10/12/28 06:35:19
ニュ速+より転載
今朝の産経新聞紙面7面より
民主党政権下初の防衛大綱・中期防「動的防衛力」は総額抑制の方便
帝京大学教授 志方俊之
民主党政権下初の防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画は、激変する一連の戦略環境の中で立案され、最終的に安全保障会議と閣議で決定された。
・南西諸島上空を飛ぶ無人偵察機の導入さえ組み込むことが出来なかった。
・対中認識などに甘さあり
・高速値下げは無人機よりも大切か
・第二の甘さは「動的防衛力」というキーワード。政府は予算削減に聖域はないと防衛関係費を一律削減。陸上自衛隊は地元との関係も考えて全国各地に駐屯している。
配置と運用は別物だ。
「動的防衛力」という表現は、新しい概念のように装っているだけで、実体は防衛関係費の総額抑制のための方便にすぎない。
政治家に問いたい。休日に国民が一律千円で高速道路をどこまでも行けるように巨費を使うのと、その一部を使って南西諸島の偵察に無人偵察機を導入することとどちらが大切か、と。