06/01/13 00:58:58 mHLUFmet BE:161190735-
>>291
うーん、「私が正解だ!」とまでは言い切りませんが…
>罰則には、社会を良くするという意味ももちろんありますが、
>殺人などの場合は特に、犠牲者に代わって社会が加害者に復讐するという面があります。
ここがどうにも気になりますね…
罰則とはそもそもが「言うこと(法)を聞かせる(護らせる)ためのもの」です。
別の側面から見てもそれは変りません。
気になるのは
>殺人などの場合は特に、犠牲者に代わって社会が加害者に復讐するという面
ここが違うと思います。法は死者にまで関与しません、あくまで生きている
者達に影響を持たせるためのものですよね?
強調されている殺人に焦点を当ててみます。
ここで犠牲者は誰でしょう?そう、肉親を殺された遺族、仲間を殺された共同体の
面々が「復讐出来る犠牲者(被害をこうむった生きた人間)」です。
○罪無く被害をこうむった彼らが犯人に復讐するのを防ぐ側面
↓
「復讐」という新たな犯罪の種火になるのを防ぐ側面
は、私も在ると思いますが、
○殺された当人の無念を晴らす側面
は、私は無いと思います。前述の通り、死者に対して法は効力を持ちません。
それ以前に「法を制定した社会(為政)」の外部に居る(在る)モノは規制も
保護もする必要が無いからです。当人はすでに社会に対し影響力が無い、新たな
犯罪の種にはならないということです。
ここで「中絶」をあててみましょう。
被害者は 殺された胎児→法の外側
子を殺した両親→加害者(復讐される恐れあり)
子を殺された両親→生きた被害者(復讐する恐れあり)
子を殺した両親(加害者)=子を殺された両親(被害者)
少なくとも「無念」を感じ、「復讐」しそうな人は何処にも居ませんね?
ここでは新たな犯罪が起こる心配は無いですよね。
「無実か有罪か」という話とはずれましたが、以上のことから「中絶」には
「復讐を必要とする」様な社会的背景が無いと私は思います。この事だけでも
「殺人」というカテゴライズに放り込めるほど単純な事では無いのでは?