10/04/09 07:59:44
ノモンハンの戦訓では研究しましたが、それを現場に反映させるには銭がないということ。
突き詰めていくと、日本は近代戦を行う国力がないですってことになる。
組織が今までの方針を転換するのは、銭がかかるし、反対勢力の説得に時間もかかる。
身軽に方向転換できるのは銭をもっている組織だよ。
貧乏組織は、一度決めた方針をやり直す余裕が無い。
また、貧乏なので兵器の開発にかかる時間がかかるのは仕方ない。
投入できる開発パワー=銭だよ。
貧乏困窮の中、「航空主兵」主義による航空戦力の拡大を実施しているわけだが、これに全力投球して他に手が回る状況じゃないだろ。
戦車やら、他のことに投資が分散していたら、その後の航空戦力の整備状況は史実以下になる可能性もあるがね。
額面上にせよ先進国となんとか戦える航空戦力を整えただけで先見性は高いよ。
日本の貧弱な工業力、技術力で、この分野をなんとかした先見性は評価すべきだと思うけどね。
現代で好きなだけ後知恵の情報が手に入る中、一部の兵器の開発状況だけをとりあげて、当時の人間を批判するのはどうなんだろうね。