11/09/16 22:37:57.77
たまたま立ち寄った古本屋で手に入れたんだが、『地獄のヘリ作戦』おもしれー。
ヘリの運用に関する本は読んだことがあるが、実際の運用がどうだったか知るのにいい本だな。
著者は偵察ヘリのパイロットで、攻撃ヘリや地上部隊との連携がよくわかる。
戦車に近付くRPGを持った兵士を発見して攻撃したり、
敵味方入り乱れて航空支援できない場所では戦車が活躍したりと、
性質の違う兵種をバランスよく持つことの重要性も改めて認識させられた。
風景全体を隈なく見るのではなく、変わった兆候に気付くことの重要さなど、偵察の感覚についてもいくらか書かれている。
ベトコンが多く隠れている地域の上空を飛ぶと、炊事や排泄物の臭いでわかるんだとか。
著者が軽く人外の域に踏み込みかけているのも面白さの一つか。
敵に包囲された部隊を助けるために、途中補給に帰るも13時間飛び続けて上空から援護し、
銃撃で機体にいくつも穴を開けられるもガンナーともども無傷で帰還して、次の日朝一番のフライトまで行っている。
なんなんだこの人。