10/10/14 12:29:13
中国国務院が6日に発表した方針は、中央政府が近ごろ進める戦略的な工業調整の強化と一致している。
報道によると、政府は2015年までに、レアアース企業を現在の90社から20社に減らす方針だ。
また中国は、輸出割当額の減少、違法採掘や鉱物の密輸取り締まり、新規の採鉱許可証と
生産限度枠の発行の停止、レアアース市場の生産・輸送・販売の監視システムの構築などの
措置を打ち出す。これらの方針が政府のレアアースの採掘、生産、輸出に関する厳しい規制と合わさり、
レアアース部門は政府と密接な関係にある少数の選ばれた国有企業に主導権を握られる可能性が高い。
文章中の記述によると、中国のレアアース生産量は世界の供給量の97%を占めるが、
中国の埋蔵量は世界の埋蔵量のわずか59.3%にすぎない。さらに2009年は、
中国の埋蔵量は世界の総量の36%を占めたが、生産量は12万トンに達し、
世界の生産量の97%を占めている。ところが、中国稀土学会の張安文副事務長は、
「過剰な採掘と不適切な管理が影響し、これらの資源の価値はかなり低く評価されている」と話す。
政府が中国のレアアース業を強化するために採ったと思われる最初の措置において、
中央企業は地方の国有レアメタル企業やレアアース企業の引き継ぎに乗り出している。
国有企業の中国アルミは9月26日、江西希土金属・タングステン集団(JXTC)に100億元を
出資することを発表した。