軍事板書籍・書評スレ34at ARMY
軍事板書籍・書評スレ34 - 暇つぶし2ch939:名無し三等兵
10/12/29 19:55:52
スイスなら「黒いスイス」とかもアリなんじゃね?
軍事本かと言われると微妙だけど、WW1~WW2前後のバランスオブパワーの一端を
伺わせる内容だし。

940:名無し三等兵
10/12/29 20:10:49
むしろスイスで発行されてる軍事本を読んで感想をここに書きなさいと(キリッ

941:名無し三等兵
10/12/29 20:46:26
wwこのスレの住人ならフランス語やドイツ語を読める人かなりいるだろうね

942:名無し三等兵
10/12/29 21:52:01
>>920
よし、よくやった。

943:名無し三等兵
10/12/29 21:52:28
年末年始の休みはツンドク戦線大攻勢の良い機会…と昔は思っていました

944:名無し三等兵
10/12/29 21:56:59
>>936
木俣さんはどうも合わないわ。
対ソ船団の話もなんかこう今ひとつ。
なんかちょっと違うこと書いてるし、どっちつかずで
物語だったら物語にもっと寄って欲しい。

でも読んだこと無い撃沈戦記は評判いいんだよなぁ。

945:名無し三等兵
10/12/29 21:59:30
>>939
作者の履歴まともとは思えないんだけど、参考文献とかも付いてる良書なの>黒いスイス

946:名無し三等兵
10/12/29 22:03:28
>>945
かなり各地で勧められてて悪書ではないにしろ大絶賛ってほどではないなあ
啓蒙主義的軍ヲタ及びその周辺が平和主義国家スイスという幻想を打破してやるという喧伝に利用されてるだけで
中身自体はいっぱしの軍ヲタであれば目新しいこともないし、名著とは言い難い

まあでも新書だしね、そんなに求めるのは酷かも
もっとも新書でも「新書アフリカ史」とかいいものはあるが

947:名無し三等兵
10/12/29 22:06:18
>>946
思いつきの質問に答えてくれてありがとう。しかも懸念のまんまだったか。

948:名無し三等兵
10/12/29 22:08:50
>>946
新書アフリカ史調べた。買うわ。

949:名無し三等兵
10/12/29 22:11:32
いやだから、スイスで10年も生活した人に日本語の新書一冊だけってのもどうよと思ってね。
彼の能力なら言語と言う最大の障壁を突破できるはずでは?
というか、個別の問題ならWikipediaのそういう記事でもいいわけですよね。

英語版ですらスタブ状態でもフランス語やドイツ語版なら詳細化されてる可能性もある。
多少偏向していてもその偏った書き方なりコンフリクトの様態を眺めるだけで実感がわくわな。
正直皮膚感覚での理解とかそういうのを良く伝える文章を収集ってのは日本で育った日本人にはまず無理なんよ。
だから現地の本を漁って感想と言うのは本気で勧める。

950:名無し三等兵
10/12/29 22:14:38
新書なめるなよ・・・
歴史系の新書は、中々良質な本が多いんだから・・・
・「生き残った帝国ビザンティン」
・「オスマン帝国」
・「茶の世界史」
・「物語ウクライナの歴史」
・「古代ローマ帝国」
・「モンゴル帝国の興亡」

パッと思いついただけで、すぐにこの程度は浮上する

951:名無し三等兵
10/12/29 22:23:05
現地の出版社でそれ言えるか?
俺にはとても言えない。
その著者達の努力を評価していないわけではないが、想定読者層が違うからだ。
帰国子女ならその立ち位置を生かすべきかな、と。

952:名無し三等兵
10/12/29 22:28:40
物語シリーズは歴史の前に「物語」入れてツッコミ回避という姑息な技だと
思ってたんだが良いのあるんだな。
ウクライナあんまし本無さそうだから書く人も気合い入れたのかもしれんけど。
個人的には阿川さんの教官だった人の書いた「ルワンダ中央銀行総裁日記」を推す。

953:名無し三等兵
10/12/29 22:33:23
>>952
中公の「物語~」シリーズは、結構本によって趣が違う
列伝式もあれば、普通の概説書的に記述するといった感じで色々


ま、実際に読まないと何とも言えないのは、ありとあらゆる本に共通する事なんだすが

954:名無し三等兵
10/12/29 23:07:32
スイスだったら

中立国スイスとナチズム ―第二次大戦と歴史認識
URLリンク(www.amazon.co.jp)
こういうのも面白いと思う。馬鹿高いけど…。

955:名無し三等兵
10/12/29 23:11:33
>>952
あの本は凄く面白いけど、ルワンダで定期的にツチとフツが衝突して、しばしば
虐殺もあったコトとかは書かれてないから、読者に知識がないと現在の状況にい
たる説明がつかない恨みがあるけどね。

956:名無し三等兵
10/12/30 00:10:47
質問したスイスに住んでた私です。
色々ありがとうございました。
絶版?になってるのもあるみたいですが、ここで挙げていただいた本は全部リストしました。
とりあえず、一冊目はここでも評判が良さそうな「八月の砲声」を読みます。

957:名無し三等兵
10/12/30 00:49:09
>>956
読んだら一次戦スレにおいで・・・

958:名無し三等兵
10/12/30 00:52:45
>>956
八月の砲声のあとは同じタックマン氏の「決定的瞬間」とハロルド・ニコルソン著「外交 (UP選書)」を読むんだ。

959:名無し三等兵
10/12/30 01:26:59
>>950
「馬の世界史」
「傭兵の二千年史」
とかも良著だね
歴史以外にも
「国際政治」
は超有名どころだし

960:名無し三等兵
10/12/30 01:46:48
>>944
作者名間違えてごめんなさいorz
まあ賛否が分かれそうな書き方してるよね。

>>959
後最近買った『オランダ風説書』が個人的に良い本だった。

961:名無し三等兵
10/12/30 02:38:14
「地政学入門」も良作新書だな

962:名無し三等兵
10/12/30 03:20:42
>>944
撃沈戦記は、マイナー艦好きにはほかに類書が無いってのがたまらんのだな。
図書の検索・取り寄せもひと手間、ネットが自由に使えるわけでもない、
洋書を読むのも大変な時代に、よくもあれだけと感心する。

ただ、今となっては、そこそこネットでどうにかなる面もある。
図書館のネットワークも充実して、検索も取り寄せも簡単になった。

963:名無し三等兵
10/12/30 06:48:09 MvNrJR3P
いやいやいや、ハムは豚ですよ。とりはむってシーチキン並みの詐欺です。


チーズフォンデュ
温かい飲み物と食べる!

964:名無し三等兵
10/12/30 06:49:53

ごめんなさい。誤爆しました。

965:名無し三等兵
10/12/30 08:35:50
村上義清さんだっけ、元帝国ホテル総料理長の、中国戦線~占領下での料理に関する話は面白かったな
中国戦線→作戦前夜、兵士に美味いものを食わせたいとカレーを作る
→参謀が怒鳴り込んできてこっそり耳打ち「後で俺にも食わせろ(ニヤリ」

シベリア→粗末な食材をやりくりして美味くしようと工夫してたら
あやうくソ連軍士官付のコックとして連れていかれそうになる
占領下→GHQでコックやってたら、年代物のワインの価値が分からない士官か
「司令部地下に古くさい酒があったんで好きに使って構わん」→年代物のワインを山のように料理に使っちまった

966:名無し三等兵
10/12/30 08:54:25
>>7
特攻隊員が突入時恨み言を言っていたというのはなぜわかるのか?


967:名無し三等兵
10/12/30 09:21:51
>>966
読んだかぎりでは終戦直前の頃は日本軍の無線もかなりマトモなもんになっていて
そのせいでいろいろ聞こえたんだけど「コレ上にあげちゃ拙いよね」ってのを
最後の無線を聞いた人、聞いた人のちょっと上の人、その他諸々が握り潰してなかったことに、という流れだったと思う

まあインタビューしてそういうことがあったと分かったよ、記録に残ってないけど
という話なんで、あとは信じるかどうか、というレベルになるんじゃないかしら?

968:名無し三等兵
10/12/30 09:30:41
>>956
役に立ちそうなら幸い。
人によって面白いと思える物は違うし、限りあるお金で買って
外れるとがっくり来るから何でも新しく買って読もうと考えなくても良いと思うよ。
まず図書館で読んでみて何度も読む程面白かったら買うとか。
私だと図書館→古本屋→本屋、かなぁ。最近ショートカットされてるけど。

969:名無し三等兵
10/12/30 09:33:28
>>965
それだと信濃の豪族だ。
ぐぐったたところ村上信夫さんらしい。
画像見たら丸々してる人だった。

970:名無し三等兵
10/12/30 15:16:23
>>912
佐々木春隆は名著ぞろいだよな。

終戦後、日本軍に永久駐屯してくれと懇願する中国民衆・・・
日本兵が30人いれば集落を守れるから残ってくれと話す富裕層。

読むと民衆の恐怖心が理解できて興味深い。

971:名無し三等兵
10/12/30 15:44:30
>>967
それを全否定するかどうかは個人の自由だが、否定しない人から見ると「ソース厨の限界」みたいな話になるんだろうな

972:名無し三等兵
10/12/30 15:47:35
第二次世界大戦がどんな風に勃発したのか
手軽に理解できる本はありませんか?

973:名無し三等兵
10/12/30 16:06:53
>>972
書籍スレで言うのもアレかなとは思うけど、
ウィキペディアの該当ページを参照してみれば概略は理解できると思う。
それで足りないと思うならば、記載されてる参考文献とかに手を伸ばしてみればいいんじゃないかな。

974:名無し三等兵
10/12/30 16:31:43
何を買っていいかわからない、という初心者層にはウィキペディアは入門用としていいな。

詳しく知りたければ参考文献も書いているし。

975:名無し三等兵
10/12/30 18:14:16
WW1ならともかくWW2勃発の概要だけならWebで調べる程度で十分だろうな。
根底に流れる部分まで言及しだすと手が付けられなくなるが。

976:名無し三等兵
10/12/30 18:35:02
>>974
ジミー「ついでに緊急のお願いもよんでくれると嬉しいな」

977:名無し三等兵
10/12/30 19:23:07
>>972
学研M文庫『ポーランド電撃戦』の前半は
独英仏ソポの外交関係に紙幅を割いているから
戦争勃発までの大まかな流れを知るには良い。

勃発直前までドイツとポーランドが準同盟国だったとか
あんまり知られていない事実も出ている。

978:名無し三等兵
10/12/30 21:23:41
>>966-967
保坂フィルターがかかっているという前提で読めば良いんじゃないの?

979:名無し三等兵
10/12/31 10:02:50
米電子書籍活況の裏で…「書店消える不安」濃く
URLリンク(sankei.jp.msn.com)

980:名無し三等兵
10/12/31 15:50:41
「キラーエリート 極秘諜報部隊ISA」
米軍特殊部隊、諜報もの。
ISAなんて部隊、実在するの? と思って読む前に調べたらJSOC麾下にちゃんとあった。
特殊部隊のための独自情報収集部隊であるようだ。

ISA(アクティヴィティ)が作られたのは、イラン米大使館人質事件でCIAが信用ならないとわかったから。
主に対テロ作戦で活動。現地に潜入してSIGINTとHUMINTで情報収集するのがお仕事。
元デルタ隊員等を集めた実働部隊もあるようなんだが具体的にどうなのかは書かれていない。
特にSIGINTが優秀で、携帯電話・無線の発信から敵の位置を特定するのが得意技。
通信量の違いからどの番号が何者かを分析して敵の組織図を作り上げたりしている。
それを元に組織の幹部を殺してボスを孤立させる戦術をよく使っているようだ。

情報組織なので同業者のCIAとぶつかることが多い。
ついでに、特殊部隊嫌いの軍上層部にもにらまれている。
この本の半分が、そんな『米軍官僚主義の実態』みたいな内容で、ある意味面白い。
最後、救世主ラムズフェルド様のおかげでISAの活動範囲が広げられて、本物の「キラーエリート」(テロリストハンター)になりましたというのがこの本のオチ。
ラムズフェルドを持ち上げてる本は初めて読んだが、これ、ひょっとしてネオコン(死語)の対テロ戦争を正当化するために出版された本なのか……?

ISAの本なのによく読むと意外なほどISAについての記述が乏しい。意図的に真実が隠されているのか取材が適当なのか……
アフガン等、特殊作戦の裏側も垣間見えるが、そういう部分の分量が少なくて食い足らなかった。
どちらかというと、ちょっとずれた視線の『米軍特殊部隊通史』といった内容。副読本としてなら。

981:名無し三等兵
10/12/31 22:33:01
>>979
2年ほど前か、アメリカでCDショップが絶滅寸前という話を読んだ。歴史は繰り返すのか、しかも犬並みの速さで。

982:名無し三等兵
11/01/01 00:47:02
アメはつくづく即物的、って話だな

あけおめ

983:名無し三等兵
11/01/01 09:41:19
あけおめ
ことしもつんどく

984:名無し三等兵
11/01/01 19:27:10
おめ!
オレは本屋のあの独特の雰囲気が好きで、用もないのにしょっちゅう行ってしまう。
で、『書店に入ったが最期、手ぶらでは出てこられない症候群』という重篤な病なのだ・・・

985:名無し三等兵
11/01/01 19:31:40 /3AlBshP
984
それよくわかる。
自bンもよく手ぶらで帰ってしまうorz



986:名無し三等兵
11/01/01 19:33:29 /3AlBshP
あ、訂正
自分もではなく自分はであった

987:名無し三等兵
11/01/01 21:45:18
>通信量の違いからどの番号が何者かを分析して敵の組織図を作り上げたりしている。

わが海軍も読めない米海軍暗号を
通信量と戦術呼び出し符号とその交信解析図で
やっていたな
(中牟田 研一「情報士官の回想」 )

情報理論ってのはおもしろくて、地べたにおはじきをばらまき布をかぶせると
一見見えないけど、触ってみるとおはじきの色は判らぬが、位置、個数はぼんやりわかる

敵がこちらの暗号を解読しているか、してないか
「例えばWW2ドイツ国内、おそらく海軍情報部のあるハンブルグで靴箱の消費量が増えている」
一見無意味な統計サンプルから、ドイツ軍は英軍商戦暗号を解読している兆候と撮る事も出来る
(靴箱を、暗号データを記したインデックスカードの整理保管箱としてドイツ軍は使用していた)


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