10/06/26 14:36:13
>>81
ソ連の対戦車兵器や地対空ミサイル/機関砲などにも見られる、複数の射
程の異なる兵器を重層配備することにより、相互支援を行い、システム全
体の有効性・耐久性を高めるという発想が背景にあるのだろう。
射程が長く威力の高い対艦ミサイルと、射程こそ長くないが短時間で多くの弾
数を発射可能で発射後は電子妨害が効かない沿岸砲の組み合わせは、それ
ぞれが単体で運用されるよりも効果が高いであろう。
ただ、有効ではあってもコストの面を考えると、江畑氏の指摘の通りわざわざ
ベレグとSSMを両方購入する顧客がいるかは難しいところ。
数年前に北朝鮮が購入を検討という話も出た事があるが、政治的状況やハ
ードカレンシー支払いが必須である事からすると輸出実現は困難だったよう
で、その後の展開は伝えられていない。その後、北朝鮮は砲兵部隊の170mm
自走砲や240mm多連装ロケットを沿岸砲部隊に転用して、対艦ミサイルや
従来の沿岸砲(76.2mm~130mm砲)と合わせて重層的な防御体制を構築
していることが伝えられている。
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