10/09/10 16:32:29
東京-北京フォーラム:日中有識者が外交など議論、軍備増強巡り白熱
URLリンク(mainichi.jp)
(安保防衛部分を転載)
外交・安全保障の分科会では、中国海軍が南シナ海で活動を活発化させている
ことや軍事力増強が進んでいることに日本側からの疑問や懸念が集中し、中国
側は「領海の安全やシーレーン維持のための活動だ」などと反論した。
平和・安全保障研究所の西原正理事長は、最近の中国軍の動きが「攻撃的な姿
勢になった」と述べるとともに、中国の軍事力の不透明さを問題視した。これ
に対し、中国国防大学の呉傑明主任は「他国を侵略する意図はないし、海軍力
増強に日本を脅かそうという意図もない」と反論。中国軍の透明度は以前に比
べれば改善されてきていると釈明しつつ、「(軍事力を)すべて公開する必要
はない」と主張した。
中国の軍事費はすでに、米国に次ぐ世界2位の規模になっている。呉氏は、こ
れについても「軍事費が増えているが、国内総生産(GDP)の2%以下だ」
と強調。強大になった中国軍が自己増殖を図ろうとするのではないかという懸
念が日本側から出されたことには、「軍は実質的に政府の下にあり、独自の行
動は起こせない。自己強大化は決してない」と理解を求めた。