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菅直人首相は2日、東京電力福島第1原発の事故対応の拠点である福島県内の「Jヴィレッジ」を訪問した。
自衛隊や東電幹部らから作業の報告を受けた後、首相は屋外に整列する東京消防庁隊員や
陸上自衛隊戦車部隊、放水冷却隊をそれぞれ激励した。放水部隊には「見えない敵との戦いだが、
絶対に負けないという信念で戦っていただきたい」と呼びかけた。
東電や協力会社の社員らには「大変な作業に感謝する。福島第1原発を何としても抑え込み、
わが国が地震や津波も含めて打ち勝ったというところまで頑張らないといけない」と語った。
これに先立ち、首相は東日本大震災に伴う津波で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市を視察した。
避難所では被災者から「仮設住宅に早く入りたい」と求められ、「場所をどうするか決め、できるだけ早くする」と答えた。
赤いランドセルを見つけた首相は、昨年末に「伊達直人」を名乗る人物が全国の児童施設に
ランドセルを送ったことを引き合いに「何とか直人がくれたのかと思った」と冗談も飛ばした。
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