10/09/30 19:07:49
(>>499の光景を見て)
副長「どうやら向こうの艦では戦死者がでたようですね。」
航海長「かわいそうに(涙)」
砲術長「航海長は泣き虫だな(微笑)、だが確かに悲しいことだ。」
副長「本艦は幸い戦死者は出ませんでしたが・・・」
モーモー中佐「だが重傷者のうち2人はそれぞれ足を切断したからな。
それだけでも私は辛いよ。向こうの艦の艦長はもっと辛いだろうな・・・
よし、霧笛を鳴らせ。弔砲用意、総員最上甲板に集合せよ」
砲術長「了解しました。砲術員、主砲、空砲による弔砲用意」
副長「総員、最上甲板に集まれ!!」
乗組員達が最上甲板に集まる・・・
モーモー中佐「総員。これより今回の輸送作戦で奮戦して命を亡くした、勇敢な僚艦の英霊達に
弔砲と霧笛を贈る。総員敬礼」
(ボーーーーー、ボーーーーーー)霧笛が鳴り響く
(ズドン・・・・ズドン・・・・ズドンーー・・・)主砲が空砲を撃つ
(乗員達が一斉に敬礼する)
副長「敬礼終わり」
モーモー中佐「みんな。聞いてくれ。今回の任務では幸い本艦は戦死者を出さずに済んだが重傷者の
中には足を失った者も居る。それにこれからも何度も戦いが続くだろう。
終戦の日まで出来れば1人タリとも戦死させたくないが、激戦の中ではこの艦も傷つくだろうし
私自身が身を挺したとしても諸君全員の命は守れないだろう。
だが私は出来うる限り諸君の命を守る事を約束する。私のこの駆逐艦時雨艦長としての任務は
戦果を上げる為では無いと思っている。最大の任務は諸君らの命を1つでも多く守り
日本につれて帰ることだ。諸君。生き残ろう。そして終戦の日が来たら諸君と一緒に日本に帰って
居酒屋をはしごして飲み明かそうではないか。生き残れた事を喜び、そして命を亡くした者達の分も
生きていく為に。以上だ。」