09/02/23 20:27:02
今なお昭和史最大の謎の一つとされる旧日本軍の暗部、731部隊。
かつて天才とも狂人とも呼ばれた男、陸軍軍医中将 石井四郎。
一介の軍医に過ぎなかった彼の栄光と挫折、そして彼が目指した「理想」とは一体何だったのか…?
各分野のプロフェッショナルを集め、当時世界最先端の化学技術を誇った731部隊の光と闇。
731部隊とは
URLリンク(ja.wikipedia.org)
石井四郎
URLリンク(ja.wikipedia.org)
■石井四郎の主な発明品■
『石井式細菌培養缶』
『石井式濾水機』
『石井式(宇治型)細菌爆弾』
3:名無し三等兵
09/02/23 20:27:40
【石井式細菌培養缶】について
培養缶とは、平たい容器に寒天や肉汁を入れて、「培地」という細菌を増やす畑を作る。
そして培地に細菌を少量植え付け、細菌ごとに決められた一定の温度の下で一定の時間が経過すると、
細菌は大量に増え、畑の上に広がる。これを培地と一緒に掻き取るのである。
この装置は、密閉された容器の中で細菌の培養が行なわれるため、
結果して事故による感染の危険性を少なくすることができた。
1933年(昭和7年)に特許取得。
【石井式濾水機】について
石井式濾水器とは、陸軍防疫給水部と石井四郎の名を前線にとどろかせた細菌ろ過器である。
珪藻土(けいそうど)を焼いた素焼き陶器からなるろ過室に、汚水や河川水を通し、
素焼きの微細な粒子を通過させることによって細菌を排除し、安全な飲料水を確保することができる。
*石井の濾水機はドイツ製のベルケフェルドV型にブラシを取り付け、簡単に濾水管を洗浄できるように
工夫したもので、当時存在した三種類の濾水機の素材(石綿、磁器、陶器)のうち、陶器を採用したもの。
ベルケフェルド式濾水管も焼き方によって三種類あり、W型、N型、V型となっている。
1936年8月、上海での濾水機の成果が認められ、陸軍の「衛生濾水機」として正式に認可される。
濾水機は正式に認可された後、敗戦まで日本陸軍によって使用された。
4:名無し三等兵
09/02/23 20:28:01
【石井式(宇治型)細菌爆弾】について
石井式細菌爆弾とは、大量培養した「ペストノミ」(ペスト菌を持つネズミの血を吸わせたノミのこと)を、
石井式濾水機の材料である珪藻土の素焼き製容器に入れたもので、
少量の火薬で容器は粉々に壊れ、中のペストノミは熱で死滅することなく、
着弾地点から四方八方に散ってゆき、人を刺して感染を引き起こすことができる。
爆弾は高空から投下する必要があるので、爆弾の中には酸素を入れ、
酸素の薄い高空でもペストノミが死滅することがないよう仕掛けが施された。
これらの爆弾は実験を繰り返して1944年(昭和19年)末に完成し、石井式細菌爆弾と呼ばれた。
石井の過去のノウハウを駆使した実用型細菌兵器である。
石井はこれらの兵器による米国などへの細菌戦実行を提案したが、参謀本部によって却下された。
(報復を恐れた為とされている)
大量生産されたものの、実験のみで実用には至らなかった。
5:名無し三等兵
09/02/23 20:28:59
■石井四郎にまつわるエピソード 其の一■
『石井四郎中将はかつて、陸軍には石井という気狂い軍医がいると言われた
豪穀果断で宣伝上手な実行力のある軍医であった』
関東軍参謀副長官の手記 -松村知勝-
■石井四郎にまつわるエピソード 其の二■
『彼は若い頃から奇行に富み、軍医学校教官時代、
筆者が参謀本部編成班に勤務中の昭和12年も押しかけてきて、
防疫給水関係の予算や編成に強力な要請をしてきた。
その為に、例えば人間の小便から作った塩だと言って舐めて見せたり、
汚水からとったという清水を飲んで見せたりして、参謀本部のお偉方を驚かせて、防疫給水部編成の強化を図った』
関東軍参謀副長官の手記 -松村知勝-
6:名無し三等兵
09/02/23 20:30:13
■石井四郎にまつわるエピソード 其の三■
陸軍では軍医の最高位が中将であることに激しい不満を持っていた石井は、
『大将にならなくちゃいかん』 が口癖だった。
■石井四郎にまつわるエピソード 其の四■
『当時石井(軍医大佐)は、カイゼル髭のような口髭を生やし、
太めの体に軍服をだぶつかせていた。腰に提げた軍刀も様になっているとは言えず、
長靴にいたっては皴が寄って、だらしない感じがぬぐえなかった』
軍人と言えば、隙もないぴったりの軍服と長靴に身を固めるものだと思っていた篠塚の目には、
変わった軍人という印象を残したという。
元少年隊員 -篠塚良雄-
7:名無し三等兵
09/02/23 20:32:05
■石井四郎にまつわるエピソード 其の五■
当時、東郷部隊(731部隊)で働いた「加茂」の人々には帰郷後、勲八等旭日章が与えられた。
勲章授章について、浅見軍医の証言が残っている。
『戦時だから勲章というものがある。勲章というのは、功績名簿というのを書いて、それを上申する。
こういう戦いでこれこれの手柄があったから、殊勲甲と乙というのを出す。
ところが、731部隊の場合にはそれが白紙なんだ。白紙でもって、******と書いてあり、
秘密だから書けない、と。当時はそれが通ったんだ』
東郷部隊に勤務した者は石井が白紙の功績名簿を出したことによって、
勲八等を授かり、さらに一時金まで支給された。
石井とその部隊が陸軍という組織の中でどれだけ特別な存在になっていたかを物語るエピソードである。
8:名無し三等兵
09/02/23 20:33:24
■石井四郎にまつわるエピソード 其の六■
石井は少年隊には特に目をかけており、何かとすぐに彼らを呼びつけたという。
「掃除してくれとか、何とかと言っては呼びつけられましたね。
……そんな、掃除なんか無いんですけれど、それで呼ばれて行くと、
いろいろ話をしました。家族の話とか。
彼はよく頭の頭部につむじが巻いていると言って自慢していました。
『俺は他の人と違うんだ。ここをよく見ろ!』
と言ってそのつむじを見せるのです。隊員操縦はなかなかのものでした」
元少年隊員 -篠塚良雄-
■石井四郎にまつわるエピソード 其の七■
ノモンハンで決死の第一線給水を行ない、前線の防疫に抜群の成果を発揮した石井部隊。
自らも給水の指揮をとった石井は参謀本部へこう報告した、
『俺の力で二個師団、全滅する奴を助けた』
これによって二個師団分近い予算を確保したという。
9:名無し三等兵
09/02/23 20:35:09
■石井四郎にまつわるエピソード 其の八■
ソ連軍の進攻による本部撤収直前、平房での石井の言葉、
『第731の秘密は、どこまでも守り通してもらいたい。
もし、軍事機密を漏らした者がいれば、この石井がどこまでも喋った人間を追いかけるぞ』
■石井四郎にまつわるエピソード 其の九■
終戦後の部隊員に与えられた任務は以下の三項目だった、
1.郷里へ帰ったのちも、731部隊に在籍していた事実を秘匿し、軍歴を隠すこと。
2.あらゆる公職には就かぬこと。
3.隊員相互の連絡は厳禁する。
そして特に石井が何回も厳命したのは、
『731の秘密は墓までもっていけ』
という有名な言葉である。
10:名無し三等兵
09/02/23 20:37:25
■石井四郎にまつわるエピソード 其の十■
石井四郎が残した直筆の「1945-8-16終戦当時メモ」の中に書かれていた言葉、
『科学進攻賛成』
石井が痛感したのは、日本と米国の「科学」の差だった。
爆撃から原子爆弾に至るまで、米国の科学はことごとく日本を打ち負かした。
科学進攻賛成という言葉には、これから日本も科学を大いに進めるべし、
という苦い教訓が込められているように思える。
青木冨貴子 著書 -731-より
11:名無し三等兵
09/02/23 20:38:23
731部隊、関連文書について
"To be honest, I'd hoped we'd find something," Mr. Drea says.
"That's the historian's dream: fresh information that illuminates a dark problem. It just wasn't there."
「正直、何か見つかると思ってた。歴史家の夢、闇を照らす新情報、そんなものは無かった。」
731部隊関連文書、アメリカが隠してると散々言われ続けた機密文書が近年公開され
米の公文書図書館で10万ページ探したドレアさんのボヤキ
URLリンク(chronicle.com)
~まとめ~
・日本からの風船爆弾には細菌の散布装置はついていなかった。
・石井中将には細菌兵器の戦略及び戦術的な使用に関する「着想」があった。
・終戦後、731部隊関係者がモスクワ近郊で細菌兵器の研究プロジェクトに従事させられた。
・患部の写真等の資料を石井中将が保管していた
・人体実験の証拠は一件も発見されませんでした。
12:名無し三等兵
09/02/23 22:28:00
毒ガスの歴史
紀元前5世紀 ギリシャでスパルタ軍が亜硫酸ガスを使用?
WW1前 発煙筒が坑道戦で敵兵を燻し出すのに使用される。
1899年 ハーグ陸戦協定で毒を用いた兵器の使用が禁止される。
付属宣言で窒息性ガス使用についても禁止を謳う。
1914年 フランス軍が催涙ガスを充填した小銃擲弾を実戦使用。ドイツ軍も同時期にガス砲弾を使用。
1915年 第二次イープル戦でドイツ軍が塩素ガスのボンベ散布を本格実施し、一定の成果。
その後、ドイツ軍及びフランス軍双方がホスゲンガスを実戦投入。
1917年 ドイツ軍がイープル近郊でマスタードガス(イペリット、黄十字とも)を使用。
1918年 ドイツ軍がカイザー戦でジフェニール砒化塩素を使用。
第一次世界大戦中、英仏独墺が毒ガスを本格使用した。露土も若干を用いた。
1919年 ヴェルサイユ条約でドイツの毒ガス保有禁止。
1921年 ソ連が農民反乱鎮圧のために毒ガスを使用。
1922年 スペインがモロッコ植民地のリーフ戦争でマスタードガスを使用。
1925年 ジュネーブ議定書により窒息性ガス等・生物兵器の使用を禁止。
13:名無し三等兵
09/02/23 22:40:06
1930年代 ドイツで神経ガスが開発される。
1935年 イタリアが第二次エチオピア戦争でマスタードガスを使用。
1939年 日本が日中戦争でマスタードガスを使用。
1962年 エジプト軍がイエメンに侵攻した際にマスタードガスを使用。
1987年 イランイラク戦争中のイラクが、国内クルド人勢力に対して毒ガスを使用。
1993年 化学兵器禁止条約。
同年 オウム真理教がサリンによる池田大作殺害未遂。信者が重症。
1994年 松本サリン事件。ホスゲン殺害未遂事件。翌年にかけVXガス殺人・同未遂事件数件。
1995年 地下鉄サリン事件。新宿駅青酸ガス事件。
14:名無し三等兵
09/02/24 01:50:26
>>1
スレたて乙
15:名無し三等兵
09/02/27 16:08:04
BC級戦犯
16:名無し三等兵
09/02/28 11:03:06 sxZ0VHAs
生物・化学兵器総合スレということで、
現在BC兵器を開発したり保有している国はあるのか?
17:名無し三等兵
09/02/28 16:05:31
ロシアは生物兵器大国
18:名無し三等兵
09/02/28 23:08:16
>>16
催涙ガスは化学兵器なので、日本の警察は化学兵器を使用する国際法違反集団!!
正規軍による使用可能性より、テロのほうが使用可能性は高そうだな。
オウムが撒いたのは、サリンのほかにVXガスと青酸ガスだっけ?
19:名無し三等兵
09/02/28 23:11:16
>>16
>化学兵器保有国(自らを保有国であると申告した締約国は、ロシア、米国、インドなど)が
>CWCの規定に従い一定の期限内(原則2007年まで)に化学兵器を廃棄処分
ということで、最近まで持ってたと公言してる国だけでいくつも。
申告して無い国や、「捨てた」と称して持ってる国はあるだろうな。
20:名無し三等兵
09/03/01 00:33:49
「バイオハザード」と「細菌戦争の世紀」を読むのがおオススメ
21:名無し三等兵
09/03/01 15:07:58
1<<乙 軍板にまともな生物兵器スレがなくてこまってたぜ
22:名無し三等兵
09/03/01 15:18:06
>>20 バイオハザードってw 生物関連だったらホットゾーンなんて有名所実際にあったエボラの事件が詳しく書いてある
あとオウムはボツリヌス菌も撒いてたはず
23:名無し三等兵
09/03/01 15:25:13
バイオハザード」はソ連のバイオプレパラトで生物兵器開発に携わって
今はアメリカに亡命してるアリベコフ氏の本ね。ゲームとは関係無い。
「細菌戦争の世紀」は9.11や炭疽菌事件、イラク侵攻より前の本だが
それらに繋がる記述が多くて興味深い。
あとはシーグレイブ氏の「黄色い雨」かな。
トンデモ電波本だけど当時の雰囲気が伝わってくるので大変よろしいw
24:名無し三等兵
09/03/07 15:17:13
兵器として優秀な細菌兵器ったら何?
25:ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc
09/03/07 16:31:34
「感染する」細菌は制御が難しいので兵器としてはあまり優秀でなかったりします。
というわけでBC兵器としては生物から抽出した毒物などが有望みたいです。
…一部の藍藻など人工物の数千倍超の毒性を発揮する化合物を作り出したりしますので。
26:名無し三等兵
09/03/07 16:53:14
>>24
インフルエンザで決まり
27:名無し三等兵
09/03/09 17:49:48
今まで公開された大規模な生物化学兵器の実験ってあったの?
28:ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc
09/03/13 19:51:43
>>27
枯れ葉剤作戦
29:名無し三等兵
09/03/15 17:47:32
実験じゃなくねw?
30:名無し三等兵
09/03/15 18:45:17
偉大なる絶対なる完全なる麻原尊師に帰依し奉ります。
31:名無し三等兵
09/03/18 12:42:36 glInUNWx
天然痘
32:名無し三等兵
09/04/14 00:22:02 hdsy+6se
除草剤も化学兵器扱いなの?
33:ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc
09/04/14 02:13:53
牛乳に混ぜて飲んだら死ぬじゃん。
34:名無し三等兵
09/04/14 12:27:19 jBG3cSJM
除草剤は化学兵器とは見なされていない
35:名無し三等兵
09/04/14 12:43:20 y3Avxjhb
除草剤にちょちょっと手を加えると作れるけどね
36:名無し三等兵
09/04/14 13:43:50
松本サリン事件ですかw
37:名無し三等兵
09/04/14 13:49:18
>>26
インフルエンザは変異が激しいから生物兵器には無理だってば。
>>27
イギリス南部の島で行われたタンソ菌実験がある。
38:ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc
09/04/14 22:12:56
>>35
除草剤はパラコート事件です。
39:名無し三等兵
09/04/14 23:59:32
グリュナード島の実験映像。
URLリンク(www.youtube.com)
40:名無し三等兵
09/04/25 12:40:05
緊急あげ
アメリカ メキシコ で人への感染拡大している豚インフルエンザ
人から人への感染が確認されますた
41:名無し三等兵
09/04/26 17:20:12
パンデミックw
42:名無し三等兵
09/04/26 20:50:58
アメリカでは今のところ死者0人か。
タミフル投与すると効果があるらしいが、いくら死亡率が7%でも感染者増えればそこそこ死ぬな
43:名無し三等兵
09/04/28 06:20:00
ふぇーず4
44:ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc
09/04/29 20:57:26
>>42
今日の夕方の発表だが、アメリカでも幼児が一人死んだそうな。
45:名無し三等兵
09/04/29 21:10:31
>>44
今日のことを26日の>>42に突っ込んでどうする
乳幼児とはいえ、とうとうアメリカで死者か。各国に広まってるし日本はGW重なって嫌な状態だな
46:ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc
09/04/29 22:14:59
突っ込むと言うか、更新が遅いんで新しい情報を出しただけだが…
しかし、日本でも既に感染してるっぽい女が空港突破したらしいんだよな。
47:名無し三等兵
09/04/29 23:10:58
>>46
あの時は任意だったしね。今はレベル上がって強制隔離可能な段階だけど
読売によると、WHOの専門家による電話会議ではフェーズ4or5は当たり前状態だったらしい。
48:ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc
09/04/30 18:04:47
フェーズ5ですって。
49:名無し三等兵
09/04/30 19:30:58
>「(Q.帰ってきて、どういうふうにお感じになりますか?)いや、もう
>異常だと思いますね。メキシコの方たちはすごく落ち着いていらっし
>ゃるし」(メキシコ便の乗客)
機内で数十分~約2時間程度待たされて嫌なのは分かるけど
ちょっとぐらい我慢してもらわんと・・・
自衛隊の医官も支援として投入されたし、少しは改善するといいね
何はともあれ検疫官及び検疫支援チームの皆さんはお疲れ様です
TBS News
URLリンク(news.tbs.co.jp)
50:名無し三等兵
09/04/30 23:00:11
豚インフルエンザでパニックになったら自衛隊出すん?
つーか自衛隊って細菌兵器に対処出来るのかな
51:名無し三等兵
09/05/01 07:52:59 WMO6S4eI
俺の地元キターー(・∀・)ーーーついに日本上陸!
52:名無し三等兵
09/05/01 07:56:49
>>50 まあ弱毒性らしいし厚生省の対応でなんとか納まるでしょ、自衛隊の細菌部隊の出る幕ではないんでね?
アメリカだとそこんとこどうなんだろう。
53:名無し三等兵
09/05/01 09:54:56
CDCとかの人員が足りなければ州知事が州兵を動かすかかもしれないけど
死亡例が乳幼児1人でしかもアメリカ旅行中のメキシコ人ときてるからね
連邦軍まで出す事態に発展するかどうか・・・
54:名無し三等兵
09/05/01 12:48:22 WMO6S4eI
ちょw日本人感染者一号って俺の友達と同じ陸上部じゃんw
55:名無し三等兵
09/05/01 23:00:28
>>50
元空自の幹部自衛官、数多久遠氏のブログ
URLリンク(ameblo.jp)
今までも、防疫関連としては、生物兵器による攻撃が、特殊武器攻撃として想定されてはいました。
ですが、特殊武器の中では核と化学にはそれなりの配慮がされていたものの、生物兵器に対しては対処が非常に難しいこともあって、対策はほとんど採られていなかったと言ってよい状況です。
このことは、NBC防護のための部隊の名称が化学防護隊などと言う名前になっていることにも表れています。
そのため、パンデミックに対しては、それほど準備ができていないのです。
米軍の場合は、生物兵器の研究も進んでいたこともあり、映画「アウトブレイク」や「バイオハザード」にも多数登場しているように、CDCなどと連携してパンデミックに対応する能力が備えられています。
(余談ですが、アウトブレイクのネタ本と言われるノンフィクションの「ホット・ゾーン」は、オススメです。「アウトブレイク」やホラーなんて目じゃない怖さがあります)
自衛隊の場合、今年21年度の概算要求に「新型インフルエンザのパンデミック対応」として44億円を投じて能力整備する予定でした。
ところがこの項目は、その後の予算折衝でそっくり削られてしまいました。
56:名無し三等兵
09/05/10 15:07:08 dA+vq1zI
薬害エイズの緑十字が隊員の受け皿
57:松本サリン事件の冤罪騒動は真犯人追及のかく乱が目的
09/05/16 10:27:48 CBUtfUbA
1994年6月27日に起きた長野県松本市のサリン事件では、オーム真理教のプレハブ小屋で作られたとされるサリンが
大気中に噴霧され、7人が死亡した。 この捜査開始の段階で一人の人物が救急車で運ばれる途中に、
「 除草剤を作ろうとして調合に失敗して煙を出した 」 と話したといって逮捕された。
これは警察からのリークに基づく虚報だったようで大きな冤罪事件となった。 “ しかしこの虚報はどこから出たのか “
→ URLリンク(ja.wikipedia.org)
松本サリン事件 当時の報道 in松本市 → URLリンク(www.valley.ne.jp)
このような “ 前代未聞の事件 “ が起きれば、誰もが、別の実行部隊による “ 某国の軍用毒ガス使用の可能性 “ を疑う
ことになるが、この冤罪騒動によって、初期段階から真犯人の嫌疑がこの人物に集中したために、それによって、
“ 某国の軍用毒ガス使用の可能性 “ が掻き消されたことも事実です。
この事件で起きた冤罪騒動の目的として、この真犯人追求の視点を逸らすことではなかったかと思われます。
さらには、嫌疑をかけられたこの人物の初期の言動が、” 意図的に “ 嫌疑を強めるようなことは無かったのだろうかと、
憶測しています。 あるいはこの人物とは別に、無実とは分かっていたが一旦は強い嫌疑をかけた後に冤罪となるように
仕向けた、組織的謀略の可能性についても考慮されるべきと思います。
→ URLリンク(messages.yahoo.co.jp)
58:松本サリン事件のサリン噴霧車は再現検証されたのか
09/05/16 10:32:28 CBUtfUbA
ところで長野県松本市サリン事件では非常に不可解な点がもう一点存在する。
それは松本市裁判官官舎付近から大気中に向け放出されたとする、サリン噴霧車について再現実験がされたのだろうか。
これは再現実験することがそれ程大掛かりなことではないから、再現車両についてはマスコミに公開されている筈だが、
その写真や資料がどこにも無いのである。
松本サリン事件の検察側冒頭陳述 → URLリンク(postx.at.infoseek.co.jp)二・四
このページでは被告の供述にもとづく “ サリン噴霧車 “ の概要が示されている。
これはこのサリン噴霧車が裁判官官舎近くから、サリンを大型送風機で噴射したとする証言の検証であり、検証によって
サリン噴霧車からの、毒ガス成分濃度を維持して大気中広範囲な噴霧能力が可能が否かが推測できる。
但しその場合でも、ブレハブ小屋で作られたとされる毒ガスが、その時点で毒ガス効力を得ていたことが前提になります。
このサリン噴霧車は既に再現検証されていると思い大手検索サイトで調べたが、出てきた資料 ( 画像 ) はイラスト程度だった。
検索入力語を “ サリン噴霧車 “ として、さらに “ サリン製造場所 “ でも検索してみてください。
また長野県松本市のサリン事件ではこの他、次の指摘もされている。
「松本サリン事件」:犯行開始時刻よりずっと前から中毒症状自覚者が多数いた! [麻原国選弁護人渡辺脩氏著作より]
→ URLリンク(www.asyura.com)
59:名無し三等兵
09/05/16 16:49:36
名欄に記入+ID出ててる+長文+胡散臭げなリンク
こんなの一体誰がまともに読むというのだw
60:名無し三等兵
09/05/17 16:19:20 J57j415T
>>59
>こんなの一体誰がまともに読むというのだw
低能君、乙!
読んで理屈が不明だというのならまだしもだが。
61:俄将軍
09/05/18 04:35:28
スレリンク(army板:80-981番)
>980 :俄将軍:2009/05/18(月) 04:20:04 ID:???
>豚インフルエンザの検査体制は、舛添要一厚生労働大臣の政治生命を絶つことが、目的、とい
>ったようなスレッドは、此処、ということになるのか、などと、適当な思いつきなど書き散
>らしてみたり。
>981 :俄将軍:2009/05/18(月) 04:28:44 ID:???
>>>980
>豚インフルエンザの検査体制は、舛添要一厚生労働大臣の政治生命どころか、年金問題により、
>自由民主党が、参議院選挙で大敗した類のお話が、衆議院選挙で、ということになるようで
>は、如何なものか、ということになるのか、などと、思いつくままに書き散らしてみたり。
豚インフルエンザの検査体制は、次の衆議院選挙で、先の参議院選挙に、年金問題をぶつけて
きたサボタージュの類、ということになるようでは、などと、電波の発信など試みてみたり。
62:俄将軍
09/05/18 05:09:00
>>61
豚インフルエンザの検査体制は、地下鉄サリン事件など、連想するような、実験の類、という
ことになるのか、年金問題なサボタージュの類、ということもあるのか、などと、電波の増
幅など試みてみたり。
63:名無し三等兵
09/05/18 13:42:14
徐々に国内感染が拡大しつつありますな
64:名無し三等兵
09/05/20 22:05:10
生物化学兵器対策国際シンポジウムが2010年6月8日~10日、
スウェーデン開かれますので興味のある人はどうぞ。
詳しい事は↓で。
URLリンク(www.cbwsymp.foi.se)
65:名無し三等兵
09/05/23 09:44:51
「マスクに手洗い、日本は偏執狂」 NYタイムズ神戸発ルポ
5月23日7時58分配信 産経新聞
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
マスクは予防に役に立つのか 日本と海外では使用法全く違う
URLリンク(www.j-cast.com)
新型インフル「騒ぎすぎ」 だが「秋の第2波こそ怖い」
URLリンク(www.j-cast.com)
66:名無し三等兵
09/05/23 10:14:39
強毒性想定し初の実働訓練=新型インフルで陸自北部方面隊
5月23日9時4分配信 時事通信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
67:石井
09/06/11 19:37:49
保守
68:名無し三等兵
09/06/16 23:42:15
保守
69:名無し三等兵
09/06/28 22:27:00 Xekw/t5e
支援
70:名無し三等兵
09/06/28 22:41:08
スレタイから731の名前外した方がよくないか?
71:名無し三等兵
09/06/29 00:10:28
>>70
…このスレは731部隊スレの後身だから
72:名無し三等兵
09/06/29 06:25:38
>>18
あと炭疽菌ね。(@亀戸新東京本部道場)
このスレ的に必読の本は他は以下のあたりか。
ジョナサン・B・タッカー「神経ガス戦争の世界史」
麻生幾「極秘捜査」(オウム事件の警察・自衛隊の全出動記録)
あと江畑謙介が湾岸戦争の頃に生物化学戦についてまとめた本出してたな。
なかなかよくまとまっていた記憶が。
>>23
「バイオハザード」は確かに超A級の記録だと思う。
ソ連の生物兵器開発に関しまとめた本ってあまりないんだよな。
邦訳出したのが二見書房なんで今一つマイナーなのが残念。
73:文太郎
09/07/07 18:49:47 +6dCv7Sv
大変貴重な738部隊の時計がオクに
必見、安すぎだあ
URLリンク(page5.auctions.yahoo.co.jp)
74:文太郎
09/07/07 20:05:40 x6umNZav
間違いだ、これだたよ、すまんURLリンク(page11.auctions.yahoo.co.jp)
75:名無し三等兵
09/07/07 20:08:55
炭疽菌事件とかまさにバイオテロだね
76:名無し三等兵
09/07/09 04:19:16
738部隊(失笑)
77:名無し三等兵
09/07/10 22:48:27
海外の医学誌だけど、
ラキシバクマブの投与で肺炭疽の生存率が向上したと。
ただしウサギやサルの動物実験だが。
URLリンク(www.nankodo.co.jp)
URLリンク(www.nankodo.co.jp)
78:名無し三等兵
09/07/11 08:23:12
でも生物学製剤って副作用きっついし恐ろしく高価だからなぁ。
劣悪な医療環境下でも一定の効果を上げる必要のあるBC兵器対策としてはどうかと。
抗生物質によるファーストエイドの次に後送して実施するレベルの治療だね。
79:名無し三等兵
09/07/11 12:44:28 3B/Gf5wk
日本軍が人体実験をやったと思っている時点で
中国のプロパガンダにかかっています
アメリカが731部隊の公文書10万ページを公開しました、
資料 を持っていったのはアメリカです
それを中国の反日団体がすべて読んだ感想
「正直何か見つかると思ってた。
歴史家の夢、闇を照らす新情報 、そんなものは無かった。」?
80:名無し三等兵
09/07/11 20:26:00
石井さんの孫ですか?
81:名無し三等兵
09/07/11 23:28:56
石井さん子供居たっけ?
82:名無し三等兵
09/07/15 13:12:14 hiO/ykVX
VX
83:名無し三等兵
09/07/18 20:15:32
カナダの科学者が紙製の生物剤検知器を作る技術を開発。
URLリンク(gsn.nti.org)
URLリンク(www.medicalnewstoday.com)
URLリンク(www.upi.com)
大量生産すれば紙なので安価の生物剤感知ができるようになるか。
84:名無し三等兵
09/07/19 01:10:17
『悪魔の飽食』は旧ソ連のプロパガンダだった
中川八洋・筑波大学教授
「正論」平成14年11月号
URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)
85:名無し三等兵
09/07/23 22:49:15
酷使様ここまで来たのかw
86:名無し三等兵
09/07/25 08:01:13
BC兵器の歴史と変遷のレポート書くのに役立ちそうな本教えてくれ
87:名無し三等兵
09/07/26 08:42:18
ケン・アリベック「生物兵器」ジョナサン・B・タッカー「神経ガス戦争の世界史」はとりあえず押さえとけ。
あと日本の左方面の学者の本は731部隊関連以外薄味すぎるんで避けた方が無難。
NG出版社;明石書店・勁草書房・社会評論社・日本評論社・三一書房
日本の軍事評論家や自衛隊関係者の書いてる本ならその目的なら極端なハズレはないかと。
図書館で検索かけて適当に当たれば1冊は引っかかると思う。
88:名無し三等兵
09/07/26 13:05:35
>>87
ありがとう
89:名無し三等兵
09/08/01 14:36:45
ハバロフスク裁判の信憑性って、どうなの?
たった6日で裁判が終わったというし。
あと青木冨貴子の731の本で、「1942年のせ号作戦で、同年8月に731部隊により
ペストの感染させたノミを撒いて、細菌戦を行ったが、中国人だけでなく
日本兵にも多く感染して、1000人以上が死亡した」という記述があるけど、
せ号作戦に参加した佐々木春隆氏の本「華中作戦」(光人社NF文庫)には
ペストで多くの兵が死んだという記述は無いんだよな。
佐々木氏が「あえて」記述してないか、もしくは佐々木氏の部隊がペストノミを
撒いた別の場所にいて、まったく関知しなかったのかのどちらかだな。
(青木の本には、ペストノミを撒いた特定の場所は書いていない)
90:名無し三等兵
09/08/01 14:42:02
そもそも、「ペストノミ」なんて、一匹でも逃げ出したら敵だけでなく
味方にも感染するな。そんな非効率な兵器を本当に使用したのかどうか。
91:名無し三等兵
09/08/01 14:52:48
中国は当時から現在まで、普通にペスト発生地帯だからなぁ。
こないだも四川辺りで発生してたし。
92:名無し三等兵
09/08/01 17:54:52
大陸戦線で細菌戦を実行したという証拠とされるのは、井本熊雄中佐の日誌
なのだが、日誌ではチフスやコレラでの攻撃はほとんど成果を挙げなかった
ので、「ペストノミ」を爆弾で投下する作戦を実施。石井四郎は、成果に
満足して、記録フィルムまで作って陸軍に宣伝しまくったあげく、1941年の
常徳作戦でも「ペストノミ」を使用して、「大成果」をあげたとのこと。
ちなみに、せ号作戦でもペストノミを使ったというのは、ハバロフスク裁判の
供述書がソース。
93:名無し三等兵
09/08/02 21:00:36
>>92
「ペストノミ」の爆弾投下作戦で、成果を上げたと言うけど、
どうやって成果を確認したんだろう。調査隊でも送ったのかな。
中国側に「日本軍の爆撃語後にペスト流行」みたいな記録があれば
証明できるんだろうけど。
94:名無し三等兵
09/08/03 00:34:57
ナチスと提携して秘密実験とかしてそう。
95:情報求ム
09/08/07 21:32:21 +CTY2gP0
YouTubeに「石井四郎の野望」というのがアップされているのですが、
いつ頃、どこの局で放送されたものかをご存知の方がいらっしゃいましたら、
お教えくださいm(__)m。
96:名無し三等兵
09/08/08 05:06:53
>>92>>93
石井四郎自体かなり山っ気のある性格だったそうなんで話半分に受け取るのがいいのかも。
ぶっちゃけ当時の日本軍の生物化学戦装備(中口径山砲弾及び50~250kg級小型航空爆弾)だと
大して戦果は期待できない。
化学戦ではそれでも中国側ゲリラの炙り出しなどで一定の戦果は挙げたようだけど。
生物戦は炭疽以外菌体を直接散布するレベルに達することができず、ノミなどの媒体に
頼っていたのが致命的だった。
病原菌を効率的かつ均一に散布することができないし、生産性も低い。
あとハバロフスク裁判は貴重な資料である反面、ソ連側の自白強要が明らかなんで
万全の信頼はできない。
まあこんなことがあったかも知れない程度。
97:名無し三等兵
09/08/08 05:16:49
>>93
731部隊が本拠を置いた平房ではペストは1900年代にほぼ駆逐されていたけど、部隊が
進駐した1930年代以降数回不自然な流行が起きてる。
特に1943年と45年に大規模な流行が起きたけど、これは物証及び関係者の証言から
731部隊による散布もしくは漏洩によることが確実だとされている。
確実に生物兵器が使用されたのが証明されてるのはこれ位かな。
ただせ号作戦はかなり使用された可能性が高いそうで(731部隊の分遣隊が派遣されてる)。
満州でペストが自然流行していたのは大興安嶺山麓一帯及びソ連国境方面の辺境地域だな。
都市部ではかなり以前に駆逐されてる。
731部隊は自然流行地に技官を派遣し菌株の採集を行ってるね。
98:名無し三等兵
09/08/08 05:30:02
「悪夢の医療史」島薗進、G・ベーメ他読了。
版元勁草書房なんで悪い予感はしていたけど案の定カスでした。
半分は生命倫理、半分は生物化学戦と人体実験について割いて医療当事者の暴走を
批判しているけど、生物化学戦に関しては左翼系デムパの著者多過ぎw。
この手の本では定番の常石敬一も書いているけどこいつがマトモに見える程。
特にひどかったのはキャメロン・ハースト「生物兵器」。
朝鮮戦争中に米軍が生物兵器を使用したという中ソと北朝鮮の告発を100%信じているこいつw。
信用した理由が「当事者の純真な目が嘘をついているとは思えない」からw。
んでアメリカの生物兵器開発の歴史を解いて、技術的に可能だったからクロと断定。
この件に関しては産経新聞がソ連邦崩壊後にモスクワの公文書館に保管されていた資料を
調査し、ただの政治的なプロパガンダだったことが明白になっているんだよなw。
日本のメディアにしては珍しい金星だったけど、国内ではあまり省みられず、海外の軍事筋や
生物戦専門家の方でむしろ知られているのが悲しい。
99:名無し三等兵
09/08/09 05:41:50
スレ維持もかねて読書感想文続ける。
「細菌戦争の世紀」トム・マンゴールド、ジェフ・ゴールドバーグ読了。
良著。戦前から9.11直前までの生物戦の歴史と技術の進歩について丹念に触れてある。
パセチニク・アリベコフ両氏の亡命によってもたらされた旧ソ連の生物戦についてきちんと
触れているのは評価が高い。
あとオウム真理教の生物戦についてかなり詳しい。和文資料以上。
生物戦の技術や歴史に関しても間違った記述や認識は特になく、入門者から専門家まで薦められる。
最終章は国連イラク大量破壊兵器査察団のプロフィールとインタビュー。国連による
イラク査察がなぜ破綻に至ったのか微視的な視点から解いてるのは面白い。
難点は9.11直前という中途半端な時期の刊行なため炭疽菌テロまで触れられなかったことか。
記述全般に粗がなく、これから生物兵器に関して勉強したい人に特にお薦め。
100:名無し三等兵
09/08/09 05:50:28
もう一丁。
「見えない脅威 生物兵器」小林直樹読了。
版元がアリアドネなので少々警戒して読んだけど、そんなに悪い内容ではなくホッとした次第。
内容は生物戦の歴史の概略と、戦術や使用病原体・毒素に関する解説。
歴史については若干物足りなさはあるが戦術に関してはしっかりと触れてある。
巻末の2割程度を割いて病原体・毒素に関し5段階評価でランク付けしており、ビジネス書などで
この手の評価に慣れた人には分かりやすくて良いかと。
生物戦全般に関する認識がウイルス兵器実用化以前のものなので少々古いが、全体としては
目立った過ちはなく、簡潔かつ平易にまとまっている点は評価できる。
入門者におすすめ。
101:名無し三等兵
09/08/11 23:20:41
初心者質問スレとどっちへ行くべきか迷ったが、
こちらの方が適切なレスが貰えそうなので、ここで。
素人もいいとこなので、あさってな質問していたらごめん。
731部隊をwikiで調べると、現代における議論の項目で
>>11に近いと思われる記述があり、
人体実験の内容についての記述はない。
また、黒い太陽731でも、批判の項目で
>>11>>79に該当すると思われる記述がある。
一方、中文wikiで両項目を検索すると言わずもがな。
>>79の内容の記述は一切ない。
より中立に近い記述を求めて英文wikiを見てみると、
(英語に堪能でないので断定できないが)
構成は中文wikiに近く、使用されている写真も同じ。
Men Behind the Sun(黒い太陽731)の項目には
批判の項目は見あたらない。
ここから質問。
(人体実験が実際にあったか否か、資料の信憑性はどうでもいいんだが)
欧米諸国ではあったと見なされているのか、そうではないのか?
英文wikiに議論タグの類がついていないところを見ると、
それほど論争の的にはなっていないのだろうが、
>>11>>79の英文項目がないところを見ると、あったという見方が一般的なのか?
詳しい人の御意見を乞う。
102:名無し三等兵
09/08/12 14:21:20
>>101
欧米にも731部隊の研究者は多くおり、731の人体実験及び、
細菌兵器開発等の事実の追求を行っている専門家はいる。
部隊では中国人やロシア人の他、アメリカ人捕虜なども実験で殺害されたと
言われるため、米国でも「Unit 731」に対する関心は高く、
人体実験などの戦争犯罪はあった、という見解を示す人は多い。
具体的には、WHO研究員でハーバード大学の教授Daniel Wiklerもその一人。
しかし、米軍と元隊員の間で司法取引が行われた事実などはなく、
むしろ米国がソ連に対抗する形で一方的に研究資料を日本人から奪い上げ、
日本は被害者・米国が加害者だ、と意見を述べる研究者もいる。
あるいは、欧米諸国では731をオカルト、アングラと言った否定も肯定もしない
サブカルチャーの一種として捉える人々も存在する。
こうした様々な意見を見るに、
現時点では米国の人々が731部隊についてどのような意識をもっているのか、
戦争犯罪があったと考えているのか、それとも否定しているのか不明だが、
米国の研究者や専門家などは、日本や中国などと同様、731部隊の真実の追求と、
戦争犯罪を立証すべく尽力していることが分かる。
人体実験の是非や資料の信憑性を度外視すれば、
>>11にもあるように、米国立公文書館で公開された公文書の中に何ら真新しい事実は
浮かび上がってこなった事、長年公開を期待されていた最高機密文書に
人体実験や細菌戦の証拠となるものは全く見当たらなかった。
(米政府としては、731部隊との免責取引、
強いては人体実験とその資料存在も事実無根と言いたいのだろう)
専門家はそれぞれの意見があるだろうが、多くの一般人とってこの報道と事実は、
これまでに論争の的とされてきた731部隊の戦争犯罪性について
ひとつの指標になったことは間違いない。
103:名無し三等兵
09/08/12 15:17:53
アメリカの多くの一般人は731なんて知らないよ。
日本とアメリカが戦った事を知らない奴が30%も居るのに。
まぁ、日本も似たようなもんだが。
104:名無し三等兵
09/08/12 19:54:22
>102
解りやすく詳細な解説ありがとうございました。
wikiの記述から、自国犠牲者がいる事が
解釈のキーだろうなとは思いましたが案の定のようで…
どこの国も、自国の権益やプライド等しがらみがある以上
本当に中立な分析は難しいんでしょうね。
>103
だろうとは思うけど、wikiがwikiだったので。
日本のwikiも他国については微妙に怪しい記述があるので、
そのまま鵜呑みにするより、詳しい人に伺いたかったんです。
このスレで質問してよかった。参考になりました。
105:名無し三等兵
09/08/15 09:50:24
元731だったて人は何人くらいいるの?
106:名無し三等兵
09/08/17 09:09:39
じいちゃんが731部隊だった俺が北よ(・ω・)/
107:名無し三等兵
09/08/17 18:09:48
>>106
本当に! 何か語ってましたか?
108:名無し三等兵
09/08/17 20:01:17
>>106
あなたのおじいさんは研究に関わっていましたか?
109:名無し三等兵
09/08/17 21:17:05
俺のじいちゃんの弟も731部隊に居たそうだ。
特攻機「剣」を海軍で運用する部隊だったとか。
110:名無し三等兵
09/08/18 08:23:55
俺の祖父も731だったみたい。何も語ってはくれなかったがスイカとかももとかは毒が入ってるかもしれないと言って絶対に口にしなかった記憶がある
細菌とかつくってたのかな
111:名無し三等兵
09/08/18 08:35:24
暗殺用に食物に毒や病原菌仕込むのは731部隊ではよくやってたね。
正規戦よりむしろそっちで実績を残している。
個人的に面白かったのは、対謀略戦が当時の日本軍の生物化学戦体系にしっかりと
組み込まれていたこと。
具体的には大使館等に医官を派遣して定期的に水道や食事の毒物検査したり、一服
漏られた際に携帯用検査キットを持って急行することなんだが、資料には中国戦線における
毒物を用いた謀略の統計も載っていてなかなか興味深かった。
発覚しただけで年間30件以上発生しているだよね。そりゃ対策もマニュアル化しないとダメだわ。
112:名無し三等兵
09/08/18 09:22:38
へぇー
俺の祖父は終戦後(除隊後)医師になったんだが、ほかの隊員もそーゆーポジションにつくのが適当だったのか?
113:名無し三等兵
09/08/18 14:16:05
元隊員の身内多過ぎw
114:名無し三等兵
09/08/18 18:15:13
終戦時における731部隊の総人員が2450名と言われている。
そのうち、軍属を除く少尉以上の将校が300名ほどいた。
残りの大半が軍属とその家族であったから
元隊員を身内に持つ人間がいても不思議ではないかも。
直接とは言わないけれど戦時中に満州へ渡ったことのある人なら
一度は731部隊に関わる仕事をしてる可能性が高いかもね。
正規ではない部隊外の隊員もかなりいたらしいし。
115:名無し三等兵
09/08/18 20:45:31
>>107
ワクチンの部隊だったから悪いことはしてないみたいだけどかなりマスコミに追い回されて、ばあちゃんが困ったって話しをしてた。
116:名無し三等兵
09/08/19 04:33:30
実際731部隊でも表芸の防疫に携わっていた隊員の数の方が多いからなぁ。
ワクチン接種と駐屯地の水質管理に衛生状態改善、野戦給水や野戦医療でもう十分な位
仕事があったし。
逆にBC兵器開発関連の仕事は石井四郎の個人的なコネで国内の医療関係者を
招聘して行ってるケースが多い。
117:名無し三等兵
09/08/19 19:12:44
>>111
毒物などの謀略戦と言えば731部隊のほかに、陸軍登戸研究所(第九研究所)を思い出した。
既存の毒物だけではなくて未知の毒物の開発、飲食物に混入しても疑われない
工作用の毒を合成していたらしい。
「帝銀事件」が起きた当時も警察の捜査員たちは731部隊と第九研究所を
毒物に特に関係が深かった機関として真っ先にリストアップしたという。
しかも731部隊が青酸化合物を研究していた関係もあって、
第九研究所の所長が石井四郎に毒物の実験協力を要請していたらしい。
何の実験かは…まぁ731部隊に依頼する理由はひとつでしょう。
118:名無し三等兵
09/08/20 14:08:44
なんで三研はリストアップされなかったんだろう?
119:名無し三等兵
09/08/22 23:52:07
731知ってるのって100人中5人くらいかな
120:名無し三等兵
09/08/22 23:57:35
名前くらい聞いた事がある人を含めれば、そんなもんかな?
121:名無しさん@そうだ選挙に行こう
09/08/30 14:06:01
731の元隊員で積極的に発言してるのって、篠塚っていう爺さんだけだよね。
中帰連帰りの。
たしか、731の隊員だったというのでアメリカ入国拒否されたんだよね。
122:名無し三等兵
09/09/12 10:32:46
あんま盛り上がってないですね
2ch軍事ヲタとか結構好きそうな話題だと思ったんですが
123:名無し三等兵
09/09/12 10:34:30
>>121
731のデータを裏取引で入手してベトナム戦争で実践したくせに、随分酷い仕打ち
だな
原爆落としてもしらんぷりだし、まぁ所詮はその程度の国か
124:名無し三等兵
09/09/23 23:47:57
某所にある化○戦実○施設跡に行ったら、以前は更地だった場所が、調査目的のためなのか掘ってありました。
URLリンク(imepita.jp)
URLリンク(imepita.jp)
URLリンク(imepita.jp)
3枚目のコンクリ(2.4m四方)は、機関砲設置場所に見えるんですが、化○戦実験でそんなもの使うんでしょうか?
125:名無し三等兵
09/09/26 22:24:30
軍事施設なら、対空機銃座くらい有っても不思議では無い気もする。
126:名無し三等兵
09/10/02 06:03:32 lGMtLHjA
再浮上。
オウム事件でオウム散々擁護して原稿料稼いだ島田裕巳って、現在東大勤務なんだな。
第七サティアンに強制捜査前日に招待されて間違いなく宗教施設と太鼓判押したバカ。
島田始めオウムを擁護した文化人がピンピンしていて、被害者が極貧の生活を
強いられてるって、マジで日本終わってる。
127:名無し三等兵
09/10/09 03:40:18
>>123
国家とか国際政治のやることなんていつもどこでもそんなもんだよ
ナイーブな発言がしたいなら軍事板は向いてないと思うぞ
128:名無し三等兵
09/10/10 03:56:26
>>104
いまさらだが。
英語版Wikipediaの日本の軍事関係は結構いいかげん。
特に731部隊などの戦争犯罪関係は、分量こそ多いけど相当にめちゃくちゃ。
手掛かりにはなるけど。
憲兵隊が日本の悪事の中枢(日本版SS)という誤解が根底にあるようだ。
731部隊とか化学戦関係なんかまで憲兵が仕切っていたことになってる。
Unit731の正式名称はKempeitai Political Department and Epidemic Prevention Research Laboratoryなんだってさ。
おそらく731部隊に関しては特移送の件が誤解の原因かもね。
それに、そういう巨悪の機関があってこそ、正義の連合国が輝くわけでさ。
129:名無し三等兵
09/11/14 00:57:50
731部隊って非道な人体実験とかしてなかったんでしょう?
130:名無し三等兵
09/11/14 06:13:13 Fe5ONkNJ
興味本位で読んでたけど今いち具体性に欠ける記述ばかりですよね?あと写真が全然ない
131:名無し三等兵
09/11/15 11:34:55
生物兵器の方が話題としてインパクトがある分、注目されるけど、
実際中支戦線で従軍した人には、むしろ化学戦の方が身近な話だったみたいね。
132:名無し三等兵
09/11/15 18:05:40
化学戦も見るべきものは無いけどな。
第一次世界大戦レベルの化学兵器で、量もくしゃみ剤はともかく、マスタードガスは使ったとしても少量。
生産量も全部あわせて二千トン程度で、十万トンを実戦使用したWW1とは比にならん。
133:名無し三等兵
09/11/15 18:59:14
核実験のおかげで存在感が薄いが
北朝鮮の化学兵器・生物兵器も脅威
北朝鮮は禁止条約も調印してないからな
野戦では化学兵器を躊躇せず大量に使用するだろう。
また、戦線後方や日本国内では、北朝鮮工作員による生物兵器撒布も考慮する必要がある。
134:名無し三等兵
09/11/16 02:08:00 tlG9tWPX
日本の大戦中の生物戦は「効かなかった」のが最大の問題なんだよなw。
散布時の安定性をクリアするために媒体散布という逃げ道を使ったから、ただでさえ不確実な
効果が更に不確実になって、ぶっちゃけ疾病が自然に蔓延している地域では生物兵器なんだか
自然流行なんだか分からんレベルにまで低下した。
簡単な話だけど「1tのペスト菌」撒くのと「1tのペスト保有ノミ」撒くのじゃ正味が全然違う。
あと散布量が決定的に過少。有名な731部隊謹製陶器爆弾なんて重量50kgでっせ。
今のようなきちんとした環境モニタリングなしにこの程度の爆弾落としても、生き延びて
増殖してくれる菌はハナクソレベルだと思う。
化学兵器はホスゲンと催涙弾メインだけどこっちの方が確かに効いたという話はある。
もっとも75mm山砲で忘れた頃にぶっ放したレベルの使用量だけど。
数的に一番行き渡ったガス手榴弾なんかはどう考えても気休め以上威嚇未満だし。
135:名無し三等兵
09/11/22 22:59:05 Hz8GarpF
中国では化学兵器・生物兵器は研究しているのだろうか
136:名無し三等兵
09/11/22 23:50:05 rEq9rf1y
つ[ロブノール実験場]
137:名無し三等兵
09/11/23 21:19:32
大国ならどこでもやってるだろ
138:名無し三等兵
09/11/28 07:44:32
防御の為にも研究はするだろうな
139:名無し三等兵
09/11/29 02:04:08 nGfqCm5M
防御目的と実戦使用じゃ全然規模が変わってくるから分かる人にはすぐ見分けがつく。
アメリカなんかは軍隊の規模は最強だけど、化学戦に関してはダグウェイとパインバレーの施設を
放棄した時点で防御研究以外は捨てたのは明確に理解できるし。
140:名無し三等兵
09/11/29 02:20:41
おめでたい脳を持っているな
141:名無し三等兵
09/12/25 22:10:06
保守ついでに。
米・CDC研究者チーム、天然痘ウィルスの「謎」を解き明かす。
URLリンク(www.fasebj.org)
URLリンク(www.fasebj.org)
アメリカ疾病対策予防センター(CDC)の高度封じ込め研究所で働く研究者チームは、
天然痘に関する根本的な「謎」を解き明かした。
The FASEB Journalに掲載された研究では、
ウィルスの複製を抑制するために人間の体が作り出す攻撃微粒子によって
、免疫機能が損なわれる過程が描かれている。
研究者の1人は、「天然痘ウィルスが、どのように免疫システムを崩壊させるかを理解することは、自然的もしくは人為的な天然痘の発生に対する防御につながる。」と話している。
142:名無し三等兵
10/01/13 20:35:51
731部隊って、化学戦にはどういう関わりがあったの?
もちろん本業じゃないのは知ってるけど、化学兵器部門もあったようで。
143:名無し三等兵
10/02/10 17:56:49 3L74Zjk/
あげ
144:名無し三等兵
10/02/10 21:45:53 qGD4oDpe
そういえば、今の自衛隊の細菌戦装備てどうなのYO
145:名無し三等兵
10/02/11 04:41:38
警察が使ってるような催涙ガスも戦場で使うと条約違反
なんだかおかしな気もするが
146:名無し三等兵
10/02/21 23:14:07 fswuU2hg
【国際】フランスが兵士を使い人体実験…60年代
スレリンク(newsplus板)
1960年代初頭、フランスが同国領アルジェリアのサハラ砂漠で大気圏核実験を行った際、
軍兵士らを実験直後の爆心地周辺まで進ませ、人体への影響を調べていたことが分かった。
軍の機密文書を基に16日付パリジャン紙が報じた。
【国際】核科学者「アルジェリア人の人体実験が行われた」
スレリンク(newsplus板)
フランスが1960年代に植民地アルジェリアのサハラ砂漠で行った核実験に詳しい
アルジェリアの研究機関の核科学者アンマル・マンスーリ氏(52)は20日、
共同通信に対し「アルジェリア人150人を使った人体実験が行われた」と述べ、
フランス政府の関連記録の機密解除と事実関係の究明を求めた。
147:名無し三等兵
10/02/24 13:15:48
>>140
何がおめでたいんだ?
148:名無し三等兵
10/03/20 09:46:15 y0ZX9XTe
左巻きの市民団体と民主党の現政府が戸山公園を掘り起こすようだよ
149:名無し三等兵
10/03/21 00:22:53 3rN8U4Jd
サリンくらいじゃ蚊に刺された程度の効果しかないな。
150:名無し三等兵
10/03/21 18:32:18
彰古館
陸自三宿駐屯地内の陸自衛生学校に併設されている軍事衛生史料館のこと。
大戦末期、疎開中の軍用列車が爆撃を受けるも、史料を満載した列車だけは無事であったことから、
旧軍からの史料が丸ごと引き継いだ貴重な史料館となっている。日本初のカレーやハンバーグのレシピ、
日本最後の大規模白兵戦「神風連の乱」での刀傷詳細図録、森鴎外と海軍との脚気論争など、医学・軍事に
限らず日本近代史全般のおいて重要かつ貴重な史料が大量の保管されている。
衛生学校の建替えに伴い、同敷地内への引越しが決まっており、移転場所も確保されているが、民主党の
事業仕分けにより自衛隊の広報予算がバッサリと斬られため、彰古館の引っ越し予算も削除された。
予算が1円も付かず、人も付かない。博物館の引越しという性質上、専門知識のないアルバイトや隊員を
動員して移動することはできず、強行すれば貴重な史料の散逸や毀損に繋がる。また、保存費用も微々たる
もので、紙の史料も文字通り風化してボロボロになりつつある中、現在たった一人の学芸員が事務・史料の
収集や整理、見学や問い合わせ応対や検索などの業務の間に、引越し準備を行っているとのこと。
このままでは、学芸員は引越し前に過労死するとの外部からの指摘もあがる状態となっている。自衛隊憎しの
感情だけで、予算を削減し、日本近代史の至宝を今まさに永久に葬り去ろうとしている民主党の罪は重い。
参考:月刊「軍事研究」2010年4月号
軍事百科事典 彰古館 から転載
URLリンク(www003.upp.so-net.ne.jp)
151:名無し三等兵
10/03/22 14:22:25
731とか南京のヤバイ資料が残ってるんだろ、このまま無くしちゃえ。
152:名無し三等兵
10/03/23 18:47:33
↓こkに731がでっちあげと吼えるネットウヨがいるんで、啓蒙してやってくんねえか?
スレリンク(job板)l50
15 :名無しさん@引く手あまた:2010/03/23(火) 14:16:38 ID:t1T6lvcM0
>>10
ほんと馬鹿だなぁ、お前って
731部隊なんか信じてるのは、日教組と生協くらいなもんだ
南京大虐殺なんかも関連付けて考えそうで怖いわ、お前
153:名無し三等兵
10/03/24 04:35:44 HhPFVJgH
何であれ史料はしっかり残さないと汚名を削ぐことすらできんぞ。
ドイツ連邦軍なんかは大戦関連の史料しっかり予算と専門家を付けて残しているのに。
戦史関連の部門とは別立てで、軍属として何人か日本史や東洋史の学者雇うのが
日本の近代史のスケール考えると当然だと思うんだけどねぇ。
154:名無し三等兵
10/03/31 00:10:36
化学兵器って正直使えるのか?
同じ金で爆弾作った方が効果あったと思うものが多いような
155:名無し三等兵
10/03/31 02:16:54
施設を爆弾でふっ飛ばさずに人員だけを殺傷したいときになら使えるんじゃない?
156:名無し三等兵
10/03/31 03:38:41
WW1ころは、製造面で、火薬が少量で良いというメリットはあったようだ。
結局は砲弾の弾殻製造のところで競合しちゃったようだけどね。
いまでも、火薬は作れないテロリストでも、神経ガスなら作れるというのはあるかも。
あと、メリットを挙げるなら
・心理的な効果
・土壌汚染や水源汚染による持続的効果
なんかはあるよね。
157:名無し三等兵
10/03/31 07:17:33 YnsBKdsM
爆弾と違って物理的な防御が通用せず、姿が見えない怖さがあるからな。
あと催涙ガスのようなノンリーサルウェポンはまともな国の正規軍でも使い道は沢山ある。
158:名無し三等兵
10/03/31 15:39:11
塹壕に隠れてる敵を殺傷するのに有効。
159:名無し三等兵
10/05/04 20:10:46 igwdIWDB
あげ
160:名無し三等兵
10/05/04 23:25:00
>>154
テロならNBC兵器がいいだろう
161:名無し三等兵
10/06/04 05:25:19 o8pnI/eY
カナダが大戦中に炭疽菌爆弾を製造、ドキュメンタリー番組で明らかに
URLリンク(www.afpbb.com)
162:名無し三等兵
10/06/12 05:29:07 TUqNYpIR
URLリンク(www2.ttcn.ne.jp)
累計で1万数千人くらいか
実際はその数倍くらいいそうだ
163:名無し三等兵
10/06/17 06:48:57 Id4MIVU9
厚生労働省のエイズ動向委員会の岩本愛吉委員長(東大医科学研究所教授)は5月27日、
2009年のエイズ発生動向の概要について発表した。09年の年間報告(確定値)によると、
新規HIV感染者は過去最高だった08年の1126件から105件減の 1021件で、新規AIDS患者は過去最高だった08年と同数の431件だった。
保健所などにおけるHIV抗体検査件数は15万252件で、前年比2万6904件減だった。
岩本委員長は、新規HIV感染者の報告数と検査件数の減少について、
「一見、同期しているように見えるが、それが本当に同期しているのか、
検査が減ったから感染者の報告も減ったのかということに関して、
まだ結論付けるのは早いというのが動向委員会の委員の考えだ」と述べた。
また、新規のHIV 感染者とAIDS患者に占めるAIDS患者の割合が、
08年の27.7%から09年は29.7%に増加している点について岩本委員長は、
「エイズを発症して感染が見つかる方の数が増えている。
まず、検査機会などを利用して早めに治療してもらうことが非常に大事と思っている」と強調。
さらに、地域ブロック別の患者の新規報告数で、
「東京を中心とした関東ブロック等では、エイズ報告数は減少あるいは頭打ちの傾向を示しているのに、
近畿、九州でエイズとして発見される方々が増えていることは非常に問題が大きい」と述べ、
検査機会が十分なのかなど原因を精査する必要性を指摘した。
URLリンク(www.cabrain.net)
164:名無し三等兵
10/07/04 03:45:59 /nv3yu3u
米国科学アカデミー・国際安全保障と軍備管理委員会(CISAC)1994
Management and Disposition of Excess Weapons Plutonium:
原爆に不発は無い!?
計算によれば、核物質が初めて連鎖反応維持可能な大きさまで圧縮された時点、
つまり設計上最悪の時点で早期発生が起きた場合でも、長崎型の比較的単純な装置で1ないし数キロトン
(kt:TNT火薬1000トンに相当する爆発力)程度の爆発力になる筈である。このような爆発力は
「fizzle yield」と呼ばれるが、1ktの爆弾は、破壊力の半径が広島爆弾の3分の1程度に及び、
潜在的に恐るべき爆発である。厄介なアイソトープの比率が如何に高くても、爆発力はそれ以上低下しない。
より高度の設計技術を適用すれば、原子炉級プルトニウムでもより高度の破壊力を持つものが生産可能である。
そして日本は10,000発分以上のプルトニウムを保有している。
URLリンク(www.cnfc.or.jp)
(P (゜д゜) P)
\/| y |\/
( ゜д゜) (P)
(\/\/
165:名無し三等兵
10/07/28 08:49:21
【科学】太鼓叩いたら炭疽菌中毒に 動物の皮から飛散?米で症例…24歳女性、2ヶ月間入院
スレリンク(newsplus板)
★太鼓叩いたら炭疽菌中毒に 動物の皮から飛散?米で症例
【ケネウィック(米ワシントン州)=勝田敏彦】米ニューハンプシャー州で、太鼓をたたいたり
踊ったりするイベントに参加した女性(24)が炭疽(たんそ)菌中毒になり、2カ月間入院して
いたことがわかった。太鼓に張られた動物の皮に付着していた炭疽菌の胞子が飛び散った
らしい。米疾病対策センター(CDC)がまれな症例として週報で報告した。
この女性は昨年12月にイベントに参加した。翌日以降、発熱や筋肉痛といった
インフルエンザに似た症状が出て、悪化が続いたため入院。検査の結果、炭疽菌に
感染していることがわかった。
衛生当局は飲み物や農作業での感染を疑ったが、可能性が否定され、太鼓イベントの
疑いが浮上。太鼓の皮などを調べたところ炭疽菌が見つかり、菌の型が女性の血液から
見つかった菌と一致した。
CDCは「同様の例での感染の危険性は非常に低いが、原因不明の発熱などでは可能性に
留意を」と指摘した。
炭疽菌は、胞子の形で長い間生息でき、土壌から動物やその加工品を通じて人間に感染
する。家畜の衛生状態が悪いと感染しやすく、途上国を中心に年間に2万人が感染しているが、
日本では1994年を最後に報告されていない。抗生物質で治療できるが、治療が遅れると
死亡する場合もある。
朝日新聞 2010年7月27日10時48分
URLリンク(www.asahi.com)
166:名無し三等兵
10/08/03 10:06:00 x1vhZDBc
縦割りだけのテロ対策では国は守れない
自衛隊を忌避せず使いこなす仕組みつくりを!
URLリンク(jbpress.ismedia.jp)
167:名無し三等兵
10/08/20 20:22:29 ng5xZYY4
731部隊が大活躍する動画を4分割してupしましたよー
第257話 1/4~4/4
URLリンク(www.youtube.com)
168:名無し三等兵
10/08/20 21:55:03 OSL+Rr7T
731で話題になるのって、実験データだけだな
大した兵器作ってなさそうなのがつらい
169:名無し三等兵
10/08/21 04:27:29 c5/IRwON
米軍に技術売り込もうとして門前払い食らった関係者の話はよく聞くね。
むしろソ連軍の方が高く買ってる。
兵器そのものの技術は大したことがなかったけど、製造やらテスト、研究などを
一貫して体系的に行うノウハウがソ連には不足していたんで。
170:名無し三等兵
10/08/21 13:06:25
>>167の動画を見ました。
これは凄い内容ですね。
興奮しました!
171:名無し三等兵
10/08/21 14:01:09 WLnvT3Av
日本の101化学隊だっけ?
地下鉄サリン対処したの。なのに、一般人は警察が行ったと
思っているから悲しいこと。
172:名無し三等兵
10/08/24 21:04:20
【宮崎/口蹄疫】 感染経路特定に至らず 原因究明は困難との見方…農水省が中間報告
スレリンク(newsplus板)
>可能性が残る感染経路として「あくまで推測だが、(ウイルスは)人などに
>よって運ばれたのではないか」と話した。
それって、人為的な生物兵器テロ?
例えば、直前まで宮崎県に畜産研修に来ていた韓国からの人たちとか・・・。
173:名無し三等兵
10/10/18 20:54:43 +TRBmDWG
陸自は特殊兵器対応の為結構頑張って化学科を強化してるのね
174:名無し三等兵
10/10/19 17:26:19
上げ
175:名無し三等兵
10/10/19 18:30:54 fHzyafhy
賞味期限が過ぎるとダメなもの
URLリンク(s1.shard.jp)
食品だけではなく、兵器もそうだった。
176:名無し三等兵
10/10/19 20:31:07 3mzBFxYd
ドイツ連邦軍の化学戦部隊
URLリンク(www.stahlfront.de)
177:名無し三等兵
10/10/20 10:54:22
中国大陸で発見された、きい弾・あか筒
URLリンク(wwwa.cao.go.jp)
178:名無し三等兵
10/10/22 11:31:39
URLリンク(img.pics.livedoor.com)
179:名無し三等兵
10/11/12 00:51:42 p0TKQ9hA
吉村昭の『蚤と爆弾』に対して反論してみろ
180:名無し三等兵
10/11/12 13:17:16
>>173
遺棄化学兵器処理のため中国に派遣される隊員と、激励する松本政務官
URLリンク(www.asagumo-news.com)
ご苦労さまです
181:名無し三等兵
10/11/29 07:58:26 GiJsDOBx
セスキマスタードという物質は、どのような理由で化学兵器として有用だとされているのでしょうか?
融点が56度と高く、砲弾が炸裂しても常温では揮発せず、空気中に充満しないと思います。
直撃弾による固体の飛散を除いて敵兵士にダメージを与えられないというのでは、
化学兵器の意味がないような気がするのですが。
アメリカでは通常の硫黄マスタードと混合して使われるそうです。
コードは、硫黄マスタードがHD、セスキマスタードがQ、その混合兵器がHQだそうで、
別個にコードネームまであるくらいなので、少なくとも何らかの有用性は認められてるとは思うのですが。
182:名無し三等兵
10/11/30 02:49:00 8c7XuPH5
>>181
おそらく化学剤の効果に持続性を持たせるためかと。
揮発性に富んでる薬剤だけだと、乾燥していて風がちょいと吹けばすぐに効果がなくなっちゃう。
攻撃した場所に敵兵が突っ込んできても除染の必要もなく普通に占拠なり進軍できる。
揮発性の低い薬剤といっても蒸散はするだろうし、何よりその辺に付着することで効果を発する。
除染や防毒を強いて敵の足を止めるのも化学剤の仕事の一つだから。
183:181
10/11/30 05:46:12 ylhToOsT
なるほど、持続性ですか。
確かに草原とかなら、薬剤が付着した草とかが兵士の足などに触れるので、
服を通して皮膚に達する可能性はありますね。
実は上の質問後、他の化学兵器の融点についても調べてみたのですが、
嘔吐剤のアダムサイトはセスキマスタードよりはるかに高融点でした。
この薬剤は、エアロゾルにして使用するようです。
融点が気温より高くても、エアロゾルであれば効果がある例もあると分かりました。
ただ、また分からないことが出てきたのですが、このエアロゾルとは、
微粉末の状態と、溶媒に溶かしたものの細かな霧の状態の、どちらなのでしょうか?
液体を砲弾につめて炸薬で破裂させただけでは、空気中に長く漂うサイズの細かな霧にはならないと思いますので、
固体の粉末状で充填するのかなとか思うのですが……
ここら辺は機密のレベルなんでしょうか。
184:名無し三等兵
10/12/01 06:22:39 dr9j5GjY
WW1初期とソ連の一部を除いて、化学兵器は基本液体だよ。
生物兵器は毒素兵器除いて粉末主体だけど。
エアロゾルも溶媒の気化によって生じた微細な霧だと思えば理解が早い。
固体の方が貯蔵の上では便利だけど、拡散性が命なんでどうしても液体メインになる。
貯蔵面での不利を解決しようとして盛大にコケたのが二液式化学剤ですな。
化学剤の寿命は米軍で充填後持って数年(ソ連は10年以上程度まで伸ばせたようだけど)だったんで、
東西どっちの陣営も抑止力として常時備蓄する最低限以外は弾頭と液剤を別途保管し、
必要な時に充填する方式を採ってた。
液漏れがないか定期的にメンテするだけで結構大変だったし、腐食性の薬剤が多いんで
実際に液漏れ事故が多発して、沖縄とかパインバレーじゃ大問題になった。
M55ロケット弾の漏洩事故なんか死人が出なかったのが不思議なレベル。
185:名無し三等兵
10/12/01 06:25:35 dr9j5GjY
>>183
エアロゾルの粒子のサイズとか散布条件とか普通にその辺の本に書いてあるよ。
和書だと江畑氏の本とかイカロスの化学兵器本(これは意外とオススメ)、「神経ガス戦争の
世界史」に普通に載ってる。
日本はオウム事件があった影響で結構化学兵器関連の本は充実してる(質はピンキリだが)。
186:名無し三等兵
10/12/03 22:29:53 fIAl/Qiw
bis(trifluoromethyl)disulfideガス(fallium。またはpfallium?)って、
将来的に化学兵器として使われる可能性はどの程度あるんでしょうか?
原料が容易に手に入るものばかりで簡単に製造できるので、
第三世界の諸国や、非政府武装組織にとっては魅力的だと思うのですが。
毒性はPFIBとほぼ同等だとか。
PFIBはソ連が配備していたそうなので、falliumも十分に一線級の実力はあるかと思いますが。
PFIBと違って常温で液体なので、砲弾に常時充填しておけるというメリットもあります。
というかPFIBが主流にならなかったのは沸点の問題が大きいからだと思うので。
ジメチルジスルフィドを塩素ガスで塩素化して得られた物質を、フッ化ナトリウムでフッ素化するだけで製造できるので、
原料を規制しようがないというのが既存の物質と違う点です。
187:180
10/12/04 04:49:41 u9fH7c1v
180=184=185だけど回答。
>>186
一応当方化学の道を断念した化学好きのただの文系なんで、その程度だと思って
くれると有難いです(有機化学の専門教育は受けていません。独学です。)。
一応物性とかチェックしたけど、腐食性があまりに強すぎてダメだと思う。
砲弾内部をライニングするにしても相当材質を選びそうだし、第一コスト高になって
化学剤のメリットが薄れる。
米軍も有機リン系化学剤のフッ酸分離に伴う砲弾の腐食とか漏洩には心底頭を痛めてた。
化学兵器禁止に米軍が極めて前向きだったのも、お守りの面倒臭さに耐えかねた面がある。
化学兵器の条件として、製造コストとか合成の容易さも大事だけど、それ以上に大事なのが
使用するまで手間をかけずに安全に密閉貯蔵できることだからなぁ。
ついでに言えば化学の専門家でない兵士でも容易に取り扱える程度の分かりやすさも。
強酸とか強アルカリが化学戦にあまり向かず、有機リン剤やホスゲンが賞用されるのはそれが故。
188:名無し三等兵
10/12/04 08:25:22 FHk5BNsO
腐食性が高いんですね。
フッ素と水素しか違わない類縁体のジメチルジスルフィドには、
金属腐食性があるという情報がなかったので、この物質もそうなのかなとなんとなく思っていました。
調べると水銀とも反応するようなので、こういうイオン化傾向が大きく錆びにくい金属でも、
やっぱり耐え切れないみたいですね。
水銀でも無理なら残った金属は金、白金のような高価なものになるし、
あるいは各種プラスチックで劣化しないものがあれば……ですね。
URLリンク(baike.baidu.com)
実はここに書いてある「CF3SSCF3」がこれなのですが、新型の毒ガスのような感じの紹介なので、
もしかしてこれからの(第三世界での)主流になるのか?と思った訳です。
なおアメリカで1970年に農業用の薫蒸剤として特許がとられているようなのですが、
検索しても用例が見つからないところを見ると、その後主流にはならなかったようですね。
189:180
10/12/05 05:23:11 /cjpbl07
結局フッ素とかフッ酸の取り扱いの難しさを考えると、今後も化学剤の主流はいいとこ
有機リン剤で、主流は古典的なマスタードとホスゲンだと思う。
フッ素を安全に扱えるプラントってどこにもあるようで作るのが難しいし、末端の作業員まできちんと
化学知識のある者で固めないと毒ガス製造以前に自分達が悲惨なことになる。
ちゃんとテフロンとか耐フッ素能力のあるコーテングを内部に施して、維持管理するだけで一苦労。
まして今時化学兵器を作る気満々の国なんてマトモな国力がないことを考えると。
オウムも結局、ホスゲンとかマスタードは順調に製造できたけど、有機リン剤の製造は
第七サティアンのプラントをまともに稼動させることができないまま事故が多発し警察の
注意を引くきっかけになってる。
イラクやアメリカ、イギリスも散々苦労しているし、ソ連もドイツの鹵獲技術でモノになった面が大きい。
190:名無し三等兵
10/12/05 07:21:32 UDweTU1S
現在はカーバメート系の毒性の高い物質が開発されているようですね。
有機リン剤と同じく、AChE阻害作用が主体ですが、解毒剤が効きにくいとか。
こちらも殺虫剤を作る工場レベルの設備であれば、製造が可能なはずです。
分解生成物が何なのかよく分からないので、貯蔵に耐えられるのかは分かりませんが……
ただ、falliumの製造はフッ素ガスをそのまま使うのではなく、ナトリウム塩の形で添加するので、
製造自体はある程度大丈夫なはずです。
貯蔵は確かに容器腐食の問題がありますが。
>ホスゲンとかマスタードは順調に製造できたけど、有機リン剤の製造は
実験室レベルの製造までは、ホスゲンも有機リン剤も特に事故を起こすことなく成功したはずです。
サリンプラントは実際にサリンを製造していなかったはずです。
なので、もし同様の技術レベルで作られたプラントで、ホスゲンやマスタードを作ろうとした場合、
やはり同じような結果になっていた可能性が高いと思います。
あくまで、サリンが難しかったというわけではなく、それ以前にプラントの組み立て自体がずさんだった訳なので。
(なんか固体を使う合成ルートが前提なのに液体用の配管で流すことになっていたりとかあったそうです)
191:名無し三等兵
10/12/07 05:45:51
タブンとソマンの名前の由来って何なんでしょう?
192:180
10/12/08 05:11:14 WHauqaeG
>>190
第七サティアンのプラントに関しては一応稼動にまで至ってる。
一連の犯罪で使われたのは指摘の通り遠藤の研究室で生産されたラボレベルの製品だけど、
それとは別に製造貯蔵された上で仮谷さん拉致事件の後に捜査を恐れて廃棄されてる。
(これがどこに消えたかがオウム事件の未解決な点の一つ)
一時は南アルプスの赤石岳山中に埋めたという話もあったけど。
ただ腐食による漏れがひどいんで、まともには動かなかったそうだね。
193:名無し三等兵
10/12/12 04:01:44
民間でほとんど使われることがない神経剤の構造式が公開されているのは、なぜでしょうか?
サリンは20世紀初めに合成されていて、その後ドイツの研究で猛毒だと分かった経緯があるので仕方ないですが、
タブンやソマンなどの初期の他の化合物については、特段そういう事情はないのですよね。
VXなどの戦後に開発された神経剤については、敗戦などで拡散したわけでもなく、
あえて公開したという理由が分かりません。
秘密にしておけば、第三世界の国に製造される危険もなくなり、オウム事件とかも防げた可能性があると思います。
軍事機密のままにしておいた方が、世界の平和に役立ったと思うのですが。
194:180
10/12/12 07:04:35 g70wV3NM
秘密にしたら化学的発見だと認められませんから。
あとその辺は有機リン系農薬工業に関わる分野だから秘密にしておくのは難しいし意味もない。
むしろ安定化とかエアロゾル化、貯蔵散布が極秘の分野で実際そこそこ秘密は守られてる。
195:193
10/12/12 08:55:05
なるほど。
いずれ民間企業が新薬研究中にヒットしてしまうと踏んで、秘密にしなかったんですね。
でもナチスドイツは敗戦までタブン・サリン・ソマンの情報を隠し通していたのに、
うって変わって英米は構造とか毒性とかを公開したのは、戦争が終わって軍事よりも民間の方が重要になったということと、
核兵器の登場で化学兵器の価値が低下したことが原因なんでしょうか?
一時期はイギリスが開発したV剤の情報を、核兵器の技術情報と引き換えにアメリカに渡したりしてましたが、
やはりその時期あたりまでは秘密扱いだったんでしょうか?
196:名無し三等兵
10/12/13 07:35:37 YWHdZP+T
>>192
URLリンク(www.cnet-sc.ne.jp)
確かに動かそうとはしていたようですね。
でも曲がりなりにも産品ができていたとは知りませんでした。
一応オウムの犯人は一度捜査に協力的になればもう完全に全部自供するという傾向があったので、
そういう話があれば多分自供しているかとは思うのですが……
まあ強制捜査直後に金庫から消えた金塊の話とか、まだまだ謎の部分がありますし(村井氏の死で分からなくなった部分とか)、
プラントで作られたサリンがどこかに残ってたとしても矛盾はないですが。
197:名無し三等兵
10/12/15 03:36:16 cZAWFQ0R
大戦末期に日本はドイツから砂林の技術を入手して
満州で実験してみたところ、半径○メートル以内のあらゆる生物が死滅した、という
感じの話を読んだ記憶があるんだけど、記憶違いか?
198:名無し三等兵
10/12/15 07:16:09 /qzPHYve
中国語だと沙林。
199:ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc
10/12/15 22:00:48
サリンは神経剤だから植物には効かないよ?
200:名無し三等兵
10/12/16 07:09:42 ppr74K+E
どうなんだろう。
一応松本事件では植物が枯れていたし。
分解生成物が有害な可能性もある。
モノフルオロ酢酸を含んでるギフブラアルの周りには他の植物が生えないっていうし、
フッ素イオンが高いと枯れるんじゃ?
というか満州だから荒野で実験した可能性もあるだろう。
201:名無し三等兵
10/12/16 07:12:04 ppr74K+E
ちなみに中国語ではタブンは塔崩と書く。
攻城兵器みたいで強そうだ。
202:ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc
10/12/16 21:28:38
>>200
ふつーに合成過程で発生する不純物が原因だと思う
203:名無し三等兵
10/12/17 12:24:27
化学か。
むー・・・
204:名無し三等兵
10/12/17 12:49:11 N3mgEqgQ
戦間期のソ連赤軍は、鉄ペンタカルボニルを毒ガスとして研究していたみたいだね。
ちなみに最近のグルジアのズラブ・ジワニア首相の一酸化炭素中毒死は、
この物質が原因なんじゃないかという説もあるようだけど、
水には溶けないという点で反論されてる模様。
意外にこうゆう二級の毒性の化合物が昔は真剣に研究されているんだよね。
有機リン剤が出てから時代遅れとなったけど。
なので近年のテロ組織はこういう古典的な毒物を合成したりして使いそう。
有機リン剤のように、複雑な実験操作は不要だし、材料もふんだんにあるし。
205:180
10/12/17 20:19:51 S+7eCfzM
有機リン剤も思ってるほど万能じゃない件。
臨床症状や解毒法が研究され尽くされてるから、正規戦や無差別テロ用には便利でも
ピンポイントに一撃必殺の個人テロでは使いにくい。
あと致死性が高くて無力化とか嫌がらせには使いづらいし。
死ぬ目に遭わせて相手に徹底的に恐怖感を与えた上で、あえて生かすのも化学剤の大事な仕事だし。
ポロニウムやフェンタニルといった、扱いや後始末が面倒な毒物をあえて重用するロシアの方針は
一つの目安になると思う。
致死性とは別なとこに価値があるのが最近の化学剤のありかたのような。
206:名無し三等兵
10/12/18 06:45:10 FvQdCHtP
縮瞳があまりにも特徴的なのでPAM打たれて回復だな。
ソマン使えば回復しないがそれでも対処療法される。
縮瞳さえなければ毒ガス殺人に使えるんだろうが、オウム事件で縮瞳=サリンのイメージが知れ渡ってしまった。
実際にVXで一人死んでるが、他の二人は回復してるし、「致死量から見ると猛毒」なのと、
「治療を受けても回復しない」は分けて考えた方がいいね。
ただ、ああいうのは街中でやるからであって、人通りが少ない場所で倒れたら助からなかったとも考えられる。
猛毒のテトロドトキシンもボツリヌストキシンも治療によって回復する率が高いと分かってるし、
意外に致死量がたいしたことないパラコートが治療困難で匙を投げる毒物なんだよね。
暗殺用には、確かに病院で救命できない毒物の方がいいだろうね。
あるいは複数の毒物混ぜるとか。
サリンとホスゲン、シアン化塩素を混ぜたら医師も何の中毒か、どうやって治すのかが分からなくなる。
207:名無し三等兵
10/12/22 19:46:20
>>193
構造式が分かるのと合成するのとでは次元が違いすぎる
208:名無し三等兵
10/12/22 22:53:25 E7F0B7Fd
既出かもしれんが、市販の防毒マスクとかでなんとか防げるBC兵器っていったら
なにがあるんでしょう?
神経ガスとかは無理なのはわかるけど、お隣の国が使いそうなヤツで対策が
取れたらいいなーと思ってる。
教えて詳しい人ー
209:剣恒光@Free Tibet ◆yl213OWCWU
10/12/22 22:58:21 BE:73710443-2BP(3200)
塩素ガスはふせげたと。
210:名無し三等兵
10/12/23 00:24:45
URLリンク(www.pyongyangology.com)
この工場ではNO2(二酸化窒素)とNH3(アンモニア)が流れる輸送管を設置している。
ここではNO2をSO2(二酸化黄)に注入して加熱することにより、化学的反応がおきるようにする。
そしてこれをHg(水銀)燃焼炉に入れて混合物を作る(NO2+SO2+Hg)。
[注:これについて、ある化工業界の従事者は、このような混合は猛毒性物質を作ると評価した]
この混合物は密閉された2個のタンクに移されて、そこで加圧処理したのち、ガラス瓶に入れられる。
102号工場で生産された混合物は、この砲弾に装填されることにより、化学弾が作られる。
この化学弾が爆発した場合、ガスを吸引した人は気管支が焦げて死亡するらしい。
↑この物質って何なんでしょう?
211:名無し三等兵
10/12/23 00:28:18
>>208
市販のというのは活性炭式の?
であるなら、神経ガスも防げるよ。
分子量が100以上のは大体防げる。
(PFIBのような例外はあるが)
それとも単なるフィルター式のマスク?
それで防げるのはエアロゾル状で散布される生物兵器か、不能化剤くらいだと思う。
それらは皮膚についても効力を現すし、あまり意味がない。
212:名無し三等兵
10/12/23 00:31:53
都市市民の恐怖をあおるには
神経ガスよりびらん剤のほうが
有効じゃないだろうか
213:名無し三等兵
10/12/23 01:41:55
>>210
硫酸水銀ができそうな気がする。
猛毒だけど、固体だから兵器には向かんよなぁ。
触れたら皮膚火傷するし、粉末吸い込んだら喉焼けるだろうけど。
第一、普通に水銀と濃硫酸反応させて作った方がいい気がする。
それとも、材料には出てくるけど何故かその後触れられない
アンモニアを違うタイミングで使うのかな?
214:180
10/12/23 04:26:56 T+F8dxlk
>>210>>213
よく考えたら硝酸法で硫酸作ってる肥料工場で、ついでに硫酸と水銀と反応させてるだけの気がする。
あくまで肥料の硫安がメインで、硫酸水銀をついでに作ってるだけのような。
215:名無し三等兵
10/12/23 19:06:47 r9xWQVQ0
韓国の漁場に捨てたりして漁獲高落とそうとするくらいしか使えないな。
216:名無し三等兵
11/01/03 09:47:19
北朝鮮に誰か生物兵器感染させたらどうなるんだろうね?
空気感染して致死率高いやつ。
韓国から反体制ビラ入りの風船飛ばして、実際拾われているから、
それを装って生物兵器乗せれば容易に実行可能だ。
医療がまともじゃないからかなり多数の死者が出そう。
北朝鮮の崩壊を喜ぶ勢力がやろうとしてもおかしくない。
脱北者が厳しく監視されてるくらいだから韓国や中国に感染はしないだろうし。
まあ指導部は生き残るだろうが。
近隣諸国には北朝鮮の崩壊が困る国もあるが、そういう国が懸命に現状維持させようと頑張っても、
菌1個で目論見は崩れる。
217:名無し三等兵
11/01/03 23:43:24 AhtLAr3R
そんなに甘くないと思うんですが。
気候とか感染経路とかで使える細菌は限られるし、何より医療とか公衆衛生が崩壊しているとこで
健康に生きてる人間は多少余分な感染症をばら撒いても罹患する率は低い。
人間の免疫力はなかなか侮れないです。
そもそも効果の判定をどうすんだという問題がある。
あと動物を媒体とする病気をばら撒いたら、最悪国境線の外側まで流れ弾が飛んできます。
動物や渡り鳥は国境お構いなしに活動するからねぇ。
難民が病気持って国外脱出する危険も無視できないし。
218:名無し三等兵
11/01/04 09:59:32
ペストあたり効きそうだ。
先進国に漏れても医療体制整ってるから脅威ではない。
こうなると特効薬の北朝鮮への援助が外交カードになるな。
219:名無し三等兵
11/01/08 19:27:38
URLリンク(www.ndl.go.jp)
ベルギーでアダムサイト入り手紙が送られた事件あったんだね。
これ、個人宅宛なら偶然風邪引いたかと思って気づかれなさそうだ。
220:名無し三等兵
11/01/14 13:41:56 NBzF42+A
神経ガスの半数不能濃度って定説ないのかな?
あるサイトだとサリンの不能量が1分間0.5mg/m3になってたけど、
別なサイトだと1分間70mg/m3になってた。
ごく微量でも縮瞳起こすから、地下鉄サリン事件で離れてた人が視界の暗さ訴えた例があったが、
これは眼の粘膜からの吸収なのか、肺からの吸収なのか分からない。
もし0.5mgが正しいとしたら、催涙剤や嘔吐剤と同様に非致死性兵器としても使えると思うのだが・・・
221:名無し三等兵
11/01/14 15:14:29
実験して確認する為には、もう一回戦争をせんといかんな。
222:名無し三等兵
11/01/15 06:48:02 jFbk0xbQ
戦争じゃ厳密な濃度分からん。
気密室で霊長類で実験した方が正確。
223:名無し三等兵
11/01/15 15:59:12
だから、気密室に霊長類で実験するんだろ。
戦時下ならではだよね。
224:名無し三等兵
11/01/28 18:34:09 C6CpGZ3x
猛毒神経ガスのビン不明に、米陸軍の実験場を一時閉鎖
URLリンク(www.afpbb.com)
225:名無し三等兵
11/01/30 19:50:29 zNv8ctAw
お前ら、まず吉村昭の『蚤と爆弾』に対して反論してみろ
226:名無し三等兵
11/01/31 02:31:17
____
/=======ァ^ト┐
ト=======扣z<ヽ
人二二二二式 |:.:', / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/:/:{/-|/}/}/-ヾ :l|.:.:| |
|イ:i:代ナ 弋ナ Ⅶ .:| < ねーよ
/}}} Nリ __ rjノ :| | とミサカは容赦なく切り捨てます
f爪n |jノif} }ゝ.└─┘イ:i.:|:i.:.| |
-={ j.{=|' ノ /イ:.i:|`r斤ー'>、:|:|八 \__________
ヽ ノ三 | jィT∨ヘ/} /\{ \
-= ヘ王│ _/V,' {」/ / {/ハ
',-ヘ! |∠、 V | |/ 〈†〉 }ノ '、
ヽ 乂 } │ {│ │ イ 〉
\__,xくl /} | | | /
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/{」=ー -|=彡〈.| │
{>,、-==ニ 了 `| │
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227:名無し三等兵
11/01/31 06:46:30 PCxNUr82
>>224
化学戦関連の実験はまだダグウィイでやってるのか米軍は。
冷戦時代から基本的にここだな。
228:名無し三等兵
11/02/01 22:19:25 F8DefgsX
お前ら、まず吉村昭の『蚤と爆弾』に対して反論してみろよ
URLリンク(detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)
229:名無し三等兵
11/02/04 00:35:43
rー-、,.'" `ヽ、. いないいない・・・
_」::::::i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l
く::::::::::`i ,へ-'‐' ̄ ̄`,へ ト-、__rイ、
\::::::_ノハ } \ノヽ!/ ハ \_ヽ___>
r'´ / }! i ヽ / i { \ i ハ
ハ〈{_ ノ } _」i_ { ! _ } )> i
ノ /⌒Y⌒Y´ `⌒Y⌒Y´, i ヽ
〈,.ヘ ヽ、 〈 i ハ i 〉
ノ レ^ゝi>.、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ
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,. -──-- 、_ < まピョーん☆ >
rー-、,.'" `ヽ、. / \
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く::::::::::`i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 }^ヽ、
.r'´ノ\::::::::ゝイ,.イノヽ! レ ヽ,_`ヽ7ヽ___>、_ ノ ハ } \
― /ヽ/ r'´ ィ"レ {0} /¨`ヽ {0} `! i ハ / }! i ヽ ―
/ / ハ ハ/ ! ...ヽ._.ノ ...i ハ 〈〈{_ ノ } _」
⌒Y⌒Y´ノ /l ハノ i ヽ⌒Y⌒Y´
〈,.ヘ ヽ、 〈 i ハ i 〉
ノ レ^ゝi>.、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ
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│
230:名無し三等兵
11/02/06 11:04:22 dB6Cbv1Y
お前ら、まず吉村昭の『蚤と爆弾』に対して反論してみろよ
URLリンク(detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)
231:名無し三等兵
11/02/09 17:31:52 G8f0Btp5
お前ら、まず吉村昭の『蚤と爆弾』に対して反論してみろよ
URLリンク(detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)
スレリンク(campus板)
232:名無し三等兵
11/02/22 05:56:36.91
軍事研究3月号に石井中将の言い訳が載っていたな
233:名無し三等兵
11/02/22 10:25:18.13
遅効性毒物のテロにどう対応するかってのはセオリーあるの?
サリン事件のようにすぐ症状出るものの場合、その場から移動すれば被害は防げるけど、
遅効性ガスの場合、検知器が車内になければ無理でしょ。
あるいはずっと車内を換気する?
熱交換器使ってもかなり電力使いそう。
234:名無し三等兵
11/02/23 17:45:54.22
テロの場合は、「怪しい物を持ち込ませない。」
235:名無し三等兵
11/02/24 00:55:17.81
祖父が酒に酔って戦争の昔話を始めて、あまり興味が無いので聞き流してたんだけど
中国で細菌兵器作ってたとかいう話で「嘘だろ?」というような内容だったので、試しにググったら、どうやら731部隊というところにいたのかな。
ペスト菌の培養の仕方とか、「衛生兵の部隊がなんで飛行機を持ってたか知ってるか?空中からばらまくんだよ」等と生き生きと喋っててリアルだった。
あとは、仲間達も感染でばたばた死んだとか、巨大な浄水器でろ過した水を飲んでたとか。
今度の機会に詳しく聞いてみようとおもう。
236:名無し三等兵
11/02/24 07:11:37.26 jC1mR4/M
まあペスト菌培養といっても、旧軍だと弱らせたマウスやウサギを保菌ノミの中に放り込むだけだし。
>>233
・着てるものは脱がして密閉廃棄する
・人間や車両は微温湯で徹底的に洗う。
・密閉空間は風下の安全を確保した上で徹底的に換気する
・仕上げに苛性ソーダの薄い水溶液をばら撒いて水で洗い流す
これで大抵の薬剤に対処可能ですが。
237:名無し三等兵
11/02/24 15:18:01.31
遅効性だと、そもそも撒かれてるかどうかがわかんねぇって話じゃないのか?
238:名無し三等兵
11/02/24 21:13:36.08
米国が恐れるリビアの化学兵器
URLリンク(jp.wsj.com)
239:名無し三等兵
11/02/25 08:06:35.99
神浦スレより。
コメント求む。
385 :名無し三等兵:2011/02/24(木) 13:01:56.63 ID:???
URLリンク(www.kamiura.com)
URLリンク(www.kamiura.com)
URLリンク(www.kamiura.com)
URLリンク(www.kamiura.com)
神浦がサリンに関して書いてるが、いずれも違和感あり。
サリンは閉鎖空間用、VXは開放空間用とはっきり分けられているが、
まずこの前提がおかしくないか?
閉鎖空間とは例えば建物内や地下道だが、軍がそんな場所で戦いを行なうのは稀だろう。
そういう場所でのいわゆる特殊部隊戦は存在するが、戦闘のほんの一部だろう。
ましてそういう空間に化学兵器を撒いて、自軍も突入できなくするというのは考えにくい。
ところが、そんなサリンが実はVXをはるかに上回る量貯蔵されているのだ。
URLリンク(www.who.int)
(Vxとあるのはロシア型のVXのことで、毒性はほぼ同じ)
閉鎖空間でしか使えないのなら、わざわざこんなに生産はしないはず。
明らかに、軍は野戦場のような開放空間でのサリンの使用を前提としている。
そもそも、風の影響でガスが拡散してしまいやすい屋外では、蒸発が早い物質でないと吸入毒性が保てないだろう。
サリンの毒性はVXの10分の1以下だが、VXの蒸気圧(揮発性)はサリンの3千分の1だ。
開放空間こそサリンでなければいけないはず。
勿論微細なエアロゾルにして散布するんならVXでも十分な吸入毒性を維持できるレベルの揮発性があるが。
っていうか、制式化された化学剤なんてどれも野外使用が前提だろ?
屋内使用のための化学剤なんて軍用じゃないと思うが。
240:名無し三等兵
11/02/25 19:33:59.37 v3qC9faK
お前ら、まず吉村昭の『蚤と爆弾』に対して反論してみろよ
URLリンク(detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)
スレリンク(war板)
241:名無し三等兵
11/02/25 21:49:02.44
>>240
他所で反論してみたけどスルーだったじゃねーか。
242:名無し三等兵
11/02/26 09:39:47.47
>>238
混迷のリビアで化学兵器の使用・流出の懸念広がる
URLリンク(www.cnn.co.jp)
243:名無し三等兵
11/02/26 16:26:30.75 7mpD3GAA
>>239
カタログデータでしか化学兵器が判断できない人が陥りがちな罠。
薬剤以上に製剤化に軍機の部分が多いのを忘れてる。
いろいろ溶剤やら助剤を配合することで揮発性とか持続力を加減するのが化学兵器のキモ。
あと揮発性が高いということは友軍が散布した土地を早いうちから安全に利用可能なんで、
その辺まで考慮に入れれば悪い特性じゃない。
244:名無し三等兵
11/02/26 17:04:38.06
>カタログデータでしか化学兵器が判断できない人
ってのは385じゃなく神浦が?
あと、サリンとVXを混ぜた弾等があれば相互に補い合って有効だと思う。
245:名無し三等兵
11/02/26 17:09:45.05
×弾等
○弾頭
あとソマンもPAMが効かないという点では脅威だよね。
結構治療面については議論から見落とされがち。
ただイラクはピナコリルアルコール生産に躓いてあきらめたらしいから、
開発途上国では生産しにくい物質なのかもね。
246:名無し三等兵
11/02/26 19:29:44.81
>>242
兵士がガスマスク持ってたからどうーたらって奴か?
催涙弾用じゃないのかね?
247:名無し三等兵
11/02/28 08:00:59.72 Gygmpu3Z
>>234
>>236
PFIBとかチオサリンのような遅効性物質ならドリンク剤1本の量で列車1両分の人を殺せるし、
持ち込ませないのは非現実的な上、犯人がどっかいったあとで症状が起きるんだけど。
248:名無し三等兵
11/02/28 19:09:28.39
致死量×人数で出た数字で、「ドリンク剤1本の量で列車1両分の人を殺せる」と言うのは、
なんかとっても違う気がする、
249:名無し三等兵
11/03/01 01:28:18.73
だな
250:名無し三等兵
11/03/01 02:42:22.26
帝銀事件みたいに敵兵にドリンク剤を飲んでもらう図が浮かんだw
251:名無し三等兵
11/03/03 05:16:35.87 6eLdU8Hc
URLリンク(www.webshiro.com)
サリンとかのガスが無臭というのは、こういう臭い検知器で測定されているのでしょうか?
それとも人が嗅いでいるのでしょうか?
>>248
意味が分かりません。
まずその致死量のデータを教えてください。
252:名無し三等兵
11/03/03 06:32:45.88
>>251
PFIBのLC50は、10分暴露で17ppm。
LC50は半数致死濃度だから、これを100近くに引き上げるには、
物によっても違うけど一般的な数値で5倍必要。
電車一両の容積を180m3として、空気量は18万L。
これを17×5で85ppm濃度のPFIB混合気にするには、15.3LのPFIBが必要。
PFIBの分子量は200、液体時の比重1.53。
ドリンク剤を100mlとして、153gだから、0.765mol。
気体1molは22.4Lとして、17.136L。
車内の空気量に人や荷物が計算に入ってなかったり、細かい所は
大雑把に処理してあるけど、大体近しい数字だべ。
253:名無し三等兵
11/03/03 12:03:18.84 6eLdU8Hc
>>251
だからきちんと結論を書いて。
誤りなのか正しいのか。
だから指摘の方がおかしいという判断になるでしょう。
254:名無し三等兵
11/03/03 20:04:34.33
しかし地下鉄サリン事件って言い易いせいでこういう名前になってるけど、
地下鉄ニッケルカルボニル事件とか、地下鉄ビストリフルオロメチルジスルフィド事件なんて名前の毒物だったら、
一体どうなっていたことやら。
255:名無し三等兵
11/03/03 20:06:41.04
地下鉄毒ガス事件
256:名無し三等兵
11/03/03 20:09:54.96
前者は地下鉄ニコヨン事件
257:名無し三等兵
11/03/03 20:14:12.05
地下鉄タブン事件だったら何か拍子抜けしていいな。
オウムもここまで叩かれなかったりして。
258:名無し三等兵
11/03/03 20:18:40.22
何か色々と香ばしい香りのする文章。
URLリンク(chiyuki333.hamazo.tv)
地下鉄サリン事件が起きたことで松本サリン事件の河野さんの容疑が晴れた訳だが、何故「サリン」と判明した時点で容疑が晴れなかったのか、いまだもって不思議である。
そういえば、サリン・ソマン・タブンなどについては、その存在は中学校で習っているから皆知ってる筈なのに、初耳だという人が多いのも不思議であった。
閑話休題、高校の理科の知識があれば、プラントを作らねばサリンを作れぬことぐらいはすぐに分かる筈であり、河野さんがそんな設備を持っていなかったことは明らかであった。
259:名無し三等兵
11/03/04 03:16:49.46 jlzIE+Er
>>258
どんだけマニアックな中学校に通ってたんだよコイツw。
化学を真面目に勉強しなかったことと、調査能力がチャレンジドなことはよく分かった。
マスコミ御用ライターの駄作レベルの資料も満足に読んでないな。
極初期で河野さんへの長野県警なり警視庁の容疑は晴れてたことはオウム事件関連書を
数冊読めば分かるし、マスコミ報道で冤罪が強調されるのは報道被害を警察に責任転嫁している
だけだと勘付くだろ。
あと地下鉄サリン事件とか永野さん襲撃事件で使われた毒ガスが何処で作られたか、
基本を理解してないw。
プラントの有無とサリンなり毒ガスの生産は関係ないだろ…。
「ラボレベル」という単語を知らない程度の脳味噌で化学を語るなと。
260:名無し三等兵
11/03/04 06:47:28.50
>極初期
ではないと思うが、まあ上九一色の異臭事件と残留物質検出くらいからオウム説が出たから、そのあたりだろう。
プラントについてはその通りであり、長野県警の科捜研もサリンを作った。
それにオウムはより猛毒なVX製造にはあの工場一切使ってないだろと。
サリンは、松本の第5段階だけ第7の釜使ったが、他は全部クシティガルバ棟かジーヴァカ棟だ。
261:名無し三等兵
11/03/04 07:02:17.30
ラボレベルで思い出したが、ここもひどい。
卑しくもサリン事件の専門の弁護士がこんな言語感覚で書き込むなと。
URLリンク(alephnoda.blog85.fc2.com)
>実験室レベルでは完成していた時期ということになります。
>松本サリンの前かどうかは分かりません。実験室レベルでの合成成功は私は後々まで知りませんでした。第7の試みはこの時点で知ってましたが、できないだろうと思ってました。
(元アーレフ代表:野田成人)
>>実験室レベルでは完成
>少量でも大量殺人できるのだから実験室レベルという表現は違っていると思いますよ。
(弁護士:滝本太郎)
262:名無し三等兵
11/03/04 08:37:41.44
リビア政府軍、化学兵器貯蔵庫の警戒態勢を強化か
URLリンク(jp.reuters.com)
263:名無し三等兵
11/03/05 02:12:10.41 FwhfGsjd
>>261
オブラートに包んでいるわけじゃなく、テクニカルタームだと分からなかったんだろうな滝本弁護士。
弁護士なんて文系至上主義の夜郎自大な人間じゃないと勤まらないから仕方ないんだろうけど。
その辺噛み砕いて分かってる人が教えてやった方がいいと思う。
まあ分からなくてもしょうがないし、職業柄分かりませんと言えない商売だから粗探しても仕方ない。
滝本氏の警察憎しな言動が被害者の会サイドに軋轢を生んだのは事実だし、脱会者の
社会復帰以外ではあまりいい仕事していない人なんでアレなのは同意だけど、
この手のやり取りだけで鼎の軽重を問うのは酷だと思う。
264:名無し三等兵
11/03/05 09:25:07.77 1Op+zZcP
硫黄島の激戦には疑問点が多すぎる
URLリンク(s1.shard.jp)
米軍が使った兵器にも、その疑惑がみえてきた。
265:名無し三等兵
11/03/05 18:53:31.69
URLリンク(extract.blog.shinobi.jp)
>日本の警察はオウム真理教の施設で何が起きていたかをまったく知らなかった。
>これ以上ひどいシナリオを想像することは難しい。すなわち,大量虐殺への非
>常に強い願望を持った狂信的カルトが,大量の資金と,国際的コネクション,
>優れた装置と実験室,最高レベルの大学で教育を受けた科学者,作戦を追求す
>るための数年間のほぼ完全な自由を有していたのである。それでいて,化学兵
>器あるいは生物兵器を用いたオウム真理教の17件の攻撃によって,ティモシー・
>マクベイが肥料と自動車レース用の燃料で作ったたった1個の爆弾を爆発させ
>たときにオクラホマ・シティで死亡した168人より,はるかに少ない数の人
>間しか死亡していないのである。
> 「オウム真理教の事件が示唆しているのは,いかに直感あるいは一般的な考
>えに反するとしても,化学兵器や生物兵器を効果的に兵器化し散布する試みに
>おいて,どの非国家主体も技術上の重大な困難さに直面することである」とギ
>ルモア委員会は結論を下した。
だから即効性ガスを使ったのが原因だって。
遅効性の試薬買って撒かれたら911テロ超える死者が出るのが分からんのか。
266:名無し三等兵
11/03/05 20:05:02.57
遅効性ったって、大抵の場合濃度が高けりゃソッコーで効くし、
低けりゃ長時間暴露しないと効果が出難い訳で・・・・・・。
267:名無し三等兵
11/03/06 01:27:41.49 Nyzc0MLA
地下鉄サリン事件の場合、遅効性だろうが全く関係ないと思う。
何か万能ツールと勘違いしている節があるけど、遅効性だとそれだけ
・効くまでに希釈されたり代謝される
・効いたかどうか確認しづらい
・散布者本人が被毒してるかどうか分かりづらい
というリスクがあるから、よっぽどの化学戦エキスパートじゃない限り扱いが難しい。
268:名無し三等兵
11/03/06 01:48:26.70 Nyzc0MLA
オウム事件が化学戦の常識からすれば低いレベルの被害で済んだのは以下の理由。
(1)濃度や散布量が全く不足していた
有機リン剤にしろVXにしろ軍用グレードだと濃度70%~80%が基本だけど、オウムがテロに
使用した化学剤の濃度は30%と極めて低かった。
あと1箇所でホッカイロ大のポリ袋2~3個という薬液量じゃ閉鎖空間でも全く足りてない。
散布時拡散させるための安定剤や溶媒の量を減らすのは限度があるし、減らせばそれだけ
拡散性が下がって被害範囲が狭くなる。
(2)薬剤の品質管理が最悪で質が低かった
地下鉄サリン事件で使われたサリンは、麻原の化学兵器廃棄命令に逆らって中川や遠藤が
研究室そばの地中に数ヶ月埋めた状態で放置隠匿していたことを忘れてはならない。
確かに日光を遮断し恒温状態を保つ効果はあったかもしれないけど、化学剤の保管法としては
極めて不適切で相当劣化したことは予想が付く。
(3)散布法が非効率で原始的過ぎた
専門知識のない人間が隠密裏に散布するハンデはあったけど、ポリ袋に傘で穴を開けるだけ
というのはあまりに不確実で散布者にも危険が伴う。
実際に数人、傘に付着したサリンで中毒した実行犯や送迎犯が発生した。
他にポリ袋に穴を開けられないまま現場から逃走した実行犯もいた。
松本サリン事件では2tトラック改造の散布車を使用し極めて高い効果を上げてるし、
ポリタンク改造の簡素な構造ながら有効な電動散布機を自力で作成し、示威目的で
霞ヶ関駅に水を詰めて放置することまでやってるだけに場当たり感は拭えない。
後知恵だけど、ポリタンク散布機+第七サティアンのプラント製の高濃度薬剤+十分な量の
溶媒という組み合わせだったら同じ条件で散布しても死者数が数十倍に上っていたと思う。
結局指揮官が麻原というバランスに欠けた人間だった以上仕方ないわな。