10/09/16 17:04:17
>>736
ソ連解体後にロシア共和国内ではチェチェンやイングーシ等の自治区で独立運動が高まっていったが、
それに準じて独立戦争に備えた民兵組織が少しずつ規模を大きくしていった。
第1次チェチェン戦争時のチェチェン軍将兵はソ連時代にソ連軍で教育・訓練を受けた職業軍人と
徴兵経験者で構成された組織で、通常のゲリラ組織と比べると正規軍の組織に近いものだった。
武器もソ連製だったし、基本戦術もソ連時代に学んだ知識を応用していた。
ロシア軍と比べると規模も小さいし、航空部隊もなく、砲兵火力も劣っていたが、地の利があり、
補給や情報収集の面でも有利で、十分な戦争準備を行っていた事が功を奏して善戦できた。
だが第1次戦争時に失った人員の補充と部隊規模の拡大の為に正規の軍事教育を受けていない
新兵を大量に入隊させた為、第2次戦争時のチェチェン軍は前戦争時に比べて組織の質が劣化してた。