11/07/04 20:43:29.58 dgmrQZVD0
>>427です。
普段は態度のでかい上司や、口だけは達者な同僚たちが
呆然としたままだったり、あたふたしてたりした中で、
オレは、倒れたスチール棚の下敷きになった人を助けたり、
同じくスチール棚が倒れまくってふさがれてた避難口をこじ開けたり、
ついでに隣のビルの人たちも避難場所に誘導したりした。
避難場所には照明も暖房もなかったので、
再び職場に戻って、ストーブや灯油タンクを台車に載せて運んだり、
アメ玉やガムを調達してみんなに配ったりと、まったく休む暇もなかった。
その間、同僚たちは避難場所でただうずくまってただけ。
その人たちは、まったくつながらない電話を必死で家族にかけるのがやっと。
心配すべき家族を持たないオレは、
自分でも不思議なくらい冷静に、次から次へと行動することができた。
ある意味、孤男であることの利点が活かされた感じだった。