.33
民間防衛みたいな本で核戦争への備えがわかるいい本ありませんか?
766:名無し三等兵
11/11/04 19:15:23.77
>>765
放射能からのサバイバル
767:名無し三等兵
11/11/04 19:18:43.33
「風が吹く時」だな
768:名無し三等兵
11/11/04 19:52:06.11
スレチ
769:名無し三等兵
11/11/04 22:36:46.26
神田古本まつりで、「日本陸軍の本」を買ったんだが、非常にいい。
ネットで調べると「日本海軍の本」があるみたいだからそれもほしい。
770:名無し三等兵
11/11/04 23:56:11.72
>>716
ごめん訂正
最後に、悲劇的結末を迎えた包囲戦で犠牲になった死者と未だ行方不明者すべてに捧げる。
で「チェルカッシィ包囲突破戦」は買ったんだろか
771:名無し三等兵
11/11/05 00:12:04.92
>>716
おまい得意そうだからどんどん訳書出してくれ
772:名無し三等兵
11/11/05 10:54:54.82
神田だけでなく都内あちこちでやってる小古本市も見逃せないよ。
以前、馬場BOXの市でUSNavyProceedingsの'60年代バックナンバーが一塊
出ていた。しばらくしてから急速にほしくなったが遅かった。
773:岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM
11/11/05 19:13:47.70
今週は休日があったので国会図書館でデジタル化された雑誌を印刷してみた。
B4サイズの技術雑誌。字の密度は・・・世艦位かな。
正直言って、少し使い勝手が悪く、可読性も悪化してる。
まず、基本的に見開き2ページでしか印刷できない。
また、本内の100ページから110ページまで、などと
欲しいページを指定するのが人間工学的に自然な思考だと思うけど、
これ見開きの枚数を表紙からカウントしてるので、その都度
「100ページは53枚目」とかメモしないとすぐ間違えてしまうだろう。
見開きなのだから2倍すれば今読んでるページになる、と考えても失敗する。
目次にページ番号振ってないとか白紙が挟んであるとか本によってページの考え方が違うから。
774:岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM
11/11/05 19:15:47.85
(773続き)
で、欲しいページを決め、印刷範囲を指定した後用紙設定に移る。
設定出来るのはA4とA3しかなく、デフォルトではA4なので取り扱いも考えて
A4、モノクロで出してみた。
・・・元のスキャンのせいで、普通のコピー機なら白紙で出る部分が全体に灰色がかっちゃってるな。
真っ白なページに黒い文字、という感じではない。
また上下の白枠が大きく、字が小さく印刷されて出てくる。
技術雑誌なので当然図が載ってるのだが、図に書き込まれてる文字って
本文の文字より小さくて物によって薄かったりするでしょ。
A4で出すと潰れて読めなくなってる図もあるね。
多分、B4系の雑誌でも綺麗に出したかったらA3で出さなきゃいけないみたい。
まぁ館員に良く話を聞いてみれば今までの複写依頼見たく綺麗に出す方法が
あるのかも知れんけど。
良かったのは、一々複写箇所にしおり挟んで申し込み用紙印刷して記入する一連のルーチンが無くなったこと。
後は一部の書籍は本文まで検索対象にしていること、
現行のNDL-OPAC、Ciniiより収録対象誌が大幅に増加していることかな。
775:名無し三等兵
11/11/05 19:40:16.48
>>774
あ~そんな感じなのね
紙の色がグレーになっちゃってるのはスキャン時のデータのせいだからそれを白くしたければデータ化するときにレベル補正とか白飛ばしっていう補正をしなきゃならない
スキャニングの基本中の基本なんだがなぁ…
まあ印刷するなら出力するときにもできると思うし、電子書籍ビューワーでも補正してくれるのあると思うが
文字潰れは、スキャン時の解像度が低いと拡大して印刷しても無駄よ
最初から潰れてるの拡大しても汚れが大きくなるだけだw
まあ拡大すれば判読できる場合もあるけど
どのぐらいの解像度で取り込んでるのかなあ?
出来れば300dpi、最低でも200dpiは必要なんだが
776:名無し三等兵
11/11/05 19:46:41.46
岩見浩造 ◆Pazz3kzZyMスレ
スレリンク(tubo板)
777:岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM
11/11/05 19:50:59.29
確か400dpiとかアナウンスしてた筈。ちょっと確認して無いけど。
デジタル化資料用の端末が用意してあって、それで見た時にはまぁ綺麗なもんだった。
だからスキャン自体は悪くなかったようだ。
白とびをしていないのは多分情報ではなく史料としての再現性を重視したんでしょう。
後、デジタル化資料から印刷範囲を指定するとその都度PDFを生成、
そのPDFファイルを別のソフト立ち上げてまた読み取って印刷、という
2段構えになっています。恐らく著作権、管理面の問題でそうなったと思うけど、最後に印刷するところで潰れてる気がする。
778:名無し三等兵
11/11/05 20:46:51.25
中川八洋の著作もここで良いですか?
779:名無し三等兵
11/11/06 02:56:32.70
さすが岩見のレスはレベル高けーな
最悪板のゴミどもとかと違って
780:名無し三等兵
11/11/06 03:44:58.81
版型B4の見開き(=B3)をA4に縮小印刷した、ということですかね。
それともB4をA4に縮小?
前者だったら文字・図版がつぶれるのは当たり前だよね。
後者でもけっこうキビシいのでは?
どっちにしろ、A版しか用紙がないのはどうなのよ、
という気はしますが。
781:名無し三等兵
11/11/06 13:08:32.34
A版は世界規格だからある程度はしょうがないと思う。
紙ってのは場所とるし。
782:名無し三等兵
11/11/06 14:19:34.55
でも、国会図書館の性格を考えると正直ちょっとなぁ。
B列の本が原寸で印刷できないのは行政サービスとして
どうなのよ、と思うわけで。
愚痴ってばかりでもなんなんで、
ちょっとだけ。
現代書館「靴づくりの文化史」
基本は歴史の本なので、ミリオタ向けとはいえませんが、
著者の一人稲川實さんが陸軍の六研づとめだったので、
数頁ほど六研内部のエピソードあり。
また日本における西洋靴の受容は、やはり軍隊経由だったので、
明治時代の軍隊被服史の一面もあります。
歴史好きなら買っても損はしないと思うし、
ミリオタな人は図書館ででも目を通してみるといいかも。
783:名無し三等兵
11/11/06 14:23:25.37
被服史だけど軍服の素材の変遷とか見てると楽しいよね。
784:岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM
11/11/06 18:24:52.54
>>780
一昔前までよくあったB5版、見開きでB4になるタイプの雑誌です。
即日複写依頼で申し込み用紙に「2PB4」てマークされてる奴です。
今は公官庁系中心に徐々にA4版、見開きA3に移行してると思いますが。
仰るとおりで、B4をA4に印刷してもらったんでその点でも厳しいんですが、
・白とびをしていないので文字、線が相対的に薄い
・周囲の白枠が大きいため見かけ以上に縮小される
・印刷用にプレビューを生成するソフトも微妙な出来
と言う問題もあるかと。
白枠の問題は「A3にB4を出したらこういう白枠が出来るだろうな」って感じ
のがそのままA3→A4縮小を食らってる感じなので、やっぱA3選ぶしかないのかな。
785:名無し三等兵
11/11/06 18:44:20.55
>>784
その白枠って、スキャナに原稿押し付けたときの余白ってこと?
786:岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM
11/11/06 18:54:09.61
・スキャナに原稿押し付けたときの余白
・トンボ
の両方
787:名無し三等兵
11/11/06 19:23:09.84
ところで最悪板のゴミどもが
さっそく負け犬の遠吠えしてたな
788:名無し三等兵
11/11/06 21:10:32.45
780です。
岩見氏、わざわざのご教授、恐縮です。
たぶん、事情飲み込めたと思います。
そういうことなら、現状ではA3にするしかなさそうですね。
でもA3はやっぱりでかいよ。
官公庁が何をしようと勝手だけど、
いやしくも図書館が過去の財産に対して
そういう方向に杜撰なのってどうなのよ、という。
さっさとPDFなりePubなりにして
サーバにあげてしまったほうがよっぽどいいとおもう。
789:名無し三等兵
11/11/06 22:11:28.96
>>782
私も読んだけど、革を扱うのは部落出身者みたいな目があるから、軍隊に半ば強制で雇用された職人が、
色々と差別されて大変だったってのがサラリとあったね。
790:名無し三等兵
11/11/07 14:46:36.14
戦争における人殺しの心理学
って著書なんだけど軍オタ的にはどうなん?
791:名無し三等兵
11/11/07 15:30:36.45
>>790
兵士の心理状態を研究した良著。読んどいて損はないよ
但し、類著が無いから作者の主張が本当に正しいのかはわからないが
792:名無し三等兵
11/11/07 15:38:49.97
ありがとうございます
レスした後も調べてたんですけど
かなり評判もよく買って損はないみたいですね
早速購入します
793:名無し三等兵
11/11/07 16:40:02.41
「本当の戦争」も良いよ
794:名無し三等兵
11/11/07 18:11:17.89
続編「戦争の心理学」も買いましょう
795:名無し三等兵
11/11/07 18:49:50.15
『戦争の心理学』は今まさに図書館で借りて読んでる
人殺しの心理学もそうだけど、やはり勉強になるなぁって印象だ
良く考えれば常識だよな。ってのもデータ出されて論理的に説明されるとよくわかる
失禁とか睡眠不足とかな
796:名無し三等兵
11/11/07 22:30:29.69
ずらっと並べた積み本の山を眺めて悦にひたる幸せ……
797:名無し三等兵
11/11/07 22:39:32.19
目を覚ますんだ。いまから工程表を書いて本を読む作業に戻るんだ!
でもまあ、義務的にやること、やれといわれてやることってのはちとやる気がでないよな
読書でもなんでも。
798:名無し三等兵
11/11/07 22:43:35.29
工程コストが読めない
799:名無し三等兵
11/11/07 23:49:10.93
もうじき原書房から出る『ドイツ軍装備大図鑑』は第二次大戦の
ドイツ軍に関する図鑑?
800:名無し三等兵
11/11/08 01:05:47.95
G.O.
801:名無し三等兵
11/11/08 14:22:49.11
初心者スレより誘導されてきました。
日本軍の砲兵部隊について詳しく知りたいのですが、
運用や構成などが詳しく書かれた本やホームページはありますでしょうか?
よろしくお願いします。
802:名無し三等兵
11/11/08 16:24:10.31
>>やおい
「日本の火砲」
803:名無し三等兵
11/11/08 17:04:25.17
最悪板のゴミどもマジきもいな
804:名無し三等兵
11/11/08 17:15:20.19
>>802
やはり佐山先生が鉄板ですか、アッーりがとうございます。
805:名無し三等兵
11/11/08 19:02:32.73
歴史群像を読んだ。
アフガンの米軍の対応について辛辣に描いているのに驚いた。
丸とか他の雑誌ではあまり書かれていないので新鮮な印象を
受けたけど、反米のレッテル貼られるリスクがないかと心配
してしまう。
806:805
11/11/08 19:15:12.83
失礼、雑誌スレで書くべきものを誤って書き込んでしまった。
申し訳ない。
807:名無し三等兵
11/11/08 19:32:32.19
>>804
「日本の大砲」には砲兵の運用や構成はほとんど書かれてないぞ。
あくまでも火砲そのものの本。
むしろ図書館で「砲兵沿革史」を探した方がいい。
808:名無し三等兵
11/11/08 19:47:32.29
>>801
『ニューギニア砲兵隊戦記』大畠正彦(光人社)
運用ならこれが参考になるかな。
運が良かったとは言え、10発ほどで敵の迫砲を黙らせたのには笑った。
809:名無し三等兵
11/11/08 23:06:45.93
>>801
旧第九師団山砲兵第九聯隊史
今ならたったの6万5千円
810:名無し三等兵
11/11/08 23:16:27.49
>>809
まあお安い!(棒
811:名無し三等兵
11/11/08 23:32:10.46
『ラサ島守備隊記』読了
URLリンク(www.amazon.co.jp)
1994年、大東諸島の南端のラサ島(沖大東島)に守備隊を率いて着任し、以降終戦まで同島の守備にあたった隊長の戦記。
著者は神宮皇學館を卒業、近衛連隊に徴兵後幹部候補生となり、除隊後は国語教師をしていたが、2度目の再召集でラサ島守備隊長(配備時は第56兵站警備隊第4中隊長)となった。
終戦時階級は中尉。戦後は教師に戻らず燃料関係の商売をしていたようだ。
1960年代に出された本に、1995年に追記を付して刊行した河出書房版を文庫化したもの。
ラサ島守備隊は部隊規模がそれほど大きくなかった割に、配備先のラサ島を所有するラサ工業の協力(人的資源やダイナマイトなど)を全面的に受けることができたため、陣地構築を大規模に行うことができた。
また沖縄本島から南東に400キロ、部隊主力が配備された南大東島からも南に150キロ離れている小島であることもあって、戦備に関して高い緊張度を保つことができ、海軍や企業を含む島全体を掌握しやすかった。
さらに1945年初頭には民間人が全員退島したため、その後の艦砲射撃や空襲に対しても被害を抑えることができた。
また著者は陣中日誌を処分せずに持っていたため、来襲敵機の機数などもかなり細かく書かれている。
そのほか歩兵砲陣地について、平射用のほか即席の対空砲として運用できるように陣地を構築していた話や、とにかく上級部隊からの情報が遅くてイライラしていた話などが興味深い。
元国語教師らしく、文中要所要所で俳句が挿入される。
本書のサブタイトルは「玉砕を覚悟した兵士たちの人間ドラマ」
遠く離れた島に送られた場合、敵が来る=玉砕っていう意識が強くあらわれていることが多い。
独ソ戦みたいに広大でも陸続きだと脱出の機会も多いし、たとえ包囲されても最悪足で何とかならないことはないが(実際そういう例もある)、周りが海だとそうはいかない。
そのあたりが「隔絶しているから頑張ろう」という意識になる一方で、圧倒的な敵の上陸に際して、「すぐに玉砕しよう」的な考えになってしまうのだろうか。
812:Lans ◆xHvvunznRc
11/11/08 23:32:35.61
>801
ふつうに「大砲入門」佐山次郎(光人社文庫)
でも、それだけではつまらないので…こんなのを紹介してみる
別冊歴史読本 戦記シリーズ29「日本陸軍総覧」
ページ数は少ないですが「支那事変における砲兵部隊の火力戦闘(田藤博)」という、
師団砲兵や野戦重砲部隊の各種定数の変遷に重点を置いた記事があります。
実はこの別冊歴史読本戦記シリーズ、結構良いのあるんですよね。
813:Lans ◆xHvvunznRc
11/11/08 23:43:54.64
なお、紹介の記事は…
年別の野砲連隊と山砲連隊の編制数の比較変遷だとか、常設/特設の野砲/山砲連隊の定数比較表とか
各種師団砲兵の弾薬携行定数表があったりして面白いのです。
各種砲兵の簡単な運用についての記述も変遷と絡めて記述されており、質問の回答には非常に良さそう。
まあ、1995年発行の別冊ムック本なので探すのは、ちと大変かもですが…
814:名無し三等兵
11/11/09 00:47:30.05
ペリリュー・沖縄戦記読んだ
著者が迫撃砲の砲手のせいか日本軍の砲撃がうまかったという記述が何度も出てくる。
ちょっと全体的に日本軍を過大評価しすぎているような気がした
815:名無し三等兵
11/11/09 00:51:31.51
弾が少ないんだからうまくならざるをえないような
816:名無し三等兵
11/11/09 01:05:52.31
戦時中のドイツ軍の食事に関してはどの本がオススメだろう?
ドイツ軍は日本軍と違って、北アフリカ以外飢餓で苦しんだという話は
あまり聞かないな。
817:名無し三等兵
11/11/09 01:08:51.52
学研の「ドイツ陸軍全史」で糧食や補給関係の記述もあったような気がするが・・・
さしてページ数は多くなかったかも
818:Lans ◆xHvvunznRc
11/11/09 01:12:38.28
>816
つ【スターリングラード】
また、ラインの守りあたりの戦記では、独軍側の補給不足に関する記述も多いです。
819:名無し三等兵
11/11/09 01:24:59.23
>816
一次大戦で非戦闘員を中心に76万人が餓死する痛い目にあったからなあ
その教訓が大きいとのこと
WW1でのドイツの飢餓とそれが戦後に与えた影響については今年初めに出
版された『カブラの冬』(藤原辰史/人文書院)が詳しい
(WW2の軍隊での話ではないですが)
820:名無し三等兵
11/11/09 02:00:41.46
非戦闘員が飢えるというのは相当なもんだよなぁ・・・。
821:名無し三等兵
11/11/09 02:31:06.48
>>820
WW1だとドイツは包囲網形成されちゃって食料輸入途絶だからね
労働力はごっそり兵隊と軍事産業に動員されてるし、肥料生産まで火薬にライン奪われちゃってるからね
これで飢えないわけがないという
ただ70万人以上の餓死者って数字もドイツ側の政治的なプロバガンダって説もある模様
総人口の1%以上って数字だし、正直首を傾げる
んでWW2ではこれに懲りて占領地から大収奪だからドイツってのは始末に負えないが
822:名無し三等兵
11/11/09 02:57:58.09
>>821
確か戦時におけるギリギリ産業に影響がでない動員可能な人口が1%までだっけ?
そう考えると70万以上というのは政府が無策だとしても考えにくいよなぁ。
823:名無し三等兵
11/11/09 05:26:36.22
>>821
WWIでも占領地から大収奪だよん
ちなみに1918年10月12日から11月9日までの24日間
アイスランドのカトラ火山がVEI(火山爆発指数)4から5と言われる
2010年のEyjafjallajökullよりでかい噴火をしているので
餓死者そこそこでも世界オワタ感凄そう
URLリンク(www.jonfr.com)
URLリンク(en.wikipedia.org)
URLリンク(en.wikipedia.org)
824:名無し三等兵
11/11/09 14:11:01.31
URLリンク(media.tumblr.com)
825:名無し三等兵
11/11/09 14:39:18.39
今日の朝ズバで栞みたいな物が紹介されてたけど、名前が分からない
826:名無し三等兵
11/11/09 15:20:09.42
>819
>WW1でのドイツの飢餓とそれが戦後に与えた影響
については写真史から言及した著作があったけどタイトル思い出せない。
WW1終了からしばらくしてライカが世に出たり、市民生活の中に小型カメラ
が普及していくのだが、1920年代のドイツ市民生活を撮った写真は一様
に子供の体格が貧相で寒々しい空気なのだそうだ。
写真とか映像って一発で時代を表現したりするから恐いよね。
827:801
11/11/09 18:11:24.15
返事が遅れましたが、皆さんありがとうございます。
ネットの古本屋で検索したらそこそこあったので注文してみたいと思います。
いやー助かりました、ありがとうございます。
828:名無し三等兵
11/11/09 19:15:40.04
何年か前に発見された、第一次大戦前のロシアのカラー写真は綺麗だったなあ
829:名無し三等兵
11/11/09 19:58:48.71
>>828
もしかしてこれ?
URLリンク(gigazine.net)
URLリンク(gigazine.net)
830:名無し三等兵
11/11/09 20:15:05.30
そう、それ。
831:名無し三等兵
11/11/09 20:57:00.84
>>816
タミヤからフィールドキッチンが発売された時、タミヤニュースに記事が出ていたね。
一日のうち一番量が多いのは昼食だったとか、その他メニューとか、タミヤニュースは実家に置いて来たので何号かは不明でorz
古い方のキット(馬付きのやつ)の組み立て説明書にもそこそこ書いて有った気がする。
832:名無し三等兵
11/11/09 23:23:40.44
ドイツだと現代でも一般家庭の昼食は火を使わない、加熱処理せずに済むハムだかソーセージだかとパンみたいな
献立が普通だったような。往事の戦場で非加熱は衛生的にどうなんだという気はするが。
833:名無し三等兵
11/11/10 07:52:57.17
ベーコンとえんどう豆のスープじゃないのか
834:名無し三等兵
11/11/10 11:07:25.88
シュタイナー氏のサイトじゃダメなの?
835:名無し三等兵
11/11/10 16:30:51.80
今月は分厚いドイツ軍本が2冊も出るようだ。後者は著者の顔ぶれ的に
学術論文集っぽいが。
ドイツ軍装備大図鑑 制服・兵器から日用品まで
アグスティン・サイス/著 村上和久/訳
URLリンク(www.harashobo.co.jp)
ドイツ史と戦争 「軍事史」と「戦争史」
三宅 正樹 編著, 石津 朋之 編著, 新谷 卓 編著, 中島 浩貴 編著
URLリンク(www.sairyusha.co.jp)
836:名無し三等兵
11/11/10 16:38:15.93
最悪板のゴミども今頃大木ネタかよw
情弱杉だろwww
837:名無し三等兵
11/11/10 16:57:24.54
マンシュタインの自伝再販されないな、権利関係でもめているのか?
再販よりも改訂版だしてほしいけど
838:名無し三等兵
11/11/10 17:05:36.34
>>再販よりも改訂版
どういうこと?本人はとうに亡くなってるから改訂版が
出るはず無いと思うのだけど。
839:名無し三等兵
11/11/10 17:13:25.47
先の大戦の軍人の回想では、ジューコフの回想録の新訳を出して
ほしいものだな。昔朝日から出たのは、翻訳特に固有名詞に難がある
上に、ソ連当局の検閲でソ連政府に都合の悪い箇所がカットされた版が
底本だし。本国では20年前にオリジナル原稿を元にした新版が出てるから、
それを底本にした日本語版を、白水社か大日本絵画あたりから出してほしいもの。
840:名無し三等兵
11/11/10 17:13:28.82
>>838
翻訳版での事かと。
パウル・カレルの再販の時に監修を入れた様に。
一部作品は原書改訂版を参考にした本当の改訂版だったらしいけど。
841:名無し三等兵
11/11/10 19:09:51.65
「失われた勝利」の日本語版は英語版からの再翻訳だけど、
元のドイツ語の原書をリデルハートが英語訳するときにマンシュタインの個人的な事柄、
死んだ戦友や家族、親戚などに関する事柄を省いてあるらしい
それらを含めた完全版は確かに自分も読みたい
842:名無し三等兵
11/11/10 19:41:46.65
昔の人の名著はよほどのきっかけがない限り重版は難しいのでは。
何せルーデルですらずっと品切れなんですぜ。
URLリンク(www.amazon.co.jp)
ただ、いかにルーデルとは言えあの文庫が9800円ってのはありえねーわ。
手ごろな安い価格で出せばすぐ売れるんだろうな。
843:名無し三等兵
11/11/10 19:43:48.79
こういう、超定番ですら品切れ古本高騰ってのがあるから
アマゾンとかは電子書籍化を進めたがってるのだと思う。
例の話だと、出版社が電子化しなかった場合は
アマゾンがかわりに全部電子化するってすげえ力技だったからな。
日本の出版社に任せたら何十年も電子化しないだろうし。
844:名無し三等兵
11/11/10 19:55:33.81
電子書籍化が進んだら古本屋を何軒も回る時間を、読書にあてられるんですね・・・!
845:名無し三等兵
11/11/10 20:01:14.28
他に売ってなければ電子書籍嫌いな人も仕方なく買うだろうし。
同じフォーマットで電子化してくれれば印刷も簡単だろうな。
凝る人は好きな紙質で印刷したりすればいい。
846:名無し三等兵
11/11/10 20:15:00.47
電子書籍化が進む
↓
積読タワー建造の楽しみが無くなる
↓
本を読まなくなる
847:名無し三等兵
11/11/10 20:16:40.51
>>801
旧日本軍の火砲スレに結構詳しい人居るみたいだな
848:名無し三等兵
11/11/10 20:24:02.77
>>846
本棚は売れなくなるかも知れないな。
それと絶版が無くなるという事はとりあえず買っとけという事もなくなるか。
849:名無し三等兵
11/11/10 21:20:55.80
そう。
いつでも入手できるということになった途端に、
特に必要でもないということに気付く、この人間
の倒錯の始末の悪さよw
850:名無し三等兵
11/11/10 21:26:50.19
>>841
翻訳者の腕にもよるが、基本的に重訳より原著からの直訳のほうが
読みやすいしな。
851:名無し三等兵
11/11/10 21:49:34.46
>>845
今は紙の本を裁断してデータ化する商売が流行ってるようだが
電子書籍が普及したら今度はデータを印刷して装丁してくれる商売が流行るんだな
ちょっと輪転機買ってくるわ
852:名無し三等兵
11/11/10 21:59:51.02
装丁もお好みになって、絶えて久しいフランス装丁復活とかね。
853:名無し三等兵
11/11/10 22:07:59.69
>>851
いやデータ化サービスはにわかブームはもう終わって廃業続出
廃墟のような状況
まあ出版社が喧嘩腰で恫喝してたし、個人商店レベルじゃ仕方がないが
サービスのレベルも低かったし、所詮過渡期の徒花
854:シチュー砲 ◆STEW.ibjrE
11/11/10 23:37:47.14
>831氏に召喚されたような~
>816
洋書で宜しければそのまんま
Rations of the German Wehrmacht in World War II とか
Gulaschkanone: The German Field Kitchen in World War II なんかある
これら中身は>834氏の指摘通りだったりw
855:名無し三等兵
11/11/10 23:52:12.12
>>849
船が壊れて孤島に流れ着いたんだが
ここはいつでもアホウドリが獲れるから、食料備蓄する必要ねーわw
って余裕こいてたらアホウドリは渡り鳥で、ある日一斉に飛び立っていった・・・
という本があった。あれは実に良い話だった。
856:名無し三等兵
11/11/11 00:00:55.64
美少女が教える日本史(古代~近世)
URLリンク(hon.gakken.jp)
美少女が教える日本史(近現代)
URLリンク(hon.gakken.jp)
857:名無し三等兵
11/11/11 00:36:06.87
>>855
その本って江戸時代で漂流した話だっけ?
あれ、小学校の推薦図書として買ったけど凄く面白くて何度も読んだわ
未だに家のどこかにあるはずだが……
858:名無し三等兵
11/11/11 00:47:24.06
>>841
ルーデルの『急降下爆撃』やガランドの『始まりと終わり』も英語版からの
重訳だったね。
859:名無し三等兵
11/11/11 02:31:02.19
>>855,857
「漂流」ですかね。
「戦艦武蔵」「大本営が震えた日」「深海の使者」など、
軍事ものでも有名な吉村昭の作品。
860:名無し三等兵
11/11/11 03:02:13.20
(特に先進国の)軍隊の教育における「軍人倫理」のようなものを扱っている本を探しているのですが、
何か心当たりはありませんでしょうか?
861:名無し三等兵
11/11/11 10:10:31.33
>>860
ハンチントンの軍人と国家
862:名無し三等兵
11/11/11 10:39:51.99
>>860
すぐに手に入る本なら
「リーダーシップ―アメリカ海軍士官候補生読本」
863:名無し三等兵
11/11/11 13:07:38.50
>>814
日本側の事情を知らないとそういう感想が出るのかね。
ぺリリュー島守備隊には特に錬度の高い関東軍第14師団が引き抜かれていたから肯ける描写だと思ったよ。
Wikiと船坂弘『ぺリリュー島玉砕戦』も読むべし。