11/08/27 09:11:21.69
>>433
・情報の共有
作戦で生み出される情報の多くがOfficial Use Only(公務のみに使用)であった
ため、国防総省の人間はSIPRNETを使ってアクセスできるが、人道支援・災害
救援に携わるパートーはCAC(アクセスカード)がないためにアクセスできなか
った。そこで、PACOMが管理・運営するAPAN(All Partners Access Network)
サイト内に、ジャパン・アースクェイク2011を開設し、国防総省、政府機関とNGO
のために、安全だが機密ではないネットワーク(unclassified network)を提供した。
なお、参加者は最初の2週間で500グループ以上になった。
・情報の分類
米国基準ではUnclassified/FOUO(機密ではないが公務のみに使用)であったと
しても、日本ではより慎重に扱わなければならない情報、例えば、放射線レベル
に関する情報の取り扱いなどがあった。
・COP(共通作戦状況図)
USFJのCOPは主にIntegrated Air and Missile Defense(統合航空ミサイル防衛)
に関するものだったが、震災後はJSF(統合支援部隊)によってトモダチ作戦に
必要とされるCOPの仕様がまとめられた。
以下、具体的にはC4Iスイートと呼ばれるものが使われたとのこと(写真あり)。
なぜかリンクできないので、中央のPort and Starboard ( U.S. Navy CNIC’s N3
Newsletter) のPDFから。
URLリンク(www.martinacship.com)
そして、COPを共有する(つまり米軍のCOP情報を自衛隊に提供する)ために、
SIPRNETからCENTRIXS-JPNへ情報を移動させるクロス・ドメイン・ソリューション
(セキュリティレベルが異なるネットワーク間の情報共有・移動を可能にする仕組
み)として、例えば、RADIANT MERCURY(機密情報を取り除き、セキュリティレベ
ルを下げるソフトウェア。海軍で一般的に使われる)が使われた。