10/12/28 21:46:33
>>905 読みやすく、かつ、戦後に陸上自衛隊の礎を築いた世代が
考える歩兵戦闘の雛形のようなものをさがすのであれば、
佐々木春隆の日中戦争戦記シリーズは外せない。
ただ、表題から分かるとおり、第二次世界大戦全般の話ではない。
あくまで1つの作戦軍、1つの師団、1つの歩兵連隊、1つの大隊、1つの中隊
レベルでの日中戦争の実相を伝えてくれる。
けれど、第二次世界大戦全般を知るならば、日中戦争は欠かせないし、
日本がどのような関わり方をしていたのかを知る上で、好適といえる。
同じ戦史でも、沖縄ペリリュー戦記とかとはまた違った視点であり、
違った見方があるように感じられて面白い。