11/04/10 23:11:04.22 Ry9zUv3C0
1、荒らし禁止だよ。
2、映画が好きなら書き込み資格あるよ。
3、自分の発言には責任持たなきゃいけないよ。
前スレが1000を越えたので立てたよ。
みんなで映画の話をしようよ。
2:名前は誰も知らない
11/04/11 00:08:21.49 N1TfbDMq0
渚にて...2
3:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/11 05:47:39.37 +FGTXLp1P
「WXlll 機動警察パトレイバー」
かなり本質的な部分を衝いた、王道の「怪獣映画」だね
香山滋、田中友幸に観せたかった
4:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/11 05:51:37.70 +FGTXLp1P
「グエムル」がこの作品と似ていると一部で騒がれて
確かに似ている部分はあるのだけれど、自分はむしろ「ゴジラVSビオランテ」を想起した
まあ「グエムル」は厳密な意味での「怪獣映画」ではないんだけど(勿論素晴らしい作品ではある)
5:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/11 06:06:17.44 +FGTXLp1P
「怪獣」そのものというよりは「それを取り巻く人物」の「行為」そのものに焦点を当てていると言う点では
原作小説の「ゴジラ対ビオランンテ」に近いかも
そういえばこの小説には「デューテリオス」っていう魚と鼠(哺乳類)の合成怪獣が出てくる
6:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/11 18:45:37.83 +FGTXLp1P
「インセプション」
とにかく楽しかった
これ、劇場で観たらより「没入」出来たんだろうなあ
真実を手元に似手繰り寄せても手繰り寄せても一向に終わる気配がない
7:名前は誰も知らない
11/04/12 00:55:43.95 +yjL1OQ0O
ハリーとトント
8:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/12 06:17:44.80 JqzdR3yoP
「パト3」と「ゴジビオ」の類似点
・魚と哺乳類の合成怪獣
・怪獣の口に弾丸を撃ち込む
・死んだ子供の細胞
・最後怪獣が炎に包まれる
・海底を走る「ロープ的なもの」のイメージ
こんなとこかな
あと
・怪獣本体に付着した小型生物
ってのは「84ゴジラ」、「ガメラ2」に類似していて
・子守唄で導かれる
ってのは「ゴジラVSメカゴジラ」に類似しているね
9:名前は誰も知らない
11/04/13 11:09:18.73 uG4aHA4l0
>>6
クリストファー・ノーランって凄い映画作るよね、他の作品も面白いのかな?
でも色々と謎が生まれる映画だ!
10:名前は誰も知らない
11/04/13 13:22:19.81 Au3AVH/c0
>>6
風景が印象に残るおもしろい映画だったな。
雨が降ってる街の感じとかすごい好き。
劇場で一回。DVDで一回観たけど、謎というか理解できてない部分がちらほら。
キックのタイミングを、各階層でぴったり合わせなきゃいけない理由がよくわからんかった。
下の階層で寝てる人間が、上の階層で先に起こされると虚無に落ちるなら(この前提も間違ってるのかも)
みんな起きてから、上の階層に行く(起きる)準備すりゃいいんじゃないんだろうか。
どうでもいいつっこみかもしれんが、そのへんがすごいモヤモヤした。
なんてこと書いてたらまた観たくなってきた。
11:名前は誰も知らない
11/04/13 13:34:40.30 cjoZ3tnnO
インビジブル
プライドの高い孤男が透明人間になり、仲間に復讐する。
ヒロインより途中で襲う女性の方が美人だった。
12:名前は誰も知らない
11/04/13 18:52:18.64 1BNtBNSR0
ソナチネ
俺のベスト映画
武みたいに頭ブチ抜いて死にたい
13:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/14 00:05:12.40 zTwdscHOP
>>9
インソムニアとバットマンビギンズはつまらなかったよ
>>10
「この世界にもっと浸っていたい」と思わせる
>キックのタイミングを、各階層でぴったり合わせなきゃいけない理由がよくわからんかった。
こんな設定あったっけ?
ディカプリオと渡辺謙は後で目覚めたんじゃ
>>11
バーホーベンの作品は素晴らしいね
14:名前は誰も知らない
11/04/14 03:27:35.59 lbnJX1gH0
>>13
音楽が流れると、一番上の階層でキックする合図で
みんなそれに合わせて行動してたでしょ?
時間がない、急げー、みたいな感じで。
オールバックの仲間(名前忘れた)は時計で時間図りながら、エレベーターの爆破スイッチ押してたし。
プリオと渡辺は虚無まで落ちてたから、キックじゃなく自力で戻ってきたんだと思う。たぶん。
どうやって戻ってきたかの描写は無かったと思うから推測だけど。
15:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/14 03:40:27.54 zTwdscHOP
あれは集団アクションによくある「お約束」みたいなもんなんじゃないの
16:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/14 03:51:46.41 zTwdscHOP
あの夢の主は御曹司であるわけで
「主」が目覚める以上「脇役」達もいっせいに目覚める必要があったのかも
17:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/14 03:52:17.74 zTwdscHOP
「かも」ね
18:名前は誰も知らない
11/04/15 14:02:22.88 /wbsH3oj0
「めし」
19:名前は誰も知らない
11/04/16 06:22:48.65 RAO3+dYFO
ブラピのナチス系の映画っておもしろい?
おととしくらいの映画
20:名前は誰も知らない
11/04/16 19:18:08.26 knVqBd4e0
話題作が全く無いねー近年だとインセプションくらいじゃん?
21:名前は誰も知らない
11/04/16 19:29:10.29 RdFiXy9m0
アバター
22:名前は誰も知らない
11/04/16 20:22:54.23 knVqBd4e0
アバターって2回目は絶対見る気がしないわ
23:名前は誰も知らない
11/04/17 17:08:20.52 gnhf+cRH0
セブンとショーシャンクの空にを超える映画はまだ無いわ
24:名前は誰も知らない
11/04/17 19:29:57.94 VnXFiYNeO
リトル・ミス・サンシャインとバッファロー'66が好き。
人生って悪くないなと思える。
25:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/17 21:48:23.61 KQl0SdjwP
>>19
(それなりには)面白いよ
26:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/17 22:09:36.40 KQl0SdjwP
「ショーシャンク」って何であそこまで評価されてるの?
27:名前は誰も知らない
11/04/17 22:16:14.52 HiJ/tURI0
ツタヤオススメとここのスレで出てくる映画ある程度見たけど、一番はイントゥ・ザ・ワイルドかな
俺もずっと旅してみたかったんだ、インドとか行きたい
そろそろ借りたいと思うものもなくなってきた。
今行ってるツタヤ以外は5枚で1000円やってないんだもん
俺もショーシャンク期待してみたらガッカリした
黒人は奴隷がお似合いでインテリ白人はなんでも可能だってことだろ?
28:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/17 22:24:42.15 KQl0SdjwP
「イントゥ・ザ・ワイルド」を筆頭にショーン・ペンの監督作は全て素晴らしい
変態性の無くなったイーストウッドって感じ
是非観て欲しいです
29:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/17 22:27:36.36 KQl0SdjwP
「イントゥ・ザ・ワイルド」は「パーフェクト・ワールド」に近いものがある
30:名前は誰も知らない
11/04/17 22:31:54.48 HiJ/tURI0
パーフェクトワールド見てみます。
ちなみに自分はショーンペンのミルクとニクソンはあまり印象に残りません。
逆にinto~のエミール・ハーシュが好きになりアルファドッグやスピードレーサー見ました。
スピードレーサーは面白かった、韓国人もミジメなお笑い扱いだったし可愛いもんだよ、日本の配給会社の押し売りみたいだし。
31:名前は誰も知らない
11/04/17 22:37:50.69 HiJ/tURI0
何度も書き込みスマソ
土曜仕事が地獄で今日の朝8時に帰宅
そしてすぐイントゥ・ザ・ワイルドのラストを何故か見た
幸福は誰かと共有したときだけに訪れる、みたいなの心に響く
嫌いなやつも話すと案外いいやつだったりするし(それでも嫌いな存在のままだけど)
穏やかに死にたい…
原作の「荒野へ」も買って読んだ。本なんて今まで3冊しか読破ことないのに
32:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/17 22:41:49.95 KQl0SdjwP
「ミルク」は実際大したこと無い映画
所詮よく出来たプロパガンダ映画
33:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/17 22:59:38.72 KQl0SdjwP
「hapinesse only real when sherred」という言葉を書き残し
毒草に当たって「唐突」に「死ぬ」
物質文明から離れ「悟り」を開こうとするも
そこで得られたものは真の悟りではなかった
真実は得られず「唐突」に死はやってくる
その不条理さこそが「荒野」そのものの姿なんだよね
34:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/17 23:11:07.27 KQl0SdjwP
「愛」でも「金銭」でも「信心」でも「名声」でも「公平さ」でもなく
「不条理」や「不確実さ」という「荒野」に向き合うこと
それが「芸術」であり「文学」なんだよね
35:名前は誰も知らない
11/04/17 23:17:44.90 znDFeR/XO
ノーカントリーやミステックリバーが好き。
今日、暇だったからアイアムレジェントを観たんだけどアクションやストーリー云々より人間の持つ孤独についての描写が良かった。
36:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/17 23:22:50.22 KQl0SdjwP
「ミスティック・リバー」も素晴らしいね
イーストウッドの作品には「底が無い」んだよね
どこまでもズブズブと深みに嵌る
37:名前は誰も知らない
11/04/17 23:33:54.33 znDFeR/XO
クリントイーストウッドの中ではミステックリバー、ミリオンダラーベイビーもいいね。
最近観た中ではヒアアフターも良かった。
死後の世界を信じることが生きる者の救済となるのだろうか。
38:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/17 23:49:13.15 KQl0SdjwP
「恐怖のメロディ」の頃からどこか歪んだ世界を描いていたけれど
「ホワイトハンター・ブラックハート」あたりからは「不条理さ」「不確実さ」そのものを主題とするようになったように思う
39:名前は誰も知らない
11/04/18 00:09:58.41 z06CaNb10
スパイダーマン4ってどうなってるの?
40:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/18 01:59:18.45 DGS1ykPQP
「スパイダーマン3」は弟と一緒に観ててあまりにつまらなかったので途中で席を立った記憶がある
ストーリーとかはほとんど覚えてない
41:名前は誰も知らない
11/04/18 23:19:57.98 HG8ik/xgO
館主と周辺人は同一人物?
42:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/19 20:00:05.42 flnETJdkP
「未知への飛行」
観てて気分が悪くなるな
43:名前は誰も知らない
11/04/20 03:10:52.08 +BgGsIsP0
某風俗嬢をこれで落としたぜ。
おまいらも真似して●盤してみ。
URLリンク(oceanblue8.com)
44:名前は誰も知らない
11/04/21 11:59:05.78 jUuRBcmv0
スパイダーマンは未だに逆さ吊りでキスしてるとこしか印象にないな
ダークマンは細部まで覚えてるが
45:名前は誰も知らない
11/04/21 17:19:29.05 2uCD1vzBO
>>39
キャストスタッフ総入れ替え
46:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 18:45:24.98 cGUbtCh+P
URLリンク(www.nicovideo.jp)
実相寺の「屋根裏の散歩者」と似てる
47:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 18:56:28.47 cGUbtCh+P
「紙を裂いて隙間から覗く」ってのは「田園に死す」だっけ
でも「屋根裏~」にも似たカットがいくつかあったと記憶してる
「目だけが覗く」とかね
リメイクするとしたら主演は福原遥あたりだろうか
48:名前は誰も知らない
11/04/21 19:29:01.48 O4XA5GBM0
実相寺の「映画は」正直つまらん。定型崩しだけやってりゃいいよ
寺山とは比較にもならない
49:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 19:34:52.40 cGUbtCh+P
「屋根裏の散歩者」はよかったよ
あとは「第四惑星の悪夢」とか
50:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 19:37:13.49 cGUbtCh+P
「ゴールデンスランバー」の団地シーンは「第四惑星の悪夢」を思い出したな
「団地」というものにはどこか惹き付けられるものがある
51:名前は誰も知らない
11/04/21 19:39:41.63 O4XA5GBM0
だったら「しとやかな獣」を観るべきだな。これを基にした「家族ゲーム」なんかよりずっといい
52:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 19:46:18.92 cGUbtCh+P
探します
「哥」のラブホテルのシーンも良かったな
映画自体はそれほど面白くなかったけど
53:名前は誰も知らない
11/04/21 19:54:35.17 O4XA5GBM0
>>52
実相寺はフジ隊員のセックスが観れる映画があったな。マンダラだったか?
屋根裏の散歩者は田中登監督でも映画化してたな。ロマンポルノは好きか?
54:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 20:02:13.54 cGUbtCh+P
>>53
「哥」でも脱いでるね
そのラブホテルのシーンが印象に残ってる
「曼荼羅」は観てないや 近所のツタヤに置いてあるから今度借りよう
ロマンポルノは全く観たこと無いよ
55:名前は誰も知らない
11/04/21 20:06:46.46 O4XA5GBM0
あれ、「哥」だったかも。幾何学的なラブホでスワッピングするんだよ。
ロマンポルノは未見か。まあ超玉石混合だからあえて薦めないけど。
56:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 20:28:10.91 cGUbtCh+P
「幾何学的なラブホ」でエッチするのは「哥」だね
あのシーンは良かった(映画そのものの出来は別として)
57:名前は誰も知らない
11/04/21 20:35:41.93 O4XA5GBM0
いや、俺が見たのはやっぱマンダラだな。今確認したわ。
そういえばこないだブラマヨの番組でゴールデンタイムのTBSで石井輝男映画のワンシーンが放送されるという暴挙がなされていたな。
「明治大正昭和猟奇女犯罪史」の安部定に吉田輝雄がインタビューするシーンだ。
58:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 20:56:18.84 cGUbtCh+P
「団地」もいいけど「ラブホ」も好きなんだよね
59:名前は誰も知らない
11/04/21 21:05:01.60 O4XA5GBM0
おっと、一応言うけど「お前の話」はするなよ?
60:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 21:13:22.89 cGUbtCh+P
「団地」といえば「ゆけゆけ二度目の処女」なんてのもあったね
あれも素晴らしかった
>>59
「俺の話」じゃないよ
(俺の)「映画体験」「芸術体験」の話
61:名前は誰も知らない
11/04/21 21:16:32.52 O4XA5GBM0
ゆけゆけ二度目の処女って別に団地の話じゃなくね?
62:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 21:19:20.54 cGUbtCh+P
団地ってかマンションだね
63:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 21:24:26.60 cGUbtCh+P
キューブリック作品も同じような見方が出来ると思う
64:名前は誰も知らない
11/04/21 21:25:58.00 O4XA5GBM0
ふーん。どんな?
65:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 21:28:31.30 cGUbtCh+P
上手く説明できないけど
何と言うか「無機物の中を蠢く有機体のイメージ」というか
66:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 21:31:49.38 cGUbtCh+P
「ラピュタ」の最後のほうの「空飛ぶ城」のシーンとかも好きなんだよね
(映画自体はそうでもないんだけど)
67:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/04/21 21:33:50.02 cGUbtCh+P
あと「オールドボーイ」の最後のほうのマンションのシーン
タルの「ストーカー」とか
68:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/07 22:31:52.64 MfONFHOmP
「イノセンス」
これを観て多くの人がスピルバーグの「A.I.」を想起すると想うんだけど
「A.Ⅰ.」が描いていたものは我々が通常想定し得る「普遍的人間性」の根源的「恣意性」であった
一方本作品は我々の想定し得る「人間の固有性」の根源的「恣意性」を「サイボーグ」の視点から描く
人間の「固有性」を担保するものは、その自律的な「思考」であるという風に一般的には認識されるが
しかしその「思考」は人間を「機能的」な存在に還元し、それゆえに社会は人間を代替可能な存在として規定する
「固有性」を有するがゆえに人間はその「固有性」の限界に直面する
一方劇中に登場する「機械の腕」「人形」「(恐らく身体を失ったと思われる)草薙素子」も「固有性」に関する思考を持たないが
それを所有、使用する人間たちは自らの実存を「恣意的」に投影する
また、同じく劇中に登場する「子供」「犬」「ヒバリ」はそれぞれの実存の内部に「固有性」に関する「思考」を持たないが
それゆえに「無意識」の生をその存在の本質とする
69:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/07 22:43:52.71 MfONFHOmP
「人間は一人一人かけがえの無い存在なんだ」みたいな台詞はよく聞くけれど
そこで「かけがえの無い」とされる「人間」の存在というのはあくまで「対象」を通して「一人一人」が規定するのであって
「かけがえのない一人一人の人間」というのはいても「一人一人の人間のかけがえの無さ」というのは存在しないんですね
70:名前は誰も知らない
11/05/08 12:14:14.47 qdBfJQko0
八日目の蝉、見たけどちょっと感動しました
71:名前は誰も知らない
11/05/10 18:25:22.14 RuMn04bA0
ほんとは映画館で見たいんだが新宿とか電車に乗って行くのがだるすぎて行けない
車でちゃっと横付けしてさくっと入れるようなところじゃないと
孫文の義士団とか見に行きたいんだがな
近くのMOVIXとかTOHOとかでやれよ
72:名前は誰も知らない
11/05/10 18:37:28.36 RuMn04bA0
TOHOシネマズ ららぽーと横浜とか早く再開しろ
73:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/10 19:07:20.96 9XBrhRj3P
これからビデオ屋行くけど
郊外のごくありふれたレンタルビデオ屋に置いてある程度の知名度の作品でなんかオススメない?
74:名前は誰も知らない
11/05/10 19:09:19.93 QmgEBKnFO
レイプマン
75:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/10 19:26:10.93 9XBrhRj3P
「ザ・レイプマン」「映画レイプマン 尻軽女を仕置きせよ」「大江戸レイプマン」
全く異なる三作品があるみたいだね
76:名前は誰も知らない
11/05/10 19:46:36.24 ZRjAwd4jO
不知火検行
華岡清州の妻
清作の妻
巨人と玩具
77:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/10 22:50:36.95 9XBrhRj3P
どれもなかったよ
78:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/10 22:52:22.53 9XBrhRj3P
「不知火検行」と「清作の妻」ってのは面白そうだな
79:名前は誰も知らない
11/05/10 22:56:58.67 uEDLHWuh0
今gyaoでやってる「悪魔のサンタクロース」面白かった。
80:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/10 23:30:52.04 9XBrhRj3P
「アンチクライスト」のラストシーンを観たとき
「この監督は自分と同じことを考えている」と「直感」した
たとえ「錯覚」であったとしても、その時は確かにそう「直感」したのだ
81:名前は誰も知らない
11/05/11 11:41:46.72 d+Dqd6yO0
神田川淫乱戦争にしとけ
82:名前は誰も知らない
11/05/17 17:39:26.68 wxYs+t1yO
レオン
素で憧れるわ
83:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/21 19:41:15.07 YXzbnjyaP
「復讐 運命の訪問者」
「復讐 消えない傷痕」
恐るべき「空疎さ」
これだけ「空っぽ」な作品だと、もはや語ることはほとんどない
北野武の初期作品なんかは「空疎さ」の中に強烈な「アイロニー」が込められていたんだけど
この作品ではもはやそういうものすら排除されている
本当に「無意味」な作品
84:名前は誰も知らない
11/05/21 19:51:15.31 /bOxi7CT0
そんな無意味な作品をよく最後まで見てるな
85:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/21 19:51:51.01 YXzbnjyaP
恐らく、この圧倒的な「空疎さ」こそ黒沢清の思想的原風景なのだろう
黒沢作品というのはこの「空疎さ」から脱するための「無力な足掻き」なのかもしれない
「CURE」「カリスマ」「アカルイミライ」ではこの「空疎さ」の中に生きる人間たちが
「世界」から送られる「超常現象」を通じたアレゴリカルな「メッセージ」を受け取る様を描いていた
さらに「LOFT」以降の作品では「人」ではなく「世界」の在り様そのものを描くことに方向性をシフトしたのではないか
86:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/21 19:53:07.01 YXzbnjyaP
>>84
「空っぽ」から出発しよう
ってことかね
87:名前は誰も知らない
11/05/21 19:55:43.21 /bOxi7CT0
ずいぶん哲学的なんだね
黒沢清って、なんか思想的背景でもあるのか?
88:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/21 19:58:40.86 YXzbnjyaP
>>87
蓮實とかの影響は勿論あるんだろうけど
幼少の頃から「廃墟の街」とかの妄想とかをしていたらしいから
そういう「イメージ」が源泉になってるんだろうね
89:名前は誰も知らない
11/05/21 20:00:21.93 /bOxi7CT0
黒沢清って、日本でより海外で評価が高いのか?
なんか、海外では大御所扱いみたいな話を耳にしたことがあるような。
90:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/21 20:06:58.40 YXzbnjyaP
>>89
「ジャパニーズホラーを作った一人」みたいな扱いらしいね
91:名前は誰も知らない
11/05/21 20:23:01.25 /bOxi7CT0
その程度の扱いかww もっと大物扱いかと思ったw
92:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/21 20:27:04.67 YXzbnjyaP
>>91
知名度で言えば河瀬直美の方が上じゃないの?
93:名前は誰も知らない
11/05/21 20:33:21.54 /bOxi7CT0
河瀬直美はあきらかに大御所扱いでしょ
カンヌでグランプリ取ってるし、毎年のように招待?されてるんじゃないのか?
94:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/21 20:39:19.05 YXzbnjyaP
カンヌをはじめとする映画界だって今の日本のアニメ界と同じで
業界内での「様式」みたいなものがあるから
知名度があるからといって観る人が気に入るかどうかはわからない
95:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/21 20:41:29.55 YXzbnjyaP
川瀬直美って面白いのかね
「乳垂女」とかのイメージで敬遠しがちだけど
96:名前は誰も知らない
11/05/21 20:42:35.37 /bOxi7CT0
今年は河瀬直美はコンペテイション部門に出品するんじゃなかったかな?
うろ覚えだが。
97:名前は誰も知らない
11/05/21 20:43:52.37 /bOxi7CT0
おれは面白いとは思わない
独特のドキュメンタリータッチだが、なんか生々しすぎて。
ちょっと奇をてらってるような気がする。
98:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/21 20:46:33.02 YXzbnjyaP
万葉集がキーの恋愛モノだっけ
99:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/21 20:47:14.01 YXzbnjyaP
来週か再来週あたり観てみます
100:名前は誰も知らない
11/05/21 21:14:04.87 ZzWLqiUT0
ガッキーの「フレフレ少女」何度も見た。
綾瀬はるかの「おっぱいバレー」もなかなかだったな。
何も考えず可愛い子の出る浅い映画が好き。
101:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/21 21:33:08.37 YXzbnjyaP
「おにいちゃんのハナビ」の谷村美月は素晴らしかった
マジで恋しそうになった
映画自体はアレだけど
102:名前は誰も知らない
11/05/22 19:48:38.51 eXVjiMJ10
TSUTAYAが特集してる発掘良品って外れが多いな
103:名前は誰も知らない
11/05/22 19:52:39.35 HHjB0GxK0
一押しのジャガーノートは見た人いる?
どうだった?
104:名前は誰も知らない
11/05/22 20:30:18.07 hXvAbemv0
涙流せる最近の映画あったら紹介して欲しいな。ジャンルといませんわ。
105:名前は誰も知らない
11/05/22 21:28:13.26 /TfYHQzX0
自分は映画の評価のハードルが低くてなんでも良かった、と思ってしまうんだが、
「その街のこども劇場版」はかなりオススメ
>>101で映画自体はアレだと言われてるけど「おにいちゃんのハナビ」も号泣
後は「最後の忠臣蔵」「トイストーリー3」「小さな命が呼ぶとき」も号泣
最近涙腺がゆるくてダメだ
弧男のくせに子供とか家族の物語に弱い
106:名前は誰も知らない
11/05/22 22:29:38.79 TtO+j+e10
>>104
「リトルミスサンシャイン」笑えて泣けるよ。
あと、評判良くないが「16ブロック」
ラストカットは孤男ならグッとくるハズ。
107:名前は誰も知らない
11/05/22 22:50:43.35 hXvAbemv0
ありがとう借りてみるよ('ω'`)
皆オンラインレンタル活用してるの?
108:名前は誰も知らない
11/05/23 00:13:58.54 1d6zk1920
ファイトクラブ
109:名前は誰も知らない
11/05/23 12:23:01.42 bhiE0njB0
今日4時からBSで青い珊瑚礁再放送あるよ
110:名前は誰も知らない
11/05/23 12:40:14.18 tdUjt9W6O
>>104
トイストーリー3
111:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/23 17:21:43.67 cljuTTDHP
>>109
(当時の)ブルックシールズがやや色黒で、眉が太くて、目尻が鋭くて
昔よく遊んでた人のお姉さんにちょっと似てるんだよね
まあ映画としてはアレなんだが
112:名前は誰も知らない
11/05/24 04:44:50.16 3BsN96Wl0
「スカイライン-征服-」ってもうすぐ公開するけど「世界侵略:ロサンゼルス決戦」
って方はどうなったんだ?内容ほぼ一緒なのに地震の影響でとんだとばっちりだな
113:名前は誰も知らない
11/05/24 06:26:21.52 vF+oQbzx0
「ナインスゲート」
話の展開はアレだったけど、所々のカットでポランスキー的な怖さが感じられて満足した
足音、本のページをめくる音など、音が心地よい映画だった
114:名前は誰も知らない
11/05/24 13:35:20.01 +kaCw2U0O
「殺しの分け前 ポイントブランク」
115:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/24 19:14:08.13 WH/nE3z3P
「サンクタム」は公開するの?
116:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/28 19:54:22.95 /N9U9uyIP
「川の底からこんにちは」
徹底した「カオス」の肯定
「勝手にしやがれ」や「イージー・ライダー」と同じように
この作品も映画表現の歴史の一ページを飾るだろう
117:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/05/28 19:55:57.31 /N9U9uyIP
何となくATG映画の雰囲気を漂わせている
118:名前は誰も知らない
11/05/28 21:54:07.27 /tbW/gCRO
オリバー・ストーン
テレンス・マリック
バリー・レビンソン
ポール・トーマス・アンダーソン
アル・パチーノ
ショーン・ペン
アンソニー・ホプキンス
好きな映画を考察してみたら
必ず上の誰かが製作に関わってることに気付いた
119:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/01 18:09:35.82 2yFbcm2mP
スレリンク(news板)
俺からすれば「平成ガメラ三部作」にも「ゴジラミレニアムシリーズ」にも
「どうしてこうなった…」と言いたい
120:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/01 18:14:02.21 2yFbcm2mP
(「平成ガメラ三部作」や「ゴジラミレニアムシリーズ」に代表される)「駄目な映画」においては
そこに描かれるものは一つの意味を象徴するシンボルとしてしか機能しない
これらの作品においては「ヒロイン」はあくまで「ヒロイン」であり
「ヒーロー」はあくまで「ヒーロー」であり
「文明」はあくまで「文明」であり
「台詞」はあくまで「台詞」である
121:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/01 18:21:39.61 2yFbcm2mP
対して「よい映画」ではそこに描かれるものは
終わることのない「両義性」という股裂き状態におかれ、
それは「機能」以前の「存在」として「ごろん」「どん」とスクリーン(画面)に提示される
122:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/01 18:25:21.35 2yFbcm2mP
「よい映画」の「よさ」を提示するときにその具体例として「わかりやすい」のは
「トウキョウソナタ」と「カラフル」だろう
この二つの作品には数知れぬ(わかりやすい)欠点が存在するが
それだけによい部分も際立っている
123:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/01 18:35:06.35 2yFbcm2mP
「カラフル」における「廃線」や「廃線巡り」(という行為)「肉まん」「フライドチキン」
「トウキョウソナタ」における「落ち葉」「役所広司」
これらはこの「世界」そのものの両義性を示し
我々の思考を単純な「あるべき論」の地平から「離脱」させる
と、ここまで書いてふと考える
では、「川の底からこんにちは」とは何だったのか
124:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/01 18:40:01.68 2yFbcm2mP
「川の底からこんにちは」では、そこに描かれるものの「両義性」は描かれない
「うんこ」はあくまで「うんこ」であり
「ウザさ」はあくまで「ウザさ」であり
「ダメさ」はあくまで「ダメさ」であり
「しじみ」はあくまで「しじみ」であり
「セックス」はあくまで「セックス」であり
「スイカ」はあくまで「スイカ」であり
「死」はあくまで「死」である
125:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/01 18:47:29.94 2yFbcm2mP
「川の底から~」では
物事のもつ否定的側面と肯定的側面というような「両義性」ではなく
「否定性」がその本質を全く変えることのないまま「肯定」される
このプリミティブな感性
126:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/01 18:56:18.60 2yFbcm2mP
「川の底から~」は
「自明性」と「再帰性」が
「新しさ」と「懐かしさ」が
「生」と「死」が
「カオス」と「コスモス」が
「破壊」と「創造」が
すべて一体となった「世界」の「根源性」を
つまりこれ以上ないほどの「豊穣」な映画「体験」を鑑賞者に齎すだろう
127:名前は誰も知らない
11/06/01 19:31:31.40 dnuTmk7M0
バタフライエフェクト 切ない映画 泣ける。
128:名前は誰も知らない
11/06/02 22:06:58.25 rufJiqBh0
バタフライエフェクトは
胎児の頃に戻って、臍の緒を首に巻き付けて自殺するエンディングが
採択されてたら
ナンバーワンの完成度の映画と言っていいな
129: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
11/06/08 01:55:06.55 p4HxEItb0
ディパーテッドいいよ
130:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/08 02:04:21.51 OQoqEGGhP
「ディパーテッド」は「インファナル~」とはまた違った良さがある
とても肩の力が抜けた作品
131:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/08 02:11:02.60 OQoqEGGhP
「インファナル~」にあったよな「悲壮さ」「陰惨さ」はほぼ失われている
132:名前は誰も知らない
11/06/08 23:00:25.59 yjiYmy1lO
ネバダスミスとパピヨンのマックイーンがかっこよすぎる
133:名前は誰も知らない
11/06/09 20:57:54.17 iHvE8rPq0
インファナル・アフェア。最高の映画だ。
脚本・配役・音楽・仏教の世界観、
そして湿度をおびた香港の景色。
正にオレの世界観にぴったりくる。
もう廃板になっただろうと思っていたサントラ
見つけたときは狂喜乱舞したわ。
134:名前は誰も知らない
11/06/10 00:03:54.71 ycq5PvsV0
廃板×→廃盤○
でした。
135:名前は誰も知らない
11/06/10 04:59:01.13 sobS2XQu0
クラッシュ見たけどセックスしてただけで終わった詰まらないですね
136:名前は誰も知らない
11/06/10 14:44:00.57 Mij6iwqtO
マイバックページが評判いいね
若者の微妙なメンタルや関係性を描くのが上手い山下監督だが
作品のテーマでその味をうまく生かしてそうだな
137:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/10 17:56:13.15 tXAgGY5kP
>>135
「クラッシュ」ってクロネンの?
138:名前は誰も知らない
11/06/10 18:23:12.71 dJqgJbV90
いよいよさや侍か
139:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/10 19:39:24.90 tXAgGY5kP
北野武は「脱物語」的な五作品を撮ったあと交通事故に遭い、
それを期に作風がどんどんと「共感可能」で「理解可能」なものになっていくんだけど、
「クラッシュ」における夫婦も交通事故の(物理的)ショック(=性感)によって
「理解」「共感」に基づく関係性を築いていく訳だね
人と人が「共感」「理解」を深める過程が
悉く「理解不能」「共感不能」なものに満ち満ちているという矛盾した現実
140:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/10 19:41:40.69 tXAgGY5kP
「驚異の体験」(異次元に足を踏み入れた)人間同士が(はたから見れば)奇妙な関係性を築いていくというのは
「アカルイミライ」なんかとも共通してるよね
141:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/10 19:53:41.31 tXAgGY5kP
「事故」のシーンが凄く「綺麗」に撮られてるんだよね
その「綺麗さ」というのはクローネンバーグ作品における共通のモチーフで
「シーバース」での「セックス」であり
「ビデオドローム」での「唇」「SM」であり
「ザ・フライ」での「変身(によって得られた充実)」であり
「スパイダー」での「理想の母親」「少年時代」である
クローネンバーグ作品における「綺麗さ」や「幸せ」は
人間が「悪夢」から逃れる為に加工的に作り上げたものであり
同時に「悪夢」それ自体が「幸せ」をもたらす「福音」でもある
142:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/10 19:59:34.28 tXAgGY5kP
「裸のランチ」は映画それ自体が「悪夢」であり「福音」になっている
自分はこの映画を観た時に風邪をひいた時のように体がだるくなり、
しかし、それと同時にものすごい心地よさを感じた
観終わったの異常なのどの渇きとその時飲んだコーラの美味さ
143:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/10 20:01:58.11 tXAgGY5kP
>>138
松本人志のコントに2時間もの時間と1000円以上のお金をかける人の気が知れない
「ごっつ」はそれなりに好きだったけれど
144:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/10 20:05:15.94 tXAgGY5kP
あと「イグジステンズ」の「両生類料理」の美味そうなこと
145:名前は誰も知らない
11/06/10 22:08:01.52 4SuDhmBw0
似たテーマを扱ってる押井は鼻に付くが、グローネンバーグは鼻に付かない不思議
146:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/10 22:13:21.45 tXAgGY5kP
押井とクロネンってかぶってる?
147:名前は誰も知らない
11/06/10 22:20:02.34 Hho8y7wg0
>>108
高校生のころ見たときは単にカッコイイ映像のどんでん返しサスペンス
位にしか思わなかったけど、結構いい年の孤男な今見ると大分印象違うな。
「~、人生の残り時間は減っている」とか台詞も心に響く。
「生きている実感が欲しい」って残業代も出ないブラックで遅くまで
働いて休みはずっと寝るだけな生活してた頃よく思ったよ。
148:名前は誰も知らない
11/06/10 22:31:23.14 4SuDhmBw0
>>146
「どこまでが虚構か、または現実か」ってやつ
149:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/11 03:25:18.43 Q9zzYgwpP
横山やすしとクローネンバーグって似てるね
150:名前は誰も知らない
11/06/11 08:01:26.42 A7Ovm5450
ファイトクラブは歳を重ねるとその映画の奥深さが分かってくるな
ブラピ主演はいいのが多い
151:名前は誰も知らない
11/06/11 09:10:21.40 VxjJWyuE0
先進国では虚無感を持って生きてる人が多いからな
そして知識社会だから、本来オスとして魅力ないやつが偉そうな顔してたりする
それに対する強烈なアンテイテーゼを感じる
152:名前は誰も知らない
11/06/11 09:31:49.64 VxjJWyuE0
「愛のむき出し」とかって映画はどう? あの監督はいいのか? 初期はさほどの監督とも思ってなかったが
欧米で評価が高いらしいな
153:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/11 10:34:24.65 Q9zzYgwpP
「愛のむきだし」は堤幸彦の「二十世紀少年」と同じ
154:名前は誰も知らない
11/06/11 10:51:19.18 cvXNsL5b0
>>149
なにそれ。皮肉のつもり?
155:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/11 11:00:45.15 Q9zzYgwpP
皮肉じゃなく、単純に顔が似てるってこと
156:名前は誰も知らない
11/06/11 11:03:34.58 cvXNsL5b0
あ、ごめん
157:名前は誰も知らない
11/06/11 19:21:43.47 ad/Mec+e0
>>152
URLリンク(www.nicovideo.jp)
158:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/11 20:43:38.76 Q9zzYgwpP
(それ自体特に面白くも無いような)「筋書き」がまずあって
それを(これまたそれ自体特に面白くも無い)「映像」に変換する作業
それが長い長い時間をかけてだらだらと進行する
なぜ「二十世紀少年」は批判され「愛のむきだし」は賞賛を浴びるのか
訳が分らない
159:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/11 20:45:39.13 Q9zzYgwpP
中学の頃「いちご100%」とかいう漫画が少しだけ話題になってたんだけど
あれも「女のパンツが目に焼き付いてどうしようもない」みたいな話だったよね
160:名前は誰も知らない
11/06/11 23:31:39.16 x7c/EQgY0
悪人の深津絵里がなんか惹かれた
161:名前は誰も知らない
11/06/12 00:22:37.72 cOxegWuQ0
ロードームービーでオススメある?
パリ、テキサスは好きだ
162:名前は誰も知らない
11/06/12 00:28:27.56 slmjKevU0
真夜中のカーボーイとスケアクロウはどうかな
163:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/12 00:30:41.52 9MD0cGwbP
「パリ・テキサス」は凡作だと思うけど
今年観たのでは「闇の列車、光の旅」が秀逸だった
164:名前は誰も知らない
11/06/12 01:25:02.99 50kEfZ4a0
悪人みたいな気持ちになれる映画ある?
165:名前は誰も知らない
11/06/12 01:35:05.39 UoVRJm1V0
どんな気持ちだよ
166:名前は誰も知らない
11/06/12 03:35:31.63 iwwiOyPJ0
ダークナイトのジョーカーが魅力的っつってもアレが
二時間悪時を働くだけの映画ってつまらないんだろな
167:名前は誰も知らない
11/06/12 14:29:27.24 L35pGy/x0
ヤクザ映画見ろ見まくれ
168:名前は誰も知らない
11/06/12 15:09:31.68 50kEfZ4a0
「悪人」みたいな深津絵里みたいな女優出てる映画ある?
169:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/12 21:26:29.37 9MD0cGwbP
「シングルマン」
「色彩」に対する並々ならぬこだわりを感じる
人間のプリミティブな感覚を呼び覚ますべく緻密に構築された画面
170:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/12 21:32:17.37 9MD0cGwbP
「色」や「光」というものは
ただ世界に「存在」するのではなく、人間の主観が「それ」に対して「色」や「光」という姿を与えるんだよね
しかしその「主観:の背景で「世界」は確実にうごめいている
その間の微妙にして確実な差異を人間は生きねばならない
171:名前は誰も知らない
11/06/13 01:05:37.44 m8plETTW0
>>170
ジャンル問わず好きな映画教えて下さい
観てみたいです
172:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/13 01:28:26.60 Qj2oC9yvP
>>171
キューブリック、イーストウッド、クローネンバーグ、タルコフスキー
あたりを見てみて
173:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/13 02:40:50.72 Qj2oC9yvP
「アカルイミライ」の原案を読んだが非常に興味深い
174:名前は誰も知らない
11/06/13 02:44:22.37 tWStt/lj0
第三話
URLリンク(www.youtube.com)
骨付鳥をスナック化する番組なwwwwwww
骨付鳥せんべいの社長が結構イケメンだお
175:名前は誰も知らない
11/06/13 23:07:05.87 8HbiyvehO
さや侍良かった
176:名前は誰も知らない
11/06/14 00:07:11.61 JUqBxMyYO
大日本人でみかぎって、シンボルは完全スルーしたけど、さや侍は観たいな
でも他にも観たい映画目白押しなんだよな
今月はさや侍とスカイライン、スーパー8
来月はマイティソーに小川の辺、アイアムナンバー4とトランスフォーマー3
世間一般的には、ジブリの新作とハリポタが本命なんだろな
177:名前は誰も知らない
11/06/14 00:35:26.69 ccYPq0Ms0
ロサンゼルス決戦が延期という名の立ち消えになったあとスカイラインとか見た感じ似たような映画がバンバン出てるな
どれも見たいけど
トランスフォーマーもそうだけど最近のハリウッド、地球滅亡みたいなテーマのやつばっかだな。世相か
178:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/14 00:45:23.63 uG5iY2ELP
「3D」「フェイクドキュメンタリー」みたいな「技法」を単純なストーリーで実験してるんじゃないの
179:名前は誰も知らない
11/06/14 00:48:07.38 ccYPq0Ms0
ああ、クローバーフィールドみたいなモキュメンタリーか
3Dはいつまで続くんだろうなあ
あんまこの手の映画以外で生かすとこなさそうだけど
180:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/14 01:03:33.96 uG5iY2ELP
3Dって頭痛や吐き気をもよおすから早く廃れてほしい
あれ絶対体に悪いよ
181:名前は誰も知らない
11/06/14 01:14:20.99 5JXRxoL90
ジーパーズ 恐怖の都市伝説
182:名前は誰も知らない
11/06/14 09:44:52.84 ib/OPmoO0
3Dのメガネって子供用のもちゃんと用意されてるのかな
俺はメガネなんでメガネオンメガネで鑑賞せざるを得ない
183:名前は誰も知らない
11/06/20 13:43:59.36 VumpDL+00
2時間見続ける集中力が無くなってきた。
ブレードランナー見てるけど途中休憩挟まないとやってられん
184:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/20 19:38:56.71 OjCnoaeTP
俺も途中で休憩することがある
これからは映画観賞のあり方も多様化するのだろう
ビデオ黎明期のように「映画はスクリーンで見ないと」なんてことは言ってられない訳です
185:名前は誰も知らない
11/06/20 21:00:39.85 9Kmikt+b0
七人の侍みたいに途中休憩が入る映画って
まだあるのかな。
186:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/20 21:11:24.22 OjCnoaeTP
昔の映画には結構多いね
そういうの
「愛のむきだし」とかはどうだったっけ
187:名前は誰も知らない
11/06/20 22:31:44.72 Sx6rD6PF0
近所でアラビアのロレンス上映した時に休憩はいったわ
確かにアレぶっ通しで観たらクタクタだわ
188:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/20 22:40:33.17 OjCnoaeTP
「アラビアのロレンス」は映像、音楽、ストーリーの壮大さと
そこで展開される主題の矮小さのギャップにたまげた
「セカイ系」的なものの走りなんじゃない?アレ
189:名前は誰も知らない
11/06/20 22:48:04.97 n2VpmszkO
6時間とか9時間の映画はざらにあるけどな
今年は山形国際ドキュメンタリー映画祭があるから行ってみたらどうだ
映画ファンは基本の映画祭だよ
190:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/20 22:49:08.24 OjCnoaeTP
「ナポレオンと田虫」なんかも「セカイ系」っぽいな
「ソナチネ」は「ポストセカイ系」(「日常系」とは違う意味での)
191:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/20 22:53:06.34 OjCnoaeTP
「ドクメンタリー」と「劇」の相違ってのはどこにあるのだろう
と考えてしまう
それは「ドグマ」と「アタッカーズ」の相違でもある
192:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/20 22:54:49.04 OjCnoaeTP
自分は「ソナチネ」的な「ポストセカイ系」の形を探りたいと思っている
193:名前は誰も知らない
11/06/20 22:57:54.79 YfXxNzTE0
・マイレージマイライフ
典型的なエンディングかと予想してたが、あの終わり方はまさに弧男
・ジェイソンボーンシリーズ
まさに弧男
194:名前は誰も知らない
11/06/20 23:36:00.74 Ehx5ZWLa0
皆新作は見ないのね?
ちなみにやっぱり孤男だから映画館にはいかない?
195:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/20 23:41:38.31 OjCnoaeTP
>>194
観たい映画がない
今つまんなそうなのばっかじゃん
「春夏秋冬そして春」「アンチクライスト」なんかもポストセカイ系
196:名前は誰も知らない
11/06/20 23:46:50.14 n2VpmszkO
新作は自分は少なめかな
名画座が好きで安くて特集を組んでて劇場に行くときは名画座を優先にすることが多くなる
名を挙げると、都内だが、フィルムセンター、シネマヴェーラ、オーディトリウム、浅草新劇場、浅草名画座、
新文芸座、アテネフランセ神保町シアター、下高井シネマ
あたりか
新作は気が向いた時に
今アテネでやってるソ連映画特集行ってる人いないかな、いるわけないか
197:名前は誰も知らない
11/06/20 23:59:30.46 Sx6rD6PF0
ソーシャルネットワークが弧男映画だったよ
更新ボタン連打シーンは泣いた
198:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/21 00:01:06.54 CwQ/nYzVP
>>197
安い演出だね
199:名前は誰も知らない
11/06/21 00:02:08.36 avp+ChXLO
忘れちゃいけないラピュタ阿佐ヶ谷、ポレポレ東中野、最近行ってない早稲田、飯田橋
飯田橋といえば英語字幕を鍛えたいなら日仏学院、
木曜定期になってからneoneo座に行けなくなった
200:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/21 00:08:43.43 CwQ/nYzVP
「セカイ系」では「私の謎」が「セカイの謎」そのものに影響を与え
「私の謎」を解決することによって「セカイ」は秩序を回復、あるいは破滅する
「ポストセカイ系」では「私の謎」は「セカイ」の一部分に過ぎず
「私の謎」を解決することは「セカイ」の存在にいかなる影響も与えない
そして「セカイの謎」の解決は「私の謎」によって(半永久的に)阻まれる
201:名前は誰も知らない
11/06/21 00:19:41.90 TMZEu3vy0
セカイセカイって言いたがりが色んな作品に勝手に定義を当てはめてるな
202:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/21 00:22:20.45 CwQ/nYzVP
以前「キックアス」や「ゾンビランド」について
「なぜヒーローにならねばならないのか?」「なぜ女の子にモテねばならないのか?」みたいな疑問を呈したことがあったけれど
アメリカの映画って相応にして「××のために○○をする」という構図に固執して
「○○のために○○する」という人間の本質的な行動原理(フェティシズム)を無視しているように感じるんだよね
「○○すること自体が楽しい」「○○すること自体が快感だ」「○○すること自体が目的」で何が悪い
「ソーシャル・ネットワーク」なんて駄作を観るくらいなら
イーストウッドの「アイガー・サンクション」
コーエン兄弟の「ノーカントリー」
そしてフィンチャーの「ゾディアック」を観た方がずっと良い
203: 忍法帖【Lv=20,xxxPT】
11/06/21 00:25:18.19 lv7nc58j0
ザ・シューター
204:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/21 00:33:50.02 CwQ/nYzVP
「ネットワークアーキテクト」とかもっと普遍的な「エンジニアリング」という題材を製作者達が咀嚼できていないんじゃないかな
205:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/21 00:35:38.67 CwQ/nYzVP
子作りしてる男女に向かって
「何故子供を生むんですか・」なんてことを尋ねて、「正答」が返ってくるとでも思ってるのか
206:名前は誰も知らない
11/06/21 05:05:22.51 hzfUlYXzO
「正答」と「きみの望む答え」は「別次元のもの」だと「思う」よ。
207:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/21 05:25:43.31 CwQ/nYzVP
そうではなくて、所謂「正しい(あるべき)答」という意味で使ってるんで
ちょっと深く考えすぎですよ
208:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/21 05:42:33.35 CwQ/nYzVP
文脈を見ずに、単語に過剰反応しちゃったのかな・・・?
209:名前は誰も知らない
11/06/21 05:45:58.92 It/Z7qJ00
分裂館は相変わらずだな。
210:名前は誰も知らない
11/06/21 20:47:35.64 hzfUlYXzO
「闇の列車、光の旅」見た。
個人的には「よくできた佳作(65点)」といった感じ。
題材こそ社会派なんだけど描き方がえらく優等生的で
容易ならざる問題がすんなり小箱に収まってしまった印象。
しかも後半、淡い恋と何のひねりもない別れに寄りかかりすぎで
結局はもっとも遠ざけるべきハリウッド臭が鼻についた。
くぐり抜けねばならない現実の重さを考えると、せめて
あの少女にギャングを利用するくらいの逞しさがあっていい。
211:名前は誰も知らない
11/06/21 21:15:43.42 p/qKTxk5O
久しぶりに「大脱走」と「ネバダスミス」、それと「パピヨン」を見た
やっぱり不屈の精神を持った男達ってかっこいいな
212:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/21 22:26:26.14 CwQ/nYzVP
>>210
「闇の列車、光の旅」
我々の「今、ここ」の人間観、死生観は「普遍」的なものではなく、あくまで「特殊」な一形態である
今この一瞬においてもホンジュラス等中南米では「生」の薄氷のすぐ下に「死」が佇んでいる
この映画では「人知、人倫」からかけ離れたところで「一生物」としての「生」を求める人間たちがいともたやすく「死」に追いやられてしまう
ドラマチックでも何でもない、ただ、ひたすらに、偶発的で、簡便な「死」
しかしそのありふれた「死」の偶然が重なることによって、偶然にも「生き」てしまう少女がいる
彼女は言った「私は生きてアメリカに渡る、神の手ではなく、悪魔の手によって」
彼女は悪魔の手によってアメリカへと導かれ、その一方でギャング達は死んでゆく
ギャング達もまた悪魔に取り付かれていた
彼らは悪魔の入れ墨を彫り、メロイックサインで自分自身の「今、ここ」を表現する
しかし「偶然」という「悪魔」は彼等を選ばず、彼女を選んだ
どこまでもどこまでも「偶発」的な物語
しかしそれこそが不条理な「世界」が「今、ここ」に「存在」しているということを明示している
213:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/21 22:29:27.97 CwQ/nYzVP
この作品の根底にある「魔術的要素」を認識できるか出来ないかで
とり得る批評スタンスにも違いが出てくるんだろうね
214:名前は誰も知らない
11/06/21 23:30:36.46 Wz4db6jb0
黒沢清って東京芸大の大学院まで出てるんだね いろいろ深みがありそうだね、彼の作品は
215:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/21 23:42:22.07 CwQ/nYzVP
立教の社会学じゃなかったっけ?
芸大って映画分野ではそれ程実績無いような気がする
216:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/21 23:45:10.10 CwQ/nYzVP
URLリンク(twitter.com)
吉高由里子のツイッター
こういう女の人って嫌いじゃなかったりする
217:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/21 23:48:52.87 CwQ/nYzVP
「闇の列車、光の旅」では少女はギャングを利用しなくとも十分逞しい存在なのですね
なぜなら彼女は「悪意なき悪魔」なのだから
218:名前は誰も知らない
11/06/22 04:32:57.62 G0dTjl2bO
>>212
作り手にそういった意図があったにせよ、少女が生き延びたのも
ギャングが死んだのも、俺には予定調和に思えたなあ。
たしかに偶発的な死に満ちた世界なんだけど、実際のところ
少女はまるで死にそうにない。ハリウッド的主人公そのもの。
むしろ悪魔は偶然にではなく人間の内面に描かれていなかったか。
信仰にかこつけて恐怖と暴力と忠誠心で団をまとめあげ
過失致死すら神と悪魔の関係のなかにねじ込み、しかもそれが
無垢な少年からさらに無垢な少年へと伝播していくという構造。
個人的には偶然を描いた映画ではなく人間の内面を巣食う悪魔
を描いたように感じられた。むろん感じ方はそれぞれだろうけど。
219:名前は誰も知らない
11/06/22 10:49:11.71 pEYxBtMb0
>>215
あ、立教の社会学か、、。そう思うとまた違った目で見てしまうなww
いま、東京芸大の教授なんだね
そこまで深みはないかww わからんけど。w
220:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/22 19:49:39.84 wBo3+F7XP
>>218
勿論あの映画の中で「人間の悪魔性」は確かに描かれているし
それは重要な主題ではあると思う
ただエヴァが「私の謎」と並行した形で「世界の謎」を描いたように
「人知」の外側にある「何か」に対して意識を向ける(向けさせる)ということも芸術のあり様として厳然と存在する訳です
221:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/22 19:54:06.43 wBo3+F7XP
あの映画におけるすべての問題を「人知」に集約させるということは
大場正明の「ホモソーシャルの呪縛から家族の絆へ」みたいなトンチンカンな話に繋がりかねない
222:名前は誰も知らない
11/06/22 21:30:59.43 4DS1XBqV0
分裂って、
車線が二車線になっていると、両方にまたがって走る名古屋走り
みたいな奴だな。
オマエをこれ以上分裂呼ばわりしたくないから、
向こうの映画スレには書き込まないでくれないか。
223:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/22 21:34:28.07 wBo3+F7XP
俺は草薙素子
「映画」があるところ、どこにでもいる
224:名前は誰も知らない
11/06/23 19:23:04.30 HjqHzE7G0
宮崎あおいは今でも十分にロリっぽさがあるけど、
昨夜「害虫」を観たら、リアルロリっぷりに思わず…
225:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/23 19:37:18.73 U4EBqA73P
宮崎あおいも最近CMとかでの演技が少し鼻につくようになってきた
226:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/23 19:38:19.02 U4EBqA73P
あのブルーハーツ(?)の曲がかかってるやつ
227:名前は誰も知らない
11/06/24 19:49:21.24 5AcmTTtK0
ここはCMスレじゃなく映画スレ。
228:名前は誰も知らない
11/06/25 00:42:49.12 jg7/N3l40
スレチの馬鹿は余所でやってろよ。
スレタイも読めないのかよ。
229:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/25 02:39:56.74 8IJ0zRCRP
ゼロ年代アメリカ映画ベストテン(てきとう)
1位「ノーカントリー」
2位「ミスト」
3位「ミスティックリバー」
4位「宇宙戦争」
5位「ゼアウィルビーブラッド」
6位「ゾディアック」
7位「パラノイドパーク」
8位「ダークナイト」
9位「インビジブル」
10位「ミュンヘン」
次点で「エレファント」「父親たちの星条旗」「A.I」あたりか
230:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/25 02:42:55.91 8IJ0zRCRP
「イントゥ・ザ・ワイルド」は確かに良い映画なんだが
「過去の家庭不和」をわざわざ回想シーンで映す必要があったのか
俺なら「妹に台詞として喋らせる」というような程度の演出にしただろう
231:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/25 02:44:15.10 8IJ0zRCRP
「インセプション」は「ダークナイト」よりは確実に面白い
「ゼロ年代」でないからランキングからは外したが
232:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/25 05:21:44.87 8IJ0zRCRP
「回路」
なんか「アンチクライスト」と似た感のある作品
「アンチクライスト」は妻の精神病の治療の「ために」森を訪れた男の身に降りかかる怪奇現象を描いた映画であった
治療の「ために」森という「存在」を「利用」する
ある「存在」に対して特定の「役割」を持たせ「手段」として「利用」することが
その「存在」に内在する名状しがたき「カオス」によって揺らがされる
「回路」では女性と「友達」という「関係性」を築こうとする青年に降りかかる怪奇現象が描かれる
青年は語り合うことが出来、触れ合うことのできる者を「人間」「友達」として「承認」するが
その周辺に存在する「幽霊の「存在」を承認しようとはしない
「今、ここ」に存在するはずの幽霊を認めようとしないのだ
「社会」において人間は何らかの「役割」を負わざるを得ない
「友達である」「恋人である」「働いている」「先輩である」「後輩である」「親である」「子である」
しかしその「役割」を負い、その役目を「演ずる」ことでしか人間はその「存在」を「承認」されないのか
さらに言えば「映画」というメディアにおいて登場人物達は何らかの「役割」を負わざるを得ない
「ヒーローである」「ヒロインである」「仲間である」「ライバルである」
しかしそのような「役柄」を持たない者達の「存在」は無かったのも同然なのか
233:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/25 05:36:53.47 8IJ0zRCRP
「回路」では「幽霊」となった人間達は黒い「染み」「影」となり
「身体」を失い「来歴」を失い触れることも、語り合うこともできなくなる
しかしそのことが彼らの「存在」を際立たせ、そしてこの世のすべての人間達が「幽霊」と化してゆく
この「幽霊」達は「アンチクライスト」のラストに登場する「顔を失った女達」と同じではないのか
「失われた存在」「持たざる存在」そしてそれを「受け入れる」こと
そのことによって今までに見ることの無かった「異世界」の存在が開示される
人間(社会)は「無意味」さにどこまで耐えられるか
「無意味さ」をどこまで承認出来るか
234:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/25 05:39:33.99 8IJ0zRCRP
黒沢清の「回路」、ラースフォントリアーの「アンチクライスト」
それから押井守の「イノセンス」
この3作をセットで観ると面白いかもね
235:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/25 05:53:05.95 8IJ0zRCRP
あと「紀子の食卓」も
236:名前は誰も知らない
11/06/25 08:05:01.87 QYs5KkAbO
ダイハード
ダイハード2
ダイハード4
プラダを着た悪魔
インデペンデンスデイ
237:名前は誰も知らない
11/06/25 10:13:36.44 ZyK49E3J0
列車に乗った男マジお勧め
238:名前は誰も知らない
11/06/25 16:37:06.88 FGR99H6U0
>>229
俺と趣味があいそうだ
90年代以前のベストテンも聞きたい
239:名前は誰も知らない
11/06/25 17:33:19.72 +yJnsNCM0
このスレいつから小難しい映画のスレになったの?
240:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/25 22:49:26.34 8IJ0zRCRP
>>938
90年代以前の映画って、それが90年代に作られたものなのか80年代なのか70年代なのか
いまいち判然としないところがある
自分自身の感覚としても「ゼロ年代を生きた」という感覚はあっても
「90年代を生きた」という感覚はあまりない
>>937
「映画的」と思われる要素を切り貼りして一本の作品を作る
そんなお手軽パッチワーク映画「列車に乗った男」
241:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/25 22:50:44.64 8IJ0zRCRP
>>237、>>238ね
242:名前は誰も知らない
11/06/26 00:06:42.59 LozV3Pj60
たまに名前を挙がる作品をそうあっさり切って捨ててくなよ
人間の暗部に焦点を当てたりしてなくて申し訳ないですがー
243:名前は誰も知らない
11/06/26 00:16:59.25 Kvq0kjBn0
「その街のこども」劇場版
もう一度言おう
「その街のこども」劇場版
244:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/26 00:17:12.97 WncCj9pmP
「人間の暗部」とかそういうことじゃなくて
「列車に乗った男」って、「映画にありがちなこと」のみで作品が構成されてるじゃん
「作り手の個性」とか「今だからこそ描かねばならないこと」みたいなものが全く無い
だから面白くも無い
245:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/26 00:18:46.24 WncCj9pmP
「小説家を見つけたら」に近い白々しさがある
今日観た「ドラッグストアカウボーイ」は面白かった
246:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/26 00:22:52.78 WncCj9pmP
俺も映画作ろうかな
題は「列車に乗った小説家の憂鬱」
247:名前は誰も知らない
11/06/26 00:28:21.63 LozV3Pj60
それが何かいかんのか?常に山ほど映画見て傾向とかを
把握してる人ばっかじゃないんだよ。それならコッチを見ると
より面白いとか言うならまだいいけどさ
248:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/26 00:49:10.09 WncCj9pmP
>>247
じゃあ「第59回ヴェネツィア映画祭」繋がりで「ブラッドワーク」なんてどうでしょう
249:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/26 00:50:17.79 WncCj9pmP
「ブラッドワーク」は途中でオチが分っちゃった
250:名前は誰も知らない
11/06/26 07:17:35.61 7mq8hqcG0
例え二番煎じだったりメッセージ性がなかったりしても、まずは2時間弱の間、観にきた人を飽きさせない作品作りをする方が大事だと思うけどな。
他人に薦める時はそっちを重視するようにしてる。
ま、難しい考察とかしてないだけだが。
251:名前は誰も知らない
11/06/26 09:08:31.47 MLlsyFu+0
>>224-228
252:名前は誰も知らない
11/06/26 10:02:42.62 rWH7pDWQO
映画ってさ、たいした映画じゃなくても
その時の俺になんか言ってくるんだよね
俺のつまんない所は映画の話だと解ってる事なんだ
253:名前は誰も知らない
11/06/26 16:27:45.45 c+MtvZbzO
ロバートレッドフォードが刑務所の所長になり、囚人達の人権擁護の為に闘うが挫折し裏切られ寂しく刑務所を去ろうとした時・・・
泣けた映画だったけどタイトル忘れた。地味な作品だからソフトも出てないだろな。
254:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/26 19:44:41.62 WncCj9pmP
>>253
ブルベイカー?
255:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/26 19:46:41.51 WncCj9pmP
>>250
「メッセージ性の無い映画」なんてのはこの世に存在しないよ
それは単なる映像のランダムな羅列に過ぎない
256:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/26 19:49:26.78 WncCj9pmP
「映画」という「メディア」は「メッセージ」や「物語」であることから逃れられはしない
作り手はそのことに常に意識的でなければならない
257:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/26 19:55:49.00 WncCj9pmP
「幽霊」ってのは
本来なら実体があるはずの「人間」にその「実体」が無いというところ恐ろしい訳だけれども
「回路」においては、本来なら実体が無いはずの「幽霊」(と呼ばれるもの)に、実は実体があったというところで我々の「自明性」を揺るがす訳です
それは「イノセンス」において「心」を持たないとされた存在が
(人間の定義する「心」とは異質なものなのかもしれないが)実は「何か」を秘めていたということと似ていますね
258:名前は誰も知らない
11/06/26 20:16:04.89 MLlsyFu+0
>224 :名前は誰も知らない:2011/06/23(木) 19:23:04.30 ID:HjqHzE7G0
>宮崎あおいは今でも十分にロリっぽさがあるけど、
>昨夜「害虫」を観たら、リアルロリっぷりに思わず…
>
>
>225 :黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 19:37:18.73 ID:U4EBqA73P
>宮崎あおいも最近CMとかでの演技が少し鼻につくようになってきた
>
>
>226 :黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw :2011/06/23(木) 19:38:19.02 ID:U4EBqA73P
>あのブルーハーツ(?)の曲がかかってるやつ
>
>
>227 :名前は誰も知らない:2011/06/24(金) 19:49:21.24 ID:5AcmTTtK0
>ここはCMスレじゃなく映画スレ。
>
>
>228 :名前は誰も知らない:2011/06/25(土) 00:42:49.12 ID:jg7/N3l40
>スレチの馬鹿は余所でやってろよ。
>スレタイも読めないのかよ。
259:名前は誰も知らない
11/06/26 20:18:20.41 N0H3OxKK0
↑さっきからこいつ何がしたいんだ?
260:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/26 20:57:19.27 WncCj9pmP
鬼の首を取ってやった
というわけ
261:名前は誰も知らない
11/06/26 21:33:24.96 ElDvlexDO
軽い映画だしタイトルが鬼ダサだが、「ミニミニ大作戦」はめちゃめちゃ面白かった。
miniに乗りたくなるよ。
孤男ならファミリーカー買う必要もないしな。
262:名前は誰も知らない
11/06/26 21:41:24.95 rWH7pDWQO
>>258
こいつは幽霊の話が怖いトリックスター的な奴
の霊
しかし「キャスパー」なんだが
子供によってはちょっとヒくんじゃないか?
俺は最初はびびって最終的には親しみを感じて感動したが
「アダムス・ファミリー」のハンドみたいなのもいいよな?
263:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/26 21:51:35.08 WncCj9pmP
イーストウッドがチョイ役で出てるんだっけ
264:名前は誰も知らない
11/06/26 22:20:24.99 MLlsyFu+0
自演乙分裂
265:名前は誰も知らない
11/06/26 22:36:36.26 pXbv2K3B0
ミニミニ大作戦は邦題のせいで雰囲気台無しな映画代表として語られるよな
266:名前は誰も知らない
11/06/27 00:35:06.03 o90HHkNZ0
エル・トポ
267:名前は誰も知らない
11/06/28 03:37:08.91 FnaUgR6L0
デビッド・フィンチャーとブラピが組んでる映画はどれもいいね
268:名前は誰も知らない
11/06/28 04:20:08.47 iqcHqNDhO
セブンとゲームくらいじゃないの?
269:名前は誰も知らない
11/06/29 19:26:03.60 FeDGz5qN0
昔のドーンオブザリビングデッド、いわゆる旧丼を観た。
スプリンターゾンビも超人ゾンビもいない、
でも数々のゾンビ映画に影響を与えた作品だったんだなぁ、
ということがしっかりと味わえた。
270:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/29 19:31:41.41 hiZ9Z08pP
「頭の良いゾンビ」ってのは正直萎える
「足の速いゾンビ」ってのはまあいいとしても
「走ることによって腐敗した肉に過剰な負荷が掛かり、肉がボトボトと崩れ、そげ落ちていく」
みたいな描写がないのはおかしい
271:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/29 19:34:07.00 hiZ9Z08pP
もっと言えば「回路」や「マタンゴ」等で描かれた
「みんながゾンビ化したが、自分はどうすべきか?」実存的問題が描かれないのはおかしい
272:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/29 19:37:27.40 hiZ9Z08pP
ドナルドキーンは「セカイ系」(とその派生文化)についてどう思ってるんだろう
273:名前は誰も知らない
11/06/29 19:57:59.01 lh3bwvMt0
インセプションはかなり良作だった。
ついでに第9地区っての借りたんだけど、あれはB級だった。 ただただグロいっていう。
274:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/29 20:09:57.43 hiZ9Z08pP
「第9地区」は「傑作」ではないが「駄作」でもない
本物の「凡作」
275:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/29 20:50:28.14 hiZ9Z08pP
「第9地区」とその監督の師匠格であるピータージャクソンの「キングコング」
前者は「特に褒めるところも無いが、貶すところも無い作品」
後者は「褒めるところも、貶すところもたくさんある作品」
276:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/06/30 00:05:26.28 ga567KfjP
「ゾンビが学習する」「ゾンビが走る」ってのは
ただ単に「ゾンビ」を「人間」という「概念」に近づけているだけに過ぎない
それを観る者達は「恐怖」どころか「安心感」すら覚えてしまうだろう
だからこそ「「走る」ことによって腐敗した肉に過剰な負荷が掛かり、肉がボトボトと「崩れ」、そげ「落ちて」いく」描写が必要なのだ
277:名前は誰も知らない
11/06/30 01:09:21.50 YdrXFY1T0
市民ケーン
どうでもいいかも知れないけど冒頭主人公がバラのツボミと言い残すシーン
部屋には主人公以外誰も居ないよね?
278:名前は誰も知らない
11/07/01 09:39:44.68 c6EHqXoR0
太陽がいっぱい
あの女優、かなりタイプ。ま、今はおばあちゃんだろうが。
279:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/01 18:48:15.31 vsKwHuImP
「インビジブル」と「ソナチネ」ってちょっと似通ったところがある
280:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/01 18:56:45.67 vsKwHuImP
「映画」が「物語」であることを辞めたとき、
それまでは「物語」を構成するための「要素」でしかなかった「事象」や「行為」それ自体が
太古の昔に忘れ去られた「音楽」を奏で始める
281:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/01 19:16:41.54 vsKwHuImP
「インビジブル」や「ソナチネ」は、この世の「物語」を放棄した者たちによる
「絶望的な(「物語」への)ゲリラ戦」を描いた作品と言えるだろう
ただこの2作品が決定的に相反するのはラストで、
「ソナチネ」では主人公は主体的な死を選択するが、「インビジブル」の主人公は「物語」によって物語的に殺されてしまう
282:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/01 20:00:58.26 vsKwHuImP
「ソナチネ」のラストは観賞者に「救い」や「癒し」の感覚を与えるが
「インビジブル」のラストは観賞者に「救い」も「癒し」も、さらには(所謂「文学」的な)「絶望」の感覚すらも与えない
そこにあるのは「あーあ」という「ガッカリ感」のみだ
283:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/01 20:07:32.03 vsKwHuImP
タルコフスキーの「ノスタルジア」では
ラストシーンで「世界を救済しようとした男」が自らの命が絶たれるその瞬間に
自らの内部にある「原風景的イメージ」の中に「救済」の幽かな光明を見出す訳だけれど
「ソナチネ」や「インビジブル」でも「死」へと突き進むその「過程」の中で様々な原初的な「事象」「行為」が展開される
284:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/01 20:17:53.33 vsKwHuImP
我々人間が想定する「救い」や「癒し」は
(それがどんな形を取ろうと)「世界」が突き付ける圧倒的な「死」「闇」という「現実」によって悉く蹂躙されてしまう
しかしその圧倒的な「死」や「闇」を前提とし、自らの存在の「意味」や「物語」を相対化することによって
我々は「背世界」が根源的に持つ「色彩」や「音楽」からの「メッセージ」を感受する
285:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/01 20:19:02.28 vsKwHuImP
「ソナチネ」は確かに素晴らしいが「自己完結感」がちょっと強すぎる
286:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/01 20:23:47.11 vsKwHuImP
「反物語」が一つの「物語」になってしまっている
それは「プログレッシブなロック」が「プログレッシブロック」になり
「パンクなロック」が「パンクロック」になってしまったようなものだ
287:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/01 20:33:03.41 vsKwHuImP
「ソナチネ」は「タケシの乗った車が交通事故に遭って海に落ちる」みたいなラストにするかな
自分なら
288:名前は誰も知らない
11/07/03 17:03:15.68 /gogOoECO
ラースとその家族が見たいけどTSUTAYAに置いてないや…orz
DVD買うしかないのか…?
289:名前は誰も知らない
11/07/03 17:11:13.66 2TCA7POPP
ネットレンタルすればええやん
290:名前は誰も知らない
11/07/03 17:11:32.40 QJ7i2bok0
>>288
宅配レンタル
291:名前は誰も知らない
11/07/03 17:19:24.78 /gogOoECO
ネットレンタルもしてないっぽい(´・ω・`)
292:名前は誰も知らない
11/07/03 17:25:59.34 QJ7i2bok0
>>291
ツタヤディスカス
ケータイ払いも出来るぞ
293:名前は誰も知らない
11/07/03 17:49:54.91 /gogOoECO
あったあったw
タイトル間違えて検索してたw
>>289-290
>>292
ありがとう
294:名前は誰も知らない
11/07/04 03:18:01.94 D9E3Q7VWO
ゴーゴーエコだと?
295:名前は誰も知らない
11/07/04 12:56:37.30 mZUtTGJA0
この夏は父親がテーマの映画
「海洋天堂」
「biutiful」
「未来を生きる君たちへ」
がすごい見たい。
だがどれもミニシアター映画なので、上映館が少ない。
296:名前は誰も知らない
11/07/05 01:08:47.86 Z2QDdax00
クレイジーハート良かった。
レスラーと似てる。
297:名前は誰も知らない
11/07/08 23:52:25.74 Cpuwn3pL0
刑事コロンボ/別れのワイン。
先日、BSでやってたが。
台詞に散りばめられたウィットさ、
実際には存在しないワインを登場させて、
ワイン好きの視聴者に、それを見抜けるかを試している憎い演出。
いや~、映画ってホントいいもんですね。
298:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/16 20:30:20.13 aUD3M9RoP
819 :周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/16(土) 19:51:35.96 (p)ID:aUD3M9RoP(6)
「告白」
スタンリー・キューブリックが「シンメトリーな画面構図」や「セット撮影の多用」
「ロングショット・アップショット乃大胆な使い分け」等によって表現したのは、
「これはあくまでも「劇」である」ということであった
だがこれは「これは所詮「劇」だから気楽に観ればいいよ」という性質のものではない
舞台の上で大げさに演じられる「演劇」(コント)的要素を
暗闇の中で人間が限りなく裸に近い状態でスクリーンに接し、登場人物と観客自身を重ね合わせることによって成立する「映画」に持ち込むことによって
観客は自分自身の「生」、そしてそれを定義づける「社会」そのものが「演劇」(コント)に他ならないということを体感する
820 :周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/16(土) 20:02:21.22 (p)ID:aUD3M9RoP(6)
対して「告白」においては「客観」はほとんど存在しない
そこにあるのは「主観」「主観」「主観」「主観」「主観」…だ
ある「主観」からまたある「主観」へ、そしてまた別の「主観」へ
飛び移るその「映像」に接する観客は絶えず翻弄され続ける
であるが故に観客は「主観」に対して距離を取らざるを得なくなる
ある時、ある「主観」を「自らの物」として規定する観客は
それがジャンプをするたびに「なんてね」と思考を「巻き戻」さざるを得なくなる
そこには明快な「解答」も語られるべき「物語」も存在しない
821 :周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/16(土) 20:18:03.87 (p)ID:aUD3M9RoP(6)
この「主観」に満ち満ちた映画において
数少ない「非主観」的シーンと言えるのが「風景描写」であり「物描写」であろう
そしてそれを監督はご丁寧にも「スローモーション」という形で表現する
この「スローモーション」は映画評論家達からは「物語上なんの意味もない」と批判されてきた
しかし果たして本当にそうと言えるだろうか
ここで注目すべき(と個人的に思う)のは「スローモーション」という「映像技法」ではなく
「スローモーション」に映し出される「モノ」それ自体である
「ガラス」「滴」「ボール」「ノート」「花びら」等々…
それは我々が「日常生活」(物語に沿って言えば「学校生活」)において「自明」のものとして接する(「接している」という意識すらないかもしれない)「モノ」ばかりである
そしてそれらが「スローモーション」によって殊更「意味ありげ」に映し出されることによって
観客はこの「劇」やそこで描き出される「悪意」が「我々の日常」とリンクしているということを体感する
「これは所詮「劇」だから気楽に観ればいいよ」というものではないということを体感する
これは監督の(それ自体が通用しないことを前提とした)「善意」なのではないか
822 :周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/16(土) 20:22:13.78 (p)ID:aUD3M9RoP(6)
「観客」は常に「映画」という「映像メディア」の根源的に持つ「悪意(?)」に対して敏感でなければならない
「映画」という「映像メディア」を問い直し続けなければならない
それを怠る者がこの映画「告白」やキューブリック作品について言及することは許されないであろう
少なくとも自分はそう思う
823 :周辺人 ◆DxgwL./BZw :2011/07/16(土) 20:26:41.48 (p)ID:aUD3M9RoP(6)
「映画」という「映像メディア」を問い直し続けること
そこで語られ謳われ受容される「物語」を問い直し続けること
それは我々の「生」や「社会」を問い直し続けることに他ならない
299:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/17 23:21:27.34 Mj3lbybhP
「スカイ・クロラ」
世間ではあまり評価が芳しくないらしいが、自分はかなり好印象を持った
まず「「モノ」の質感」「色彩」「光陰」の描き方が素晴らしい
「イノセンス」のように輪郭を微妙に暈しつつも色調を統一せず(「イノセンス」におけるセピア色)
「パトレイバー1」のように「それそのものの色」をそのまま素直に表現している
新鮮さと懐かしさが同居する感じ
300:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/17 23:29:08.79 Mj3lbybhP
キャラデザも素晴らしい
つげ義春の描くキャラのように「空疎さ」「間抜けさ」を湛えつつも
肉食動物のような「鋭さ」を秘めている
301:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/17 23:40:30.26 Mj3lbybhP
近代社会、近代国家は
そこに生きる人間達を「市民」「国民」として「動員」する際
それについて「大きな物語」的な意味づけをする
例えばその「動員」目的が「戦争」である場合、
「国の歴史の為に」
「愛する人の為に」
などという意味づけをすることによって「供犠」(サクリファイス)を自己肯定し
またそれを「そこに生きる人間達」自身に内面化させる
302:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/17 23:57:01.63 Mj3lbybhP
イーストウッドはその「供犠」の構造を「硫黄島二部作」で徹底的に批判するんだけど
それでも「戦争に行かねばならない」という時に
彼は「今目の前に存在し、同じように戦場に送られた者を死なさない為に戦え」というある種限界的な選択肢を提示する
一方「スカイ・クロラ」では同じように「「供犠」の構造」への批判がなされるものの
そこにはもはや「生かすべき戦友」すらも存在しない
そこでは「同じように戦場に送られた者の為に」という目的論すらも否定される
そのうえで押井は「所為」「行為」の物語を展開する
303:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/18 00:10:20.31 hK45L1/YP
「スカイ・クロラ」の中で戦争に参加するのは「キルドレ」と呼ばれる「子供」達だ
しかしこの「子供」達は「社会」で通常想定される「子供像」とはかなり乖離がある
彼等は「酒を飲み」、「タバコを吸い」、「セックスをする」
このような行為は社会通念では「大人のもの」とされるがしかし彼等は「大人」ではない
それは彼らが「戦闘」という「所為」を内面化することはあっても、
社会や国家の提示する「戦争」という「目的」を内面化しないからだ
「歴史物語のために」「愛する者のために」という「目的」を内面化しないからだ
それは「国民」「市民」としての成熟を否定することである
304:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/18 00:18:32.09 hK45L1/YP
ライムスター宇多丸が自身のラジオ番組でこの作品を論じた際
「戦死した人間に「可哀想」と言って何が悪い」と言っていたが、それは的外れもいいとこだ
「人の死」「戦死」を「可哀想」の一言で定義してしまうということ
それは「悲劇の物語」を増強させることには繋がったとしても、「物語」による「「供犠」の構造」それ自体を揺るがす可能性は全く無い
宇多丸の行っていることは「特攻隊員は可哀想だが立派でもある」という(文字通り暴力的な)「暴論」と何も変わらない
305:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/18 02:52:24.32 hK45L1/YP
「スカイ・クロラ」はパトレイバーや攻殻にあったようなペダンティックな台詞回しが無い分
より「映像」に没入しやすくなっているとは思う
306:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/20 20:50:01.66 X1iDjqk3P
「バートン・フィンク」
日本で言えば「新青年」あたりに端を発するような「近代怪談」みたいな話
個人的にはこういう話は大好き
307:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/20 21:12:12.16 X1iDjqk3P
他人と会話する時に、
いつの間にか聞き手を無視して観念的、抽象的な一人語りをして浮いたり、引かれたりしてしまう
みたいな経験は自分にもよくある
308:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/20 21:16:31.63 X1iDjqk3P
一つの「テーマ」に向かって一直線に物語を進めるのではなく
雑多な概念が混在し、そこに観賞者がそれぞれに「何か」を見出していく
それが「バートン・フィンク」という映画なのだ
309:名前は誰も知らない
11/07/25 14:25:35.29 2ldQfETyO
コクリコ坂は良かった
こんな学生時代だったら楽しかったろうな
310:名前は誰も知らない
11/07/26 17:16:53.25 IZYi0F4M0
だれか GUMMOって映画知ってる?
俺あれ面白くもなんともないのになぜか何度も観てしまうんだよ
そういうのってあるよね
311:名前は誰も知らない
11/07/27 17:01:07.08 nPLypj8b0
トランスフォーマーの公開が楽しみ
312:名前は誰も知らない
11/07/27 18:17:09.26 dKyuIDCvO
俺もトランスフォーマー楽しみ
313:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/07/27 21:15:17.99 9Z8F0O/xP
トランスフォーマーは1はつまらなかったね
基本陳腐だし、演出もツボを押さえて無かった
314:名前は誰も知らない
11/07/28 21:06:24.05 PB+WjHRI0
逝ってよし
315:名前は誰も知らない
11/07/29 07:12:45.80 A2ddBRDQO
ジム・キャリーの「イエスマン」は良かった
前向きになれそうな気がした
316:名前は誰も知らない
11/07/29 07:20:53.43 MJ6qc5s2i
ガンツには
ガッカリだ
317:名前は誰も知らない
11/07/29 08:51:27.38 rnkEJqNX0
>>316
見る必要もないと思って見てない。
漫画を実写化ってあんまり意味ないような気がする。
漫画はやっぱり絵で物語が進むのが意味があると思うし
実写は、やっぱ実写でしか出来ない役割があると思うし、
漫画を元に実写化ってのは、好きになれないなあ。
318:名前は誰も知らない
11/07/30 08:39:26.82 yDu//Y3i0
「海洋天堂」が
今日から地元のミニシアターでも公開
評判良さそうなので楽しみ
319:名前は誰も知らない
11/08/02 00:27:15.47 MTtjpCSP0
周辺人いないか~?
320:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/02 00:38:51.60 MKBPaytLP
いる
これから深夜徘徊に行こうか映画観ようか迷ってる
トリュフォーの「華氏451」観たが現代の感覚からするといろんな面で古臭く感じる
321:名前は誰も知らない
11/08/02 01:52:13.80 MTtjpCSP0
↑周辺人 キ◯ガイです。気をつけて
322:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/02 02:04:55.05 MKBPaytLP
それを書き込む為だけに貼り付いてたの?
323:名前は誰も知らない
11/08/02 18:17:51.72 gry9aIur0
最近みんな何か見に行ったかい
324:名前は誰も知らない
11/08/02 22:28:07.98 NP9ep+vUO
やっぱりレオン観るとくるなぁ
325:名前は誰も知らない
11/08/03 01:07:01.73 Wp2ulZj10
バリーリンドン
いいね。この人間への突き放し方
326:名前は誰も知らない
11/08/03 22:02:35.57 NucCAIGO0
伊丹については「マルサの女」に関しては日本娯楽映画界における最高峰なんじゃねえかなと思ってて
蓮実好きの人たちが判を押したように伊丹はダメだ伊丹はダメだと言ってたから
もしかして俺の見方が間違ってるのかなと思ってたんだけど、さっき岡田トシオが絶賛してるの見てて少し安心した
逆に「マルサの女」をダメだと絶対的に言い切れる何かって何よ?
327:名前は誰も知らない
11/08/04 07:13:53.56 HkfLUiGH0
「冷たい熱帯魚」観賞
観た後圧倒的な虚無感に襲われた、あまりのつまらなさに。
ネットレビューの猫も杓子もの大評判に意気揚々としていたのだが
ふたを開けてみたら驚愕してしまった、本当につまらなすぎる。
構成、配役、演出はソツなくこなしている園子音は映画のスキームを
作るのはものすごい上手名人で、内容と相反して淡々とこなしている感はある。
「告白」もそうなのだが普段テレビでやっているような無難な内容から
いきなり残虐描写満載のあまりの理不尽でセンセーショナルな内容を見せつけられたら
それはそれなりにカルチャーショックは起こるだろう、そんなことは自明だ。
この映画における狂喜の大部分は、殺人鬼を演じるでんでんや吹越満、渡辺哲の演技力のなせるものだろう。
黒沢あすかは、でんでんの圧倒的な存在感に完璧にのまれてしまって
無駄に体を張った濡れ場シーンの妖艶さはAV女優かってぐらいエロイのに
でんでんと同じフレームに収まると微妙すぎて興ざめしすぎてしまう。
「愛のむきだし」の安藤サクラなみに本当に微妙。
吹越満の娘役も「紀子の食卓」の吉高ゆりこと比較すると天と地の差でブすだし
こういう要所要所でベテランとのギャップに興ざめしてしまう。
328:名前は誰も知らない
11/08/04 07:19:12.32 HkfLUiGH0
結局実際の事件をベースにする意味が本当にないぐらい、世界観が狭量なのである
はっきり言って内容は2時間サスペンスを戯画化して、これでもかというぐらいエログロ要素を付け加えただけの雑多な映画なのである。
観客はスキームは整ったジェットコースタームービーに飽きることなく観れるようものすごい凝っているから欲求だけは満たすことができる。
だが内容は思想もなくただただインパクトだけを与えるだけの虚無なのである。
この映画を観終わったあとものすごい疲労感だけ残り、まったく作品の余韻がないのである。
これは「愛のむきだし」を観た後もまったく同じ状態であった。まさに毒にも薬にもならない表層をなぞらっただけの映画なのである。
ただ「紀子の食卓」は本当にすばらしい作品であった、思想もあったし
混沌の本質のようなものをソリューションしていてちゃんと映画として成立してあった。
園さんの自作「恋の罪」は今やり玉にあがっている「東電OL」をモチーフにしたものらしいが
表層だけあげつらいソツなくこなすだけの園さんには桐野夏生「グロテスク」という化け物作品の足元にも及ばないだろね。
はっきり言って映画を観るのがいやになるぐらい品性下劣な映画だった。だがレビューの評判は無駄によいので自分がずれてるだけだろうな
329:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/05 05:34:06.37 B+ck121aP
「審判」
「イレイザーヘッド」とか「フォロウィング」なんかが好きなんで、
適当に白黒映画を漁っていて巡り合った
本当に恐ろしい
映画そのものが抜け出すことの出来ぬ迷宮のようだ
330:名前は誰も知らない
11/08/05 05:42:41.97 SD7dpNmR0
>>329
は?なに?
331:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/05 05:44:15.81 B+ck121aP
主人公の男は、「都市」の暴力から逃げ出すことが出来ない
男にとって「都市」とはあまりに自明な「環境」そのものであり、
それをメタ的に俯瞰することが出来ない
「逃げ出せない」とは「逃げ出さない」ことでもあるのだ
332:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/05 05:46:24.49 B+ck121aP
カフカの小説って読んだこと無いんだけど、
これを機に目を通してみようかね
333:名前は誰も知らない
11/08/05 05:49:43.67 SD7dpNmR0
>>331
ビルが倒れてきたりすんの?
334:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/05 05:52:37.65 B+ck121aP
「逃げ出せない/逃げ出さない」という問題構造は
今現在福島をはじめとして東日本全体で起きていることなのかも知れないね
335:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/05 05:55:07.05 B+ck121aP
>>333
そういうシーンは無いですね
336:名前は誰も知らない
11/08/05 06:03:39.65 SD7dpNmR0
>>335
じゃあ都市の暴力ってなに?
337:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/05 06:06:11.84 B+ck121aP
それは実際に作品を観てくれ
それに勝る理解はない
338:名前は誰も知らない
11/08/05 06:09:17.88 SD7dpNmR0
>>337
一日何本くらい映画みるの?
339:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/05 06:19:06.18 B+ck121aP
0~5,6本
今年は忙しくてあまり観てない
340:名前は誰も知らない
11/08/05 06:31:01.70 SD7dpNmR0
>>339
別スレにいた周辺人って人?
341:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/05 06:34:51.77 B+ck121aP
その質問には上の方で答えた筈だけど
あまり不毛なやり取りに付き合う気はないよ
342:名前は誰も知らない
11/08/05 06:48:53.08 SD7dpNmR0
>>341
最近はちゃんと働いてるの?
周辺人のせいで名無し専用のスレができたの知ってる?
343:名前は誰も知らない
11/08/05 06:49:30.84 SD7dpNmR0
↑名無し専用の映画スレね
344:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/05 07:08:00.16 B+ck121aP
今年は忙しくてバイトもあまりできてない
「せいで」じゃなく「おかげで」だろ?
俺個人に関する話はこのくらいしておこうね
345:名前は誰も知らない
11/08/05 07:16:47.94 SD7dpNmR0
最後の方なんかスゴかったよな?
一斉に「周辺人いらない」の流れになって
ここでは黒鳥館館主なんだw
ここでは叩かれないように気をつけろよ
孤男の大好きな映画と大嫌いな映画 パート3
スレリンク(alone板)
確かに。なんかそれっぽい言葉を使ってるだけで全然その映画に興味が湧かない。
単語を「」で囲んで何か意味深なこと言ってる風にしてるだけ。
いかにも他人を意識してない、自分だけの世界に籠ってる人間の文。
まぁ「俺の批評の素晴らしさが分からない奴は馬鹿」ぐらいのことは思ってるんだろうな。
じゃないと「嫌なら見るな!」とか、とてもじゃないけど恥ずかしくてフツー言えないわ
346:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/05 13:19:17.28 B+ck121aP
ご忠告ありがとう
キミも「キミ自身の適切な言葉」がはやく見つかるといいね
347:名前は誰も知らない
11/08/05 20:56:18.24 euQITR6b0
俺にオススメの映画ない?
348:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/05 22:48:21.86 B+ck121aP
>>347
あなたが手に取った映画がオススメの映画
349:名前は誰も知らない
11/08/05 23:00:12.55 SD7dpNmR0
うっわ!つまんねー返しきたww
350:名前は誰も知らない
11/08/07 20:40:51.91 d1jnPP8u0
ちょくちょく孤男映画スレで名の挙がる「タクシードライバー」みた
典型的なアスペ体質の主人公が全力で空回ってる序盤は見るのが辛かった
あと、ラストが少し気になった
仕出かしたことに対するその後の流れが何事も無さ過ぎる気がする
351:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/08 12:26:13.43 ZvwavVpCP
今日深夜日テレで「父親たちの星条旗」やるんですね
自分は観れませんが
352:名前は誰も知らない
11/08/08 13:46:14.59 R+sxvV260
観なくて良いから仕事しなさいね。
353:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/08 13:59:12.29 ZvwavVpCP
>>352
仕事中に2chみてるの
バレたら怒られるぞ
354:名前は誰も知らない
11/08/08 15:27:16.97 R+sxvV260
アンカーつけないでキモいから
355:名前は誰も知らない
11/08/08 16:19:52.25 gComCvgX0
固定いると糞スレになるなあ
356:名前は誰も知らない
11/08/08 18:18:11.07 R+sxvV260
このコテ他の映画スレでもオナニーレス連投で嫌がられてる。
357:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/08 19:05:21.84 ZvwavVpCP
>>355,356
すみません、スレ違いなんで
コテ叩きはこっちのスレスレリンク(alone板)l50でやってもらえますか?
ホラ、見てください↑の>>1さんの品性の欠片もない文章
あなた方にぴったりじゃありません?
358:名前は誰も知らない
11/08/08 19:41:00.47 AhOppZySO
マイフレンドフォーエバーが小学生の頃から好きだ
359:名前は誰も知らない
11/08/08 20:17:24.57 H+UqY+rUP
あれはいいよね鉄板だ
360:名前は誰も知らない
11/08/08 21:51:11.12 6n0TyZ3I0
上でパトレイバー劇場版の話が出てたの見たらⅡが見たくなったんで借りてきた
その前にマーシャルローを見てたから厳戒令二本立てと豪華な感じ
やっぱりⅡの全体を通しての緊迫感は良いね
製作された1993年は旧ソ崩壊から日も浅く湾岸戦争中でもあり、
戦争に対する危機感やキナ臭さといった物がリアルな気がする
361:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/08 21:59:59.46 ZvwavVpCP
「日本人は戦争を知らない」みたいな一見ごもっともなお説教を、通り一遍垂れてみました
みたいな感じがしてあまり好きになれなかった
学徒出陣の経験のある中井英夫は「戦争とは個々人が作り出した夢の産物だった」というようなことを言ってたけど
自分は中井の考え方にシンパシーを感じる
362:名前は誰も知らない
11/08/09 08:17:51.53 cryrQ4uq0
いいから働けよ
363:名前は誰も知らない
11/08/10 17:20:34.38 pb0Noe9tP
17歳の田舎娘さえ、敗戦だと思ってたようだし、個々人だと思う
364:名前は誰も知らない
11/08/10 17:22:58.05 pb0Noe9tP
俺の婆さんの話ね
映画は関係ないけど
365:名前は誰も知らない
11/08/11 20:20:22.59 eiHxPbr40
トランスフォーマー見てきた
金払った価値はあったよ
366:名前は誰も知らない
11/08/12 20:22:46.88 4puwKxFgO
ショウブラザーズのカンフー映画 昔のカンフー映画だけど凄い。現代はドニーイェンのアクション映画が面白いです。
367:名前は誰も知らない
11/08/12 21:28:44.93 FrtOn99J0
グラントリノでイーストウッドが監督やってるって知った。
いい映画だった。
機会があれば他のもみたい
368:名前は誰も知らない
11/08/12 21:31:45.83 qdoIUBCh0
いま日テレでやってるな
369:名前は誰も知らない
11/08/13 01:54:12.90 yaF2nwEq0
今日ツリーオブライフ見てきた。全く理解できなくて吹いたw
370:名前は誰も知らない
11/08/13 01:54:46.26 yaF2nwEq0
好きな映画は300だな。あのりんご丸かじりがたまらない。
371:名前は誰も知らない
11/08/13 23:51:24.54 +7+VzbCN0
許されざる者見た
イーストウッドかっこよすぎ
372:名前は誰も知らない
11/08/14 01:25:28.15 j8JS0w1F0
ヒマだから明日何か借りてこようかな
何がおススメ?
373:名前は誰も知らない
11/08/14 02:21:38.59 CJisGcNz0
どういうのが好きなのか書いてくれないと勧めようがない
374:名前は誰も知らない
11/08/14 02:24:53.42 kLVxFaebO
善き人のためのソナタはおもしろい
375:名前は誰も知らない
11/08/14 06:00:48.23 JVfdY0wHO
パピヨン
376:名前は誰も知らない
11/08/14 07:06:03.00 jzsgMgKM0
>>372
攻殻機動隊
377:名前は誰も知らない
11/08/14 14:07:49.53 RbZgamlEO
グッドフェローズ
378:名前は誰も知らない
11/08/14 19:56:44.01 j8JS0w1F0
>>373
深夜に酒飲みながら楽しめるハリウッド映画
379:名前は誰も知らない
11/08/15 17:13:55.59 5WY30bPD0
ハムナプトラでも見とけよ
380:名前は誰も知らない
11/08/15 21:18:41.23 kV4LrKrr0
>>378
マイレージマイライフ
381:名前は誰も知らない
11/08/16 00:09:45.43 6RbPAzUW0
いやもう見たこと無いやつは「砂の器」だけは見とけよ
382:名前は誰も知らない
11/08/16 09:48:00.20 tSt80lgz0
スティーブマーティンの「ロンリーガイ」を見た。
タイトルそのまんまの孤男のための映画だった。
一人でレストランに行くシーンとか、身につまされるエピソードばっかり。
383:名前は誰も知らない
11/08/16 21:26:47.87 GAdUALXu0
失踪 監禁オヤジ
384:名前は誰も知らない
11/08/17 00:04:06.66 9nwxcHor0
素晴らしき哉、人生見るとなんか悲しくなる
テーマが完全に孤男否定
385:名前は誰も知らない
11/08/17 04:34:53.15 iqEeQBkMO
明日、君がいない
386:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/17 21:17:48.44 EpeZwhZfP
ビリーザキッド 21歳の生涯
387:名前は誰も知らない
11/08/17 21:42:53.44 DFQ9Pwfl0
不器用な男が主人公で、不器用さで苦労しながら成長していく、みたいなのがテーマな映画でオススメあります?
パーフェクト・ワールドみたいな。
388:名前は誰も知らない
11/08/17 21:46:45.25 d0HHrUcb0
バッファロー66
389:名前は誰も知らない
11/08/17 22:34:59.53 V1BgiK4V0
>>388
今書こうと思ってた
おれらに通じるものがある、主人公には
390:名前は誰も知らない
11/08/17 22:59:00.73 CcBIdTCTO
クールランニング
391:名前は誰も知らない
11/08/17 23:06:40.17 9rSB+vPti
>>386
働き口はみつかったか?www
392:名前は誰も知らない
11/08/17 23:20:51.70 d0HHrUcb0
>>391
またお前か
393:名前は誰も知らない
11/08/18 12:21:12.96 okwSnTv60
ザ・プレイヤー視た
ハリウッドへの皮肉がそんなに上手くないのもネタなのか
394:名前は誰も知らない
11/08/18 20:03:23.14 HiwfvmVxO
草原の輝き
395:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/18 21:42:35.07 Vh1lbWd9P
「日本春歌考」
久々に映画観て腹抱えて笑った
396:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/18 22:14:34.83 Vh1lbWd9P
「妄想」がそうであるように「歌」も現実を相対化させる
だからこそ人々は「妄想」や「歌」に現実には起こり得ぬであろう希望や欲望を託す
しかしながら実のところその「現実」ですら「妄想」のシミュレーション的産物に過ぎない
劇中における、右翼の「日の丸」対左翼の「黒い日の丸」
「軍歌」対「春歌」
496番の歌対男子学生によるレイプ妄想の告白
等は「妄想対妄想」の対決であり
そしてラストにおける
レイプ対「皇室朝鮮起源説」の対決は
「ハイパーリアル」という「現実」の誕生により前者の勝利に終わる
397:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/18 22:24:35.39 Vh1lbWd9P
最近の「フジテレビ対反韓流」の対決だって
まさに「幻想対幻想」の対決なんじゃないですかね
398:名前は誰も知らない
11/08/18 22:39:15.97 +9x5Vr4k0
名作 耳をすませば
名作 海が聞こえる
399:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/18 22:41:38.03 Vh1lbWd9P
2011年、電通(コンピュータ)の作り上げた韓流(マトリックス)という仮想現実は
フジテレビ(アーキテクチャ)によって「現実」と化してした
そんなある日、ネトウヨ(ネオ)はtwitterや2ch(トリニティ)の働きかけによって真の現実である「美しい国、ニッポン」(ザイオン)の存在に目覚めたネトウヨ(ネオ)は
「救世主」として「マスゴミ」に対して戦いを挑む決意をするのであった・・・
400:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/18 22:48:47.80 Vh1lbWd9P
「耳をすませば」が好きな人って
あの話を「おとぎ話」として好んでいるのか
それとも「あるある話」もしくは「ありえたかもしれない話」として好んでいるのか
401:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/18 22:52:16.17 Vh1lbWd9P
「耳をすませば」を見て自殺したくなる人にとっての「リアリティ」
402:名前は誰も知らない
11/08/18 23:00:53.56 rf6KYFP70
昔ぽっぽ屋みて自殺したくなったの思い出したわ。
別にぽっぽ屋の内容が悪いわけじゃないんだけど。
403:名前は誰も知らない
11/08/18 23:03:37.24 AHel9URL0
耳をすませばはどいつもこいつも退屈な優等生ばかりでげんなりする
しかも当人たちが「わたしってこんなにいい人」という空気を振りまいてるのがたまらない
404:名前は誰も知らない
11/08/18 23:14:08.17 LqcFf8GaO
日常ってアニメあるだろ?
あれ見てたら背後に何かが居た
405:名前は誰も知らない
11/08/19 03:13:35.15 K/oVkoQPi
館主は今日も働きもせずにくだらん妄想してたのか…
あんまり狂って連投してると周辺人の時みたいにスレから追い出されるよ
406:名前は誰も知らない
11/08/19 13:41:58.53 K/oVkoQPi
館主はなんでひとつの映画のことでも纏めないで何回にも分けて投稿するの?
なんか病気なんだっけ?
407:名前は誰も知らない
11/08/19 22:22:34.89 3zFiwD+G0
Gyao放映中の「明日、君がいない」のオチは身につまされた
408:名前は誰も知らない
11/08/21 07:30:14.93 Tim1tjHL0
攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL 面白すぎわロタ。
409:名前は誰も知らない
11/08/22 01:10:07.97 j78fIBYJ0
リメイク版ハエ男見た
トラウマになるなんてレベルじゃない
気持ち悪すぎる
410:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/22 01:31:24.62 fzWzhRNmP
続編は単なる勧善懲悪モノになってしまっているけれども
最初の方は絶望的なまでの「生命賛歌」になっているね
411:名前は誰も知らない
11/08/22 03:11:30.39 DO/oieRli
あ?
412:名前は誰も知らない
11/08/22 03:16:55.19 orMY1Pql0
宮台のパトレイバー批評
URLリンク(www.nicovide.jp)
413:名前は誰も知らない
11/08/22 05:26:39.20 orMY1Pql0
耳をすませばは素晴らしい作品だとおもうけどね。
宮崎駿ってニヒリズム的な思想の持ち主で
ラジカルな解釈で、人間なんて生き物は地球上から消えてなくなってもしょうがないと思ってると思う。
「風の谷のナウシカ」なんて、それが最も顕著に表れてると思うんだが
近年のホモソーシャルな成熟社会で、宮台さんが言ってるような「終わりなき日常」の一見平等のように見えるが、あきらかに格差が跋扈している
そんな社会への救いと希望を、そんなニヒリズムでアイロニカルに描いてるように思える。
本作品の雫は、中学3年で高校に進学せず単身、海外にバイオリン職人の武者修行に海外留学する聖司に
触発され、小説家になるため小説を書くという決意をするという話が本筋なわけだけれど
雫は中3にして圧倒的な意識の高さの聖司に触発され、高校受験間近に苦心惨憺として高校に行くのを辞め小説を書こうかと追い込められ
無我夢中で書いた小説だか完成した作品は納得いく出来ではなく、挫折というものを知り高校に行く決意をしてそのうえで小説を現実的に書き続けようと決意をしたわけである。
この作品は少女の夢と挫折を書いた作品である、この作品をファンタジーの夢物語ととらえる言説があるが
雫は聖司と自分との乖離を理解し「ただ書きたいだけではダメだ」と理想と現実を受け入れるわけである
ただ単に単純な青春恋愛ジュブナイル映画というわけではなく、少女の理想と現実の挫折を通してのアィデンティクライシスというプリミティブな人間のイニシーエションがちゃんと描写されてるわけである。
414:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/22 05:46:33.38 fzWzhRNmP
そういうありがちな「理想と挫折」みたいな展開も含めて「ファンタジー」だと言ってるわけ
それに「ホモソーシャル」ってのはそういう意味で使う言葉じゃないよ
宮崎駿って「ポニョ」のボートシーンなんかが特に(わかりやすく)顕著なんだけど
「人間の生き方」を型に嵌めようとする志向が強い作家だと思う
415:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/22 05:50:07.36 fzWzhRNmP
「地球から人間なんて消えてしまえばいい」ってのは俺もよく考える(正確には「よく考えていた」)ことではあるんだけど
所詮人間が滅んだところで本質的には何も変わりはしない
発生と消滅が繰り返されるだけ
黒沢清の「カリスマ」はそういうことをしっかり描いていたけど
416:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/22 05:56:23.27 fzWzhRNmP
ただ古生物好きとしては
「ポニョ」で描き出された「デボン紀」の光景それ自体には興奮を覚えたんだけど
417:名前は誰も知らない
11/08/22 05:59:19.31 orMY1Pql0
現代日本は成熟社会に見えるが
黒沢清の「トウキョウソナタ」みたいに不文律や性善説みたいな家父長制度の否定で描写した、ある種の混乱というか
本当にそれが本質なのかっていう、懐疑的なもの偶像崇拝でただの虚無なのではないのかというソリューションであったり
「アカルイミライ」のラストのように混乱を自戒してその耐性を付けるにはどうすればよいのかという可能性であったり
過去の固定概念ではなく、本質を見るというパラダイムシフトの意義に近いものを描いたのが「耳をすませば」ではないかと思う。
先日宮崎駿のドキュメンタリーを見たのだが、御大は相当独善的な価値観があり、たとえ息子でも自分が気に食わなかったら一刀両断する
偏屈なお爺さんだったわけなのだ。
そんな頑固おやじな駿が意図的にノスタルジックに王道の青春恋愛映画に落とし込んで、主張したかったことは
夢があって、そこで挫折して自分を知り成長していくそんな人間のプリミティブな普遍的な行為の延長線上に、自分の可能性未来があるという
物凄く当たり前な事なんだけど「それが真理に近い本質的だということを理解してる?それさえ理解してなく実行してこなかった奴に未来や希望なんてないよ
当たり前なんだろ?分かってんだろう」というかなり独善的で傍若無人な内容をジブリというオブラートで包んだ作品だと思うよ。
418:名前は誰も知らない
11/08/22 06:00:26.93 orMY1Pql0
ホモそーシャールは知ったかで使ってしまった正直後悔してる。
すまんこ
419:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/22 06:26:49.37 fzWzhRNmP
人間は「生存」のために社会の「型にはまる」必要に迫られる訳だけれども
何かしらの「世界」からの啓示を受けること(アレゴリカルな「邂逅」)によってそういう「社会」を相対化し、再帰性を志向するというのが黒沢清の映画なんじゃないかな
その「啓示」というものは劇中では「×マーク」「開かずの間」「木」「クラゲ」「埋立地」と色々な形で表現される
黒沢映画では「社会の型にはまること」が「(道徳的)善」として描かれる訳でもなく
「世界への解放」が描かれる訳でもない(そもそも「世界」は人を「解放」はしない)
ただそこには絶えざる「緊張関係」や「不安定さ」が存在する
その「緊張関係」や「不安定さ」に身をさらし、思考し続けること
それこそ黒沢映画における「生の躍動」なんだよね
420:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/22 06:43:27.66 fzWzhRNmP
耳すまに関して言えば
「小説」「バイオリン」「高校進学」みたいな要素が
「よい物語」のために招聘された要素のようにしか見えないんだよ
本気で「小説家になろう」と考えるのであれば小説を書くことが純粋な自己実現足り得ぬであろうということなんて誰でも気がつくであろうし
友人が「バリオリン職人になるために」高校進学を断念するということと」(これ自体胡散臭いけど)、
自分が「小説家になるために」どういう選択肢を取り得るかっていうのが全く別問題ということくらい考えるであろう
各要素が「ウェルメイド」ではあるけれどもそれ以上の「表現」としての鮮烈さ、面白みはなにもない
「小説」「バイオリン」みたいな記号に酔ってるだけ
「勝手にやってろ」と言いたくなる
421:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/22 06:47:32.84 fzWzhRNmP
で結局「高校進学」をするわけなんだが
その過程、細部の描写にしたって「カラフル」のそれに大分目劣りすると言わざるを得ない
422:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/22 06:53:48.67 fzWzhRNmP
「社会に適応すること」「世界に開かれること」「自己実現すること」は決して綺麗に調和することはできない訳で
そのうえで三つすくみの緊張関係を生き、思考しようとする姿勢を描くのが黒沢清であり、「カラフル」なんだけれども
「耳すま」にはそういう肉薄する緊張感が無いんだよ
423:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/22 07:01:31.48 fzWzhRNmP
ベタベタな「夢見る少女のお花畑」映画
そんな人間パヤオの頭の中にしかいねえよ
424:名前は誰も知らない
11/08/22 10:53:33.33 MRW+WiyO0
ハヤヲとゴローのドキュメンタリーは面白かったな
あのハヤヲの狼狽ぶり
425:名前は誰も知らない
11/08/22 14:44:40.03 DO/oieRli
はい、館主は書き過ぎだからしばらくやすんでね。
また周辺人の時みたいにみんなからフルボッコにされて涙目で退散しなきゃいけなくなるよw
426:名前は誰も知らない
11/08/24 01:54:07.94 Vugve9RW0
コテが嫌なら俺みたいにNG処理しとけ
427:名前は誰も知らない
11/08/24 19:49:21.15 hb48AZYlO
耳すまか、指すまってのもあったよな
…唯一素朴な謎としては小さい奇形の鳥の死骸のようなもののあれ
あいつだと思うんだがこれについてはみんなどう思ってるんだ?
428:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/24 21:06:47.32 w+kcE+zCP
そんなのあったっけ?
最後に観たのもう数年前だからそこまで覚えて無いや
こんど観直します
429:名前は誰も知らない
11/08/24 23:19:22.18 cjeIs8yJ0
>>427
あれこそ雫の葛藤のメタファー
我武者羅に小説を書いても書いても暗中模索で手探りで
やっと手に入れたと思ったものが虚構
つまり理想と現実、自分の実力のなさを自身のなさを表したシーン。
430:名前は誰も知らない
11/08/24 23:42:25.02 57vHScUjO
宮崎駿って、全然ニヒリズムじゃないぞ
431:名前は誰も知らない
11/08/24 23:59:12.62 cjeIs8yJ0
>>430
どうしてそう思うの?
432:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/25 00:20:07.41 n6Fqb/yJP
安保世代的思想にミリオタ趣味とロリ性向を混ぜて上手いことポップカルチャーに仕上げたのが宮崎駿
433:黒鳥館館主 ◆DxgwL./BZw
11/08/25 00:24:38.85 n6Fqb/yJP
「上手いこと仕上げた」というのをある種の「ニヒリズム」と捉えることは出来ると思う
434:名前は誰も知らない
11/08/25 01:15:45.07 TQML9QmZi
キモい!連投しないで!仕事して!
435:名前は誰も知らない
11/08/25 15:11:56.28 hnALXARu0
現実なんて個々人の思いこみにすぎない
という認識を持ちつつも、自分の感覚に近い思いこみしか評価できない心の狭さ
人を楽しませるために何かをやったことある人間なら、おとぎ話的な感覚を理解できるんだろうけど
濃縮タイプの弧男にはピンとこないんだろうなぁ