05/03/10 02:57:56 sH1AsbU9 BE:72531465-#
>>122
個人的なモラルの話なら、それで全く問題は無いと思いますよ。
「俺は彼女が妊娠したら、予想外の出来事でも生んでほしい、結婚する。」
「あたしは自分が妊娠したらどんな状況でも生む!」
こういった姿勢は否定できない。当然です。
ただ、その規範を、社会全体に適用しようとした場合は…。
早い話、「無理」なんです。
個人がどんなに努力しても、教育を奨めても、イレギュラーな事故は必ず起こる。
であれば、「起こったときにどうするか?」と考えるしかない。
ただ、そこで「社会全体での利益・不利益」として「禁止・刑罰化はできない。」
という現代までの結論がある。(例え禁止法があっても、法解釈で適応しないようにする。)
なぜか?
たとえば、アルコールやタバコが害なのはわかりきっているのに、法で完全規制しないのは、それが無理であり。
かつ、無理を通して規制した場合に、別の部分で社会に歪が出るからです。
酒・タバコ禁止法なら、暴力団の資金源になり、代替依存薬物が流行。
余計に悪い薬が横行し、治安が悪化しますし。
中絶禁止法なら、モグリの医者と不衛生な手術環境を生み、
また、闇中絶の資金により貧困層が苦しみ、富裕層は現状維持になります。
(アメリカの禁止州はそうなっていますし、日本の戦前の禁止法時代は、まさにそういう時代でした。)
つまり、禁止しても、刑法で処罰しても、無くならないし。社会は良くならない。