10/10/28 16:38:16 2IhhaVZp0
>>49->>50の続き
私とロトンフレスは地上に駆けつけた。
終わった―そう思ったはずだが、地上では恐ろしい光景が待っていた。
トランシーバーで待機を命令させておいた武装した手下20人が死んでいる。
燃え盛る炎の中で、赤ん坊がこっちを見ている。
間違いない。アルベルトだ。
アルベルトベイビーだ―
また特殊変異していたのか。
まだ終わらないのか―
『ＯＧＹＡ－ＯＧＹＡ－ＯＧＹＡ－』
幼児退行―言葉はもう通じないだろう。
いや、もともと言葉が通じないのはもとからだ。
奴は怪盗ロワイアルで仲間になりたいプレイヤーに近づくときに「仲間になりたいでつ＾＾」と語尾に「つ」をつける兆候がある。
最近ではそのキモさのせいか仲間も次々と引退という名目で彼から離れていってる。
愛を知らない孤独な赤ん坊。
だが―私は天使だろうが悪魔だろうが、もはや容赦はしない。
私は奴に向かって銃を発砲した。
アルベルトが手をかざすと目の前にバリアーが出現した。
弾が地面に落ちる。
「ＡＴフィールド……心の壁か」
もはやここまでくるとなんでもありだ。
しかし負けるわけには行かない。
『ＯＧＹＡ－ＯＧＹＡ－ＯＧＹＡ－』
遊んで欲しいのかな？
なんとも寂しそうに泣く。
私は苦笑いした。
「他界他界させてあげようね」
アルベルト(なたか546)があらわれた……！！ みんなで３凸しよう……！！
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