10/11/07 01:26:54
架空戦記じゃなく歴史改変SFだが、「京城・昭和六十二年」は傑作だったがな。
大日本帝国陸軍の後継者たる韓国軍による軍政を経験してきた著者が描き出す、
昭和六十二年・大日本帝国固有領土たる朝鮮半島。恐ろしくリアリティがある。
(朝鮮人の民族的アイデンティティに目覚めた主人公の自分探しなんだが、
そのとっかかりとして朝鮮語資料にアクセスしようとしたら、全部京都大学に持ってってアーカイヴしたんで見られんって…
ロシアあたりが日本で同じことしようとしても絶対不可能だ。量が多すぎて。
自国の駄目さ加減をきっちり見据えてる所が、日本の戦中派系SF作家と同様で好ましい)