10/11/10 00:32:26
機械式過給器で高々度を飛行する事は不可能ではありません。
しかし、機械式過給器はエンジンの力で駆動する為、高々度のようなエンジン回転の高い領域では駆動ロスが
大きくなり、エンジン出力の半分程が駆動に費やされると言う、本末転倒な結果になります。
簡単に言うと無理に高々度を飛んでいる状態です。
それと比較してターボ過給器はどうでしょう?
ターボ過給器は排気ガスで駆動される為、駆動ロスを生じません。また装置も機械式に比して小型軽量で取り付け
自由度が高く、加えてアフタークーラーのような2段式過給器特有の装置も必要ありません。
そして最も特徴的なのが排気による駆動でタービンを超高回転で回す事が可能な事です。これで機械式の何倍もの
過給圧を発生可能となり、いとも簡単に高出力を稼ぐことが出来るのです。
つまり楽に高々度を飛んでいる事になります。
機械式とターボ、どちらが高々度に向いているかは歴然だと思います。戦争では楽をした方が勝つのです。