10/10/04 22:29:52
重擲がM79の元ネタ云々は、ありゃ都市伝説みたいなもん。
重擲はニーモータと言うニックネームどおり、カテゴリーとしては小型の
簡易迫撃砲。直射のM79とは基本的に別ジャンルの兵器。
あまり書かれていないが、M79の発想のタネはドイツのカンプピストルあたり。
高低圧理論と言い、やはりドイツネタと考えるのが自然。
擲弾筒の形状自体の原型はイギリスにあって、十年式擲弾筒は、ほぼそのコピー。
狭い塹壕から手榴弾は投げ難いので、火薬で飛ばすグレネードランチャー。
日本の重擲のユニークな点は、その軽便な形状のままで、小型迫撃砲並みの
射程距離をもたせたこと。欧米の小型迫撃砲は、照準機がついたりして
一応は迫撃砲の形をしてる。だから幾ら小型とは言え、そこそこ重くて
運搬だけでも一人では無理。実際の運用では砲だけで分隊規模になる。
アメリカ軍が参考にしたとすれば、重擲弾筒の運用法だと思う。
(一人操作、分隊の火器として3人程度の班で運用)