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首相、TPP参加に慎重姿勢 経団連会長との会談で 産経新聞 9月12日(月)12時22分配信
経団連の米倉弘昌会長は12日、野田佳彦首相を官邸に訪ね、当面の経済運営について意見交換した。
席上、米倉会長は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加問題について「10月のアジア太平洋経済
協力会議(APEC)が重要なタイミングだ」と述べ、日本の早期参加を促したが、野田首相は「バランスを
とって考えたい」と述べるにとどめ、慎重姿勢を示した。
米倉会長はまた、先週、日中経済協会が訪中した際に面談した李克強副首相が「日中間の戦略的互恵
関係を新しいレベルに引き上げたい」と述べていたことを伝達。来年の日中国交正常化40周年に向け、
経済界も相互交流を深める考えであることを表明した。
野田首相は「諸課題にスピード感を持ってあたりたい」と決意を示し、「成長戦略の実現と財政再建の
バランスをとって進めていきたい」と語った。
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