11/10/23 15:17:14.22
<<ヒーテク君死亡説~ある勇者の伝説~>>
昔々、某2ちゃんねるに1人の勇者が住んでおりました。
彼は数々の冒険行を成し遂げ、「ヒーテクくん」「解剖学」などと呼ばれ
人々の賞賛と羨望を一身に受ける、まさに栄光の日々を送っておりました。
ところがある日、彼の冒険行に疑問を投げかける凡夫の1人と、些細なことから口論になってしまいます。
自らの力を示すため、そしてこれまでの冒険行に偽りが無かったことを証明するため彼は再び闘いの場に赴きます。
冬の山へ。M65とヒートテック、それにジャングルブーツに身を固めて。
数日後、地方紙に小さな記事が載りました。
「冬山で遭難死。軽装でなぜ?首ひねる地元登山愛好家たち」というような、毎年冬になると見かけるような記事でありました。
あまりにもあっけない、勇者の最後でありました。多くの人々は、当然のように彼の死に気づかず、勇者の帰還を待ち焦がれました。
勇者は死に、彼の残した輝かしいコメントだけが2チャンネル上に残されました。
やがて、彼のコメントは2ちゃんねらー達の格好の素材として活用されるようになりました。
複製を繰り返し、思いつくままに改変され、今も2チャンネル上で再生産され続けています。
勇者は死に、その言葉だけが残りました。
しかし、度重なる複製と改変によって劣化が進み、もはやヒトの言葉ですらなくなろうとしているのです。
これが、「ヒーテク君死亡説の概略」です。
解析ソフトが「2000年かかって起きる変化(劣化)」と評した現象がわずか数年で起きてしまうのが、
現在の高密度化された情報化社会なんでしょうね。
つまり現在書き散らされている解剖学先生のコメントは本人のものではなく、
ただの劣化コピー(マモーみたいなもの)だということです。
個人的にはバカだったけど愛すべき存在でもあった解剖学先生のご冥福を祈っています。
心ある方は、彼の墓前に5.11のタックライトブーツを備えてやったくださいませんか?
最後まで買えなかったのが心残りだったようですので。