11/10/10 22:02:49.46
ついでに…
今や古本屋漁るしかないのだが、ロパート・シャーウッド著/中野五郎訳「太平洋戦争」
こそがその後の太平洋戦史の典型的なパターンとなったような気がしています。
昭和27,8年頃の初版なんだけど、その後の日本の太平洋戦争に関する出版物は
ほぼこの本のストーリーに則っている感じがします。
私は新書版になった直後のカッパ版と昭和40年頃のカッパ版重版を持ってます
が、昭和40年代後半から絶版になっているのは、新事実の解明でいささか記述
が古くなったのかもしれませんが、精査してません。
でも、その後の出版物ではあまり見なくなった写真等もあるので、ときどき眺め
てます。
それから昭和25年頃に出た最初の「モリソン太平洋戦史」邦訳も中野五郎訳
でした。
中野氏は昭和45年頃から出始めたバランタイン版WWII戦記シリーズの邦訳版である
サンケイ出版局(当時)の第二次大戦ブックスでも監修を務めておられましたね。